“天才ムエタイ少女”こと伊藤紗弥(尚武会)が、戦いの日々からしばし離れてのオフショットを公開した。
伊藤は2021年7月4日(日)神奈川・大さん橋ホールで開催された『BOM ~ The Battle Of MuayThai~BOM WAVE05- Get Over The COVID-19 -』のセミファイナルで、初のオープンフィンガーグローブ戦(ONE提供試合)に挑み、得意の左右ミドルキックで試合を支配。パンチとヒジも随所で使い、3Rは対戦相手MIREYのフックをもらう場面もあったが判定3-0(29-28×3)で勝利を収めた。
(写真)浴衣を着て浅草を散策する伊藤(伊藤紗弥のInstagramより) 試合後には「ただ試合内容は反省点ばかりでした。これではONEの選手には100%勝てないと思いました」と自身へのダメ出しも行った伊藤。幼少期からムエタイを始め、高校生となった2014年4月に日本でのプロデビュー戦を飾ってプロキャリアは7年だが、まだ22歳だ。
(写真)全身ショット。リングを離れれば普通の女子だ(伊藤紗弥のInstagramより) その伊藤が自身のInstagramにて艶やかな浴衣姿を披露した。伊藤は浅草で撮影した浴衣姿とともに「仕事と練習ばかりだった日常から少し解放されて息抜きに」と、勝利した自分へのご褒美として束の間のオフを浅草で楽しんだと報告。「また今週から頑張ります」と、今週から練習も再開すると綴った。 次回の試合はまだ未定だが、これまで女人禁制だったムエタイの殿堂ルンピニースタジアムが女子の試合を解禁、男子同様各階級の女子タイトルも制定することが発表された。現在は新柄コロナウイルスの影響によりロックダウン中のため興行が延期となっているが、すでに2試合のルンピニー女子王座とWBCムエタイ世界女子王座のダブルタイトル戦が決定している。伊藤も元WBCムエタイ世界女子ミニマム級王者(現在は返上)であり、現在ミニフライ級10位にランキングされていることから、日本人初のルンピニー女子王座を狙える位置にいる。