2021年9月4日(土)新宿FACEで開催される「skyticket Presents DEEP JEWELS 34」のカードが発表された。
▼DEEP JEWELSアトム級 5分2R古瀬美月(K-PLACE)にっせー(フリー)
結婚・出産のため欠場していた古瀬美月(20歳)が、1年1カ月ぶりに復帰。沖縄のにっせー(25歳)と対戦する。
古瀬の前戦は、2020年8月「RIZIN.22」。浅倉カンナに1R1分35秒、パウンドによるTKO負けで休養を宣言。その後、2021年6月に第一子の女児出産をSNSで報告していた。
YouTubeでは、同じ格闘家である夫の関原翔(K-PLACE)が「朝倉未来1年チャレンジ」のヒロヤに判定勝ちした試合をリポート。「おむつ変えやミルクあげ」も分担しているといい、愛娘の誕生に古瀬は「やりたいことをやらせたい。格闘家にしたいという気持ちもあります」と喜びを語っていた。
出産報告で、「母親としても頑張りながらまたリングに上がれるように。産後1カ月くらいは安静にしていないといけないので、まだ練習するまでには時間がかかるかもしれないですけど、ほんとうに頑張っていきたいので見守っていただけたら嬉しいです」と、語っていた古瀬だが、安静期間を経て夫婦で子育てをし、6月末にはサンドバッグに右ハイキックを打ち込む動画もアップしている。
所属ジムもY&K MMA ACADEMYからK-PLACEに移籍。出産から3カ月での復帰戦決定に古瀬は、「多少期間は空きましたが、あんま気にしてないです。大丈夫です。応援よろしくお願いします」とツイートしている。
対するにっせー(フリー) も再起戦。2019年9月に山崎桃子に腕十字による一本勝ちでプロ初白星を飾ると、同年12月にプロ3戦目にして女王しなしさとこをパウンドでTKOに仕留めるなど一躍注目を浴びたが、現在は強豪相手に3連敗中。
2020年9月に大島沙緒里に一本負け、2021年3月のアトム級(-47.6kg)GP1回戦では優勝候補のパク・シウに判定負け。6月の前戦、アトム級GP準決勝では、欠場した村上彩に代わって敗者復活で青野ひかると対戦。1R、腕十字で敗れている。
にっせーは青野戦後、「トーナメント出場して、初めてアトム級で戦って沢山勉強になりました。こんなに成長させてくれたDEEPJEWLSアトム級GPに感謝です。にっせーはまだまだ強くなれる。ここ半年くらいでとっても成長したと思う。もう一度見つめ直して強くなる。絶対全員ぶっ飛ばしてやる」と復活を誓っていた。
高校時代に学んだレスリングをベースに、しなしを破った右前蹴り&右フック、粘り強いケージレスリングが持ち味のにっせーは2勝4敗と戦績は黒星先行だが、対戦相手は強豪ばかり。その経験をいかに成長に繋げられるか。
古瀬は16歳でプロデビューし、7勝7敗のプロ戦績に加え、『格闘代理戦争』でも活躍するなどキャリアでは上回るものの、上位陣にはあっさり敗れるムラがある。長い手足を活かした打撃と寝技をいかにMMAで融合させるか。
同大会のチケットはチケットは7月17日(土)から発売となる。