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【RISE】1日5合を食べる“白米様女子”小林愛理奈4オンスグローブ導入を歓迎「素手に近づけば近づくほど自分がやりやすくなる」

2021/07/12 02:07
 2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』にて、アトム級(-46kg) 3分3R延長1Rで同級3位・百花(魁塾)と対戦する同級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)が公開練習を行った。  小林は強烈なパンチを武器に持つ20歳。フルコンタクト空手出身で、正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。昨年10月に宮崎小雪にプロ初黒星を付けられるも、今年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では宮崎小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。  公開練習ではパンチだけのマススパーリングを行い、右ストレートや右アッパーでインを攻める動きを披露。最後にはパートナーの坂田実優に左ボディを強めに打ち、さらにローキックからの左ボディで坂田を悶絶させて笑顔で公開練習を終えた。 ジムの近くに引っ越して過去一追い込んでいます ――今日ボクシングスパーを披露したのは何か理由があったんですか? 「いや、特にないです」 ――小林選手と言えば前回4月の平岡琴戦で打ち勝ったというのがすごく印象的なんですが、自分でも平岡琴戦が転機となるような一戦になったと思いますか? 「そうですね。倒せてはないですけど、やっぱりずっと上やった存在の人にああいう形で勝てたっていうのは成長できた試合やったなと思います」 ――どんな調整・練習をしたからこそ平岡琴超えを出来たと思いますか? 「いつも後半自分弱いんですけど、(ジムの代表の原口)健飛くんにミットでビシバシ追い込まれて、それがあったから後半粘れたっていうのはありますね」 ――今回もかなり追い込まれているんですか? 「今回はジムの近くに引っ越して、毎日ジムに通って今まで以上に練習して過去一追い込んでます」 ――自分を追い込むためにジムの近くに引っ越したんですか? 「そうですね、『格闘技の一日』にしたいみたいのがずっとあって、今それが出来てるんでだいぶ追い込めてると思います」 ――自宅から通ってるときより2倍も3倍も一日が格闘技三昧って感じなんですか? 「遠くて週2とか週3とかしか行けてなかったんで。今は毎日行けてるんで格闘技三昧ですね」 ――じゃあ体型とかも変わってきたんじゃないですか? 「いや、お腹は出てますね(笑)。でも、坂田には絞れてきたって言われました。多分ちょっとはマシです」 ――先ほど、前までは週2~3回しか練習できてなかったと言ってましたが、それ以外の時間はどういう練習をしてたんですか? 「練習というかバイトもしないといけなかったんで、バイトで終わる日もあったし、家でパパがジムを作ってくれてるんでそこで一人でサンドバック打ちに行ったりとかで、スパーとかマスとかの練習はできてないですね」 ――ご自宅にジムがあったんですか? 「普通にジムですね、サンドバッグや器具とかも結構あって」 ――今はフルタイムファイターなんですか? 「バイトはしてます。今はバイトを休んでフィジカルとかも行きだしたんで、前とは全然違うと思います」 ――今回は小林選手がランキング1位ということで3位の百花選手を迎え討つというシチュエーションになりましたが、いかがですか? 「ランキングでは1位ですけど、全然下やと思ってるんで。百花選手とは関西同士ということもあって、出稽古も行かせてもらってて仲も良いんで。いつもは相手に敵意を持って『やったんで』って思って試合するんですけど、今回はどんだけ自分が成長したかを百花選手自身にぶつけて、わからせたいです」 ――百花選手はベテランで関西キックを引っ張ってきた選手だと思うんですけど、小林選手にとってどういう存在ですか? 「やっぱり尊敬しますね。強いし、しっかり打ち合って盛り上げるし、いずれ対戦するやろうなって思ってて。思ってましたけど、正直びっくりしました。仲良くさせてもらってたんでびっくりしたんですけど、試合になったら全然切り替えられるんで、お互い。しっかりバチバチにしたいと思いますね。 ――以前は合同練習とかで顔を合わせてたと聞きましたが、やっぱり戦いづらい部分はありますか? 「闘いづらいとこはありますね。ボクシングとかも行かれてると思うんで、ディフェンスやったりジャブとかも上手かったりするんで、やりにくい部分はありますね」 ――じゃあもう鬼に徹して戦うって感じですか? 「でも一緒に練習してからだいぶ時間は経ってるんで。自分の弱点とかを向こうは見つけたかもしれないけど、そこからもう自分も成長してるんで、全然見つけられても問題はないですね」 ――逆に練習を通して百花選手の弱点を見つけたってのはないんですか? 「自分がそんな技術派じゃないんで、弱点見つけたとかはそんなないんですけど、普通に打ち勝てるかなって感じで。向こうも打ち合いが好きで、ずっと試合で打ち合いを求めてる選手じゃないですか。自分と一緒で。なので、打ち合いして打ち勝てると思います」 ボディで倒せる選手になりたい ――百花選手は大好きなお菓子を絶って試合に臨むと言ってたんですけど、小林選手は何か我慢して試合に臨むものはありますか? 「白米ですね。絶ってはないですけど、一日5合くらい食べてたんで、もう食べた過ぎて(笑)」 ――一日5合も食べてたんですか?今どれくらい食べてますか? 「いやー、もうほとんど食べてないですね。減量とかはみんなよりは少ないですけど、お腹をちょっと小川さん(RISEの広報)に馬鹿にされるんで(笑)。ちょっと絞らなと思って白米抑えてます」 ――じゃあ計量が終わったら白米をたらふく食べたいですか? 「そうですね、食べ過ぎず動ける程度にしとこうかなと思います(笑)」 ――減量明けの自分への一番のご褒美は白米になりますか? 「そうですね。白ご飯だけでおかず無しでいけます」 ――今回からグローブが4オンスになるとのことですが。 「前の「GIRLS POWER」の記者会見を見てたんですけど、伊藤さんが7月18日から4オンスを導入するみたいなことを言ってたんで、自分もそうなのかなと思って。4オンスは最高ですね。怖さとかはないですね、自分がやりやすくなったなって感じだけで。ずっとフルコンで素手でやってたんで、グローブやサポーターをつけるだけでも、デビュー戦とかはバンデージだけでも重く感じちゃってたんで。やっぱ素手に近づけば近づくほど自分がやりやすくなるんで、拳の感触というかそこがいいですね」 ――4オンスとなると自分の空手時代に培ってきたKO戦歴が活かせるって感じですか? 「4オンスだったらパンチのスピードがだいぶ変わってくると思うんで、ボディとかもそんなぶん回さんでも効くかなって思いますね」 ――キックに行ってからはボディの手応えは変わってしまいましたか? 「やっぱり全然違いますね。空手のときと感触違うし、打ち方も全然違うんで上手くボディ入らなかったり。自分が殴られるんも意識しながらボディ入れないといけないんで、全然うまくできないですね」 ――ずっと見せてきたボディをグローブを着けながらでも出していきたいなというのはある? 「そうですね、いつも顔にいっちゃうんですけど、ボディで倒せる選手になりたいなっていうのはあります」 ――ボクシングスパーは最後だけガチでしたけど、あれはイジメなんでしょうか?(笑)普段のクセですか? 「いや、クセというか、いつもはここでは公開できないくらい危ないスパーリングをしてるんで(笑)。いつも坂田とはバッチバチでスパーリングしてるんで、今回は坂田が面白いことしなあかんのかなとか言い出して、最後にちょっと面白いことしようかなと思って入れました(笑)。いつもはあんな笑ってないですね、喧嘩です。スパーリングが。健飛くんが引いてます(笑)」 ――原口選手が手が付けられなくなってきてると言ってましたが、自分ではどこが手が付けられないと思いますか? 「今自分ではどこが成長したとかは試合してみないと実感はないんですけど、健飛くんが結構いつも厳しめに言ってくれるんで、健飛くんがそう言ってくれてるということはちょっと成長してきてるのかなという感じで嬉しいですね」 ――最後にRISEファンの皆さんに一言 「押忍、FASCINATE FIGHT TEAMの小林愛理奈です。今回の試合はメンバーも凄くて、女子の試合は入れんでええやろって声もあるんですけど、一番暴れるんで見ててください。応援よろしくお願いします」
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