西日本の女子キックボクシング界をけん引する百花(左)が韓国からの刺客を迎え撃つ
女子だけのキックボクシング大会『ミネルヴァ』が6月9日(日)大阪・平野区民ホールで初開催されることが発表された。
『ミネルヴァ』はNJKFの女子部門の名称として誕生。2018年からはNJKF西日本や大阪のDEEP☆KICKだけではなく、イノベーション認定大会であるBORDER-KICK、NKB西日本、ホーストカップ(順不同)といった関西・中京のキックボクシング大会がミネルヴァを女子キックの総称として位置づけ、業界全体で盛り上げていく意向を示した。それが今回の大阪での単独開催につながった。
ミネルヴァは過去、各大会にスポット的に組み込まれて行われてきたが、単独開催としては今回が初で、実質の旗揚げ戦となる。記念すべき第1回の参加選手は、現ミネルヴァ王者の3選手が出場。
メインを飾るのはミネルヴァ・アトム級王者の百花(魁塾)。百花はRISE女子王座決定トーナメントの準決勝で紅絹に敗戦してからの復帰戦となる。対するは、韓国からの刺客KMK 女子フライ級王者のキム・ヒョソン。韓国で現役の看護師として働く“戦う看護師”として注目を集めているという。
ピン級王者MARI(左)は階級を上げてAyakaとアトム級第一戦
セミファイナルでは、ピン級王者のMARI(ナックルズGYM)が階級を上げて百花のベルトを狙いに行くためのアトム級転向第一戦。対するは、小柄ながらもキレのある攻撃が持ち味のAyaka(NJKF健心塾)だ、DEEP☆KICK 39でエミNFCに勝利して現在3連勝中と勢いに乗っている。
ライトフライ級王者・楓(左)に期待の新鋭・聖愛が挑む
ライトフライ級王者・楓(LEGEND GYM)は、百花と同門の“戦う女子高生”聖愛(せいな・魁塾)と対戦。楓は階級アップをして伊織の持つスーパーフライ級のベルトを狙うと宣言。対する聖愛はそのビジュアルも注目されているという美少女ファイターで、「楓さんはベルトを獲るための通過点」と話している。
女子選手だけの立ち技格闘技大会で定期的に開催されているのは、関東ではシュートボクシングの『Girls S-cup』のみ。女子キックボクシングは関西から盛り上がっていくのか。
<対戦カード>
▼メインイベント ミネルヴァ47.5kg契約 2分3R
百花(魁塾/ミネルヴァ アトム級王者)
キム・ヒョソン(JUNGWOO GYM/韓国)
▼セミファイナル ミネルヴァ アトム級 2分3R
MARI(ナックルズGYM/ミネルヴァ ピン級王者)
Ayaka(NJKF健心塾/ミネルヴァ アトム級5位)
▼ミネルヴァ スーパーフライ級 2分3R
楓(LEGEND GYM/ミネルヴァ ライトフライ級王者)
聖愛(魁塾/ミネルヴァ スーパーフライ級5位)