2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』にて、-62kg契約3分3R(両者RISEランキングに入っていないため延長戦は無し)で第3代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・大雅(チームドラゴン)と対戦する第6代DEEP☆KICK-60kg王者・中村寛(BK GYM)が7月1日(木)都内所属ジムにて公開練習を行った。
中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される23歳。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZIN で元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。戦績は8勝(8KO)2敗。昨年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、2020年7月の復帰戦でも判定負け。11月のRISEで魚井フルスイングを初回KOして復活の狼煙をあげたが、今年3月の試合前日計量で脱水症状を起こして緊急搬送。試合が中止となった。
公開練習ではシャドーのみの披露となったが、前回の計量失格を経験し減量も順調そうだ。
出来る限り強くなって俺を楽しませて下さい
――頬のこけ方を見る限り減量は順調ですね。
「減量は順調に落とせてて、今回水抜きがないくらいしっかり出来ている。前回やらかしてしまったので順調に出来てる感じですね」
――水も美味しいですか?
「美味しいですよ、マハロを飲ませてもらってて。浸透力が凄く結構体調も変わったりとか代謝もキープできた状態で落とせててメッチャ良いですね」
――ちなみに試合まで2週間きりましたが、体重はあと何kgぐらいですか?
「あと体重は5~6kgです。余分な水分を蓄えている状態で塩抜いて終わりです。あと一週間追い込めるのでもう少し絞ります」
――今は試合に集中して身なりとかは特に気にしていない?
「どうでもいいですね。頭も眉毛も鼻毛もどうでも良いです。練習のことしか考えてないんで。過去一番と言うか、今までより一皮むけた姿を見せますね」
――先日の会見の様子は改めて見ましたか? あわや乱闘というところもありましたが。
「1回だけ終わった後に見ました。(RISEスタッフの)小川さんが止めるの早いですね(笑) 。おかげで何も怪我せずに済みましたが」
――ブレイクのかけ方がうまかった?
「早かったですね、もう少し盛り上げたかったすが(笑)」
――大雅選手が「そんなに強い選手とやっていない、体重はちゃんと落とせ」と言っていましたが胸に刺さりましたか?
「計量オーバーは言われてもしょうがないです。やってしまった事なので何にも言わないです。強い相手とやってないっていうのは、強くない相手と組んでもらって勝ち試合を提供してもらってるのにRIZINで判定勝ちしている人間とは違うます。格の違いどうこう言うけど、こっちが格の違いを見せてやります。試合までは言っとけと感じです」
――今回は地元大阪での試合となりますがアドバンテージは?
「そんなに無いんかな。今までの60kgだったら最後の水抜きとかでありましたが、今回は水抜きがないので問題ないです。アドバンテージと言うのは無いですかね。家で自炊出来るからお金が減らないことぐらい(笑)」
――ちなみにどんな料理を?
「減量食は得意ですよ、それぐらいしかないから。肉を使って野菜千切ってというのが得意です」
――実際にリングに上がるのが8ヵ月ぶりになります。
「そんなに経ちますか。そんなにリングに立っていないんですね、ファンには申し訳ないの一言です。でも8カ月待たせた以上の価値はある試合は見せれますね」
――試合2週間切った時点で大雅選手のイメージは?
「イメージはしてないですね、顔を見たらイライラするし。向こうも対策をしていると周りから聞いてますが対策がなくても勝てるから。俺には対策練っても生物的に違うから通用せんへんからそれを当日見せますよ」
――獣vs人と言う事ですか?
「所詮、相手は人間なんで。ライオンとかだったらビビるかもしれないけど。9分間ラッシュして相手が立っているとは思えない」
――大雅選手がチームドラゴンに移籍しての第1戦というのは気にしてますか。
「違う意味で気にしてると言ったら気にしています。チームドラゴンに移籍して強くなって進化した所を見せると言っているから。今までの大雅だったら俺は価値がないと思ってるので、折角だったら進化した大雅を倒したいですね。あんまり価値のない大雅を倒しても意味がない。出来る限り仕上げて来いと言う感じですね」
――過去一番にコンディションが良いと言っていますが、特別なコンディショニングとかやっていますか?
「練習はめちゃくちゃしてますね。応援してくれる方のお陰で練習に集中できてるし、負けることが想像つかへん」
――こういうKOを見せたいとかありますか?
「余裕があればエンターテイメント性のあるKOを見せたいと思います。鮮やかなKOいうより残酷なKOを見せたいです。非日常的なヤバイなっていう試合を見せる、それが仕事かなと思ってます」
――大雅選手は個人的に合わないとかあるんでしょうか?
「人としては好きじゃないとかは関わってないから分からないです。プロ活動として見ていたら、なんか生ぬるい試合をしてるのにそれでエンターテイメントできているというのが気に食わない。あと2週間後に分かるので待ってくれたら」
――最後にファンにコメントお願いします。
「8カ月待たせたみたいですみませんでした。それ以上の価値を見せます。会場に見に来てくださる方は生の暴れっぷりを見てもらって、来れない人はABEMAで見てもらえたらありがたいんで。大雅にひとつだけ、小手先のテクニックだけだったら通用しないから出来る限り強くなって俺を楽しませて下さい」