復活へ向けて始動している朝倉未来。本人が言うように「どう変わる」のか(写真は以前の公開練習時のもの)
2021年6月13日『RIZIN.28』東京ドーム大会のメインイベントで、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)に敗れ一時は引退かと心配された朝倉未来(トライフォース赤坂)だが、ファンの声を受けて翌日には復活宣言。「朝倉未来は最強じゃないといけない」と、さらに強くなってリングに戻ってくると約束した。
21日にはさっそく自宅にトレーニングルームを作ったことを公開。一部屋を丸ごとトレーニング用とし、ランニングマシンや一台で9つの機能が使えるホームジムマルチラックを設置した。
そして29日にそのトレーニングルームでシャドーをしている動画を自身のSNSにアップ。軽快なフットワークからジャブ、ワンツーを放ち、「朝練とは別に毎日ウエイトと合間にシャドー。そして練習はグラップリングを多めに。どう変わる、朝倉未来」と投稿した。
(写真)自宅の一部屋を丸ごとトレーニングルームにした朝倉(朝倉未来の公式YouTubeチャンネルより)
ウエイトトレーニングをやったら、スピードが落ちないようにシャドーを倍行うとはよく格闘家から聞かれる方法。朝倉もウエイトを本格的に取り入れ、これまで以上にシャドーにも力を入れているのではないか。
加えて、グラップリングの練習を多めにやっているというのも大きな変化だ。テイクダウンディフェンスには以前から自信を持っていたが、試合で三角絞めを極められてしまった以上は寝技技術の向上は必須科目。朝倉が言うように、これまでと違うトレーニングを取り入れてどう変わっていくのか。復帰戦が気になるところだ。
榊原信行RIZIN CEOは9月19日にさいたまスーパーアリーナで次回大会を開催することを発表した際、「9月の大会へ向けて浜崎朱加選手の試合、ホベルト・サトシ・ソウザ選手の試合も組まれる可能性があると思いますし、クレベル・コイケ選手、斎藤裕選手の試合、朝倉未来選手が9月の試合へ向けて動き出せるのかどうかも含めたところで、明日から調整に入りたいと思います」と、朝倉の名前もあげている。
朝練とは別に毎日ウエイトと合間にシャドー
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) June 29, 2021
そして練習はグラップリングを多めに
どう変わる、朝倉未来 pic.twitter.com/SFxowxiWY5
また、朝倉は29日夜に「YouTube投稿は今後週3本くらいにします。無理に面白く無い動画を増やして再生数が下がるより、面白い僕ららしい動画で高い再生数を保ちたい。面白いYouTuberが増えたのでこれからは広告収入をメインとしていてはいけない時代ですね」と投稿。量より質を目指すことを宣言した。
YouTubeの更新回数が減る分、練習にあてる時間も増えるはずだ。「負けず嫌い」で、自身をマネージメントすることに長けた未来が、どんな新たな姿を作るか、注目だ。