スコット・コーカー代表に3度促され、間に強制的に入り、ようやく正面を向いた渡辺（C）Bellator
2021年6月25日（日本時間26日）、米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて「Bellator 261: Johnson vs. Moldavsky」が開催される。
コ・メインイベント（セミファイナル）では、日本の渡辺華奈（日本／10勝0敗1分／3位）が参戦。Bellator女子フライ級ランキング2位のリズ・カモーシェ（米国）と対戦する。
24日（日本時間25日）の計量では、両者ともに規定体重をパス。公式計量をクリアした後の公開計量では、壇上に上がり上半身のスウェットを脱いだ渡辺は、秤に乗る前に一礼。
125.25ポンド（56.81kg）のコールにガッツポーズで見事な上半身を披露。右手で左胸のハートを5回叩いた。最後にもう一度礼をして、対戦相手のリズ・カモーシェを待つ。
対するカモーシェは125.5ポンド（56.92kg）でパス。こちらもガッツポーズで隆起した上半身を誇示した。
フェイスオフでは、互いにファイトポーズのまま視線を逸らさず。渡辺もカモーシェも退かず、スコット・コーカー代表が正面を指さし「カメラの方を向いて」と3度促され、強制的に間に入ったことで、両者は視線を外した。
セコンドの上田貴央は、渡辺が「相手がずっとこっち見てるから、勝手に前を向いていいのか分からなかった」とツイート、渡辺も「バラされたw」としているが、コーカー代表は明らかに正面を指しており、負けず嫌いの渡辺の本心はどうか。
23日（日本時間24日）の共同インタビューでは、カモーシェが渡辺戦を前に、かつてUFC史上初となる女子の試合を戦った相手ロンダ・ラウジーの陣営にいた柔道コーチのジャスティン・フローレスの指導を受けていることを語り、渡辺は「私とロンダはスタイルが違う」と発言している。
7月16日（日本時間17日）の『Bellator 262』では、「Bellator世界女子フライ級選手権試合」として、ジュリアーナ・ヴェラスケス（ブラジル／王者）と、同級4位のデニス・キーホルツ（オランダ／挑戦者）のタイトルマッチが決定済みで、今回の渡辺vs.カモーシェ勝者は、次期王座挑戦権を得るといわれている。
大一番を制するのは、渡辺かカモーシェか。同大会は、YouTube公式チャンネルにて、日本でもライブ視聴が可能だ。
Bellator 261: Johnson vs. Moldavsky
▼Bellator暫定世界ヘビー級王座決定戦 5分5R
ティモシー・ジョンソン（米国）260lb/117.93kg
ヴァレンティン・モルダフスキー（ロシア）234lb/106.14kg
※第4代王者ライアン・ベイダーはライトヘビー級GP準決勝進出中
▼女子フェザー級 5分3R
リズ・カモーシェ（米国）125.5lb/56.92kg
渡辺華奈（日本）125.25lb/56.81kg
▼フェザー級 5分3R
ダニエル・ヴェイケル（ドイツ）145.5lb/65.99kg
ケオニ・ディッグス（米国）146lb/66.22kg
▼ライト級 5分3R
マイルズ・ジュリー（米国）156lb/70.76kg
シドニー・アウトロー（米国）156lb/70.76kg
▼ライトヘビー級 5分3R
クリスチャン・エドワーズ（米国）206lb/93.44kg
シモン・ビヨン（カメルーン）204.5lb/92.75kg
▼ライト級 5分3R
ソーレン・バク（デンマーク）156lb/70.76kg
ボビー・リー（米国）155.25lb/70.42kg
▼ライト級 5分3R
イザイア・ホキット（米国）155.75lb/70.64kg
コーリー・サミュエルス（米国）156lb/70.76kg
▼バンタム級 5分3R
ジェイロン・ベイツ（米国）136lb/61.68kg
コディ・マシューズ（米国）135lb/61.23kg
▼ミドル級 5分3R
テイラー・ジョンソン（米国）185.25lb/84.02kg
ランス・ライト（米国）184.75lb/83.80kg
▼フェザー級 5分3R
ジョン・マカパ（ブラジル）144.75lb/65.65kg
ジョン・デ・ジーサス（米国）145.5lb/65.99kg
