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【K-1】ダイレクトリマッチで完全決着を狙う高梨Knuckle美穂「もう二度とやりたくないと思わせたい」

2021/06/23 22:06
 2021年2021年7月17日(土)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ライト級タイトルマッチ』にて、スーパーファイトのK-1女子ミニマム級3分3R延長1Rで、元NJKFミネルヴァピン級王者MARI(ナックルズジム)と対戦する第2代Krush女子アトム級王者・高梨Knuckle美穂(Y'D GYM)が公開練習を行った。  高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると2020年6月の真美戦でダウンを奪って勝利。9月のK-1ではMIOを判定で降し、K-1の洗礼を浴びせた。戦績は7勝(2KO)無敗。  MARIとは今年3月のK-1で対戦し、高梨が延長戦の末に判定2-1(10-9×2、9-10)で辛勝したが、内容については物議をかもした。  あれから約4カ月、ダイレクトリマッチが決定した高梨は「(MARIは)他団体のチャンピオンでしたし、自分が一番いい勝ち方をしたら自分の強さを見せ付けられると思ったのですが、なかなかそうはいきませんでした。相手のうまさもあって、試合中に混乱していた部分もあったと思います。思うように自分の攻撃が入らずに相手のペースに持ち込まれて、延長戦になってラッキーという感じでした」と自分の不甲斐なさを悔み「前回の試合からちょっとモヤモヤしていたのですぐに再戦が決まって嬉しいです」と再戦は望むところだという。  試合内容については自分のやりたいことができなかったと猛省し「原因は色々あったと思うのですが、最初にタイ人と対戦予定だったのが流れてしまって、それでMARI選手との対戦になって気持ちが落ちていたのかもしれません」とモチベーションの低下も理由の一つに上げる。  実際、手を合わせたMARIの印象については「目が良くてパンチも速くて打ち合いができる選手だなと。それだけじゃなく、蹴りもできるし、器用な選手だと思いました」と高評価。K-1初参戦のMARIが元Krush女子アトム級王者の高梨と接戦を繰り広げたことで相手の評価を上げることになったが「強い相手であることは間違いないので、もっと再戦に向けて気持ちが高まりました」とリマッチに燃えている。 「正直なところ、同じ相手に負けたらどうしようという不安はちょっとあるのですが、その怖さがあるから練習も気を引き締めてできています」と気合いは十分。この日の公開練習では3分1Rのミット打ちを披露し、左右ミドルに得意の左ボディ、右ストレートと強打を披露し、仕上がりの良さを見せた。  対戦相手のMARIからは「試合で見せたあのパンチじゃ私は倒れないです。逆に私が倒します」と挑発的なコメントも出ているが、それを伝え聞いた高梨は「それで私が倒したら、私のパンチが強いということが証明されるので、倒してやろうという気持ちが出てきたので楽しみです」とニヤリ。「前回以上のパンチを見せられる自信はありますし、そのために今は練習していますから。前回よりも速くて強いパンチが打てると思います」と自信をみなぎらせる。  以前から指導を受けていたタイの元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者シラー先生が帰国したために、今は日本人トレーナーと別のタイ人トレーナーから指導を受け「シラー先生に教えてもらったことと今教わったことが良い感じでミックスされてパンチも強化されています」と高梨。  どのような決着を臨んでいるかとの問いには「やはりパンチでぶっ倒してKOするのが理想。完全決着をつけてもう二度とやりたくないと思わせたい」とMARIとの3度目の対戦はないと言い切った。  初めて九州・福岡で試合をすることについては「実は去年のK-1福岡大会を龍野会長と一緒に観にいっていました。今回私の試合がなくても、タイトルマッチをやる朝久泰央選手のファンなので観に行こうと思っていたんです。一緒の大会に出られるのは光栄です。本人には私がファンだというのは伝えてあります(笑)。私がKOで勝って朝久選手につなげるのが理想です」とKO勝利のバトンを朝久に渡したいとも語った。  MARI戦後については「やはりベルトが欲しいので今回いい勝ち方をして私の階級でもベルトが新設されるように頑張りたい。そのためにも今回も必ず私が勝ちます。KOします」と断言した。
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