(C)ゴング格闘技
2021年7月4日に朝倉未来がスペシャルアドバイザーを務める大会『BREAKING DOWN』(トライフォース赤坂)で、元UFCファイターの菊野克紀(誰ツヨDOJOy)と、朝倉未来のチームでYouTubeチャンネルで編集を務める佐々木大(トライフォース赤坂)の対戦が決定していたが、佐々木が怪我により欠場。
朝倉未来がツイートで「佐々木くんが練習中の怪我で欠場することが決まりました。そこで菊野選手の対戦相手を募集します。菊野選手はどんな相手でも、体重差があっても大丈夫だと男気ある返答をいただいています。試合はAbema TVで生放送になります」「格闘家にとっては名前を売るチャンス」と、ファイターに挑戦を呼び掛けた。
格闘家にとっては名前を売るチャンス https://t.co/7lNheKvLZq
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) June 23, 2021
『BREAKING DOWN』はフルサイズの金網オクタゴンを使用した寝技ありの総合格闘技ルールのアマチュア大会。試合時間が1分のみなのが特徴で、時間内に決着がつかない場合は3人のジャッジにより旗判定で勝敗が決まる(2本以上で勝利)。
同大会のアマチュアの試合では、「出場選手全員がプロ戦3試合以下のアマチュア選手のみ」で「大会当日に計量。各選手の体重を参考に事前にマッチメイクを行うため、大会当日において応募時の申告体重と異なる階級に属する場合には、キャッチウェイトを実施する可能性がある」としていた。
しかし、この試合はプロによるスペシャルマッチ。もし大幅な体重差のある試合になった場合、1分間とはいえ、無酸素ラッシュを菊野は凌ぐことが出来るのか。オープンフィンガーグローブはあんこの部分が厚いものを使用するが、危険も伴う。
朝倉未来チームでは、「朝倉未来1年チャレンジ」の畠山祐輔(トライフォース赤坂)が、6月20日の『DEEP 101 IMPACT ~20th Anniversary~』の前日計量前に倒れて病院へ緊急搬送されている。
【写真】20日の試合でヒロヤと西谷大成のセコンドについた朝倉未来
朝倉はYouTubeで、畠山の欠場について、「対戦相手と関係者の方に謝罪したいと思います。申し訳ございませんでした。僕の監督不足というか、今まで計量ミスをしたことが無かったので大丈夫だろうなということで、ちゃんと確認をしていなかったんで、今後もう二度と無いようにします。格闘家にとって水抜きはすごい大きな仕事なんですけど、計量失敗というのはあってはならないことなので、本当に今回、反省して今後無いようにしていきます」と、本人に代わって謝罪。
続けて「今回、水抜き3kgしかしていないようで、いつもより少な目にしていたようで、気持ち楽にいけるなという感じで水抜きしていたら、朝になって痙攣と身体が硬直してしまって、嘔吐と最後に失神して、同居人の彼女が救急車を呼んだようです。命に別状は無いということで、そこは良かったんですけど、今後は(計量ミスが)無いようにしっかりしていきたいなと思います」と語っていた。
計量ミスと異なり怪我はアクシデントだが、事故を未然に防ぐことはルールにより可能だ。どんな対戦相手が菊野に用意されるのか。