2019年5月12日(日)東京・竹芝のニューピアホールで開催される『DEEP 89 IMPACT』。
同大会で唯一行われるDEEP JEWELS(女子)の試合で、樋田智子(カルペディエム福岡)と対戦する古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)がゴン格の取材に答えた。
青木真也(左)との二人三脚で格闘代理戦争ではトーナメント決勝まで進出 古瀬は中学時代から柔道を学び、地元・横須賀の大会で3度の優勝経験がある。2017年2月にMMAでプロデビューし、2017年5月からはDEEP JEWELSに定期参戦。まど花(現マドレーヌ)をハイキックで初回TKOに破って衝撃を与えたが、その後は連敗。しかし、現役アイドル川村虹花との注目度の高い一戦で勝利した。
大きな転機となったのは昨年11月から行われたAbemaTV『格闘代理戦争3rdシーズン』での女子トーナメント参戦。青木真也推薦選手として出場し、1回戦でルックスや言動が派手だったgaruchanに腕十字で一本勝ち、準決勝ではその後RIZINに出場するあいにも腕十字で一本勝ちして決勝へ進出した。その決勝では平田樹に敗れて優勝は逃すも、勝っても負けても涙する姿が視聴者に大きなインパクトを与えている。
勝っても負けても号泣 今春には高校を卒業して大学に進学、JKファイターからJDファイターとなった古瀬は、「格闘代理戦争を終えてからは、人に見られる機会もなくなり、求められることもなくなり、常に物足りないと思っていました」と、“格闘代理戦争ロス”状態に陥っていたという。
しかし今回、DEEPでの復帰戦が決定し「試合する場を用意してくれた事にとても感謝しています。そして格闘代理戦争が終わってからも、私の次の試合を楽しみにしてくれている人たち、日頃お世話になっている家族や友だちの前で成長したところを魅せられるように頑張りたいと思います」と、やる気に満ちているようだ。
今回はいつもと違い、男子の試合がメインの中で試合をすることになるが「私の中ではそういうのはどうでもいいです。ベストを尽くせるように頑張ります」と、まったく気にしていない。
樋田戦については「初めての3R、ヒジ打ちありで不安な部分もありますが、自分から攻めていきます。一生懸命がんばります」と意気込む。
最後に、女子格闘技が盛り上がる中で自分はどうしていきたいかと聞くと、「自分よりも若い子がたくさん出てきていたり、凄く美人だったり、凄い経歴を持っていたり、自分が持っていないものを持っている人たちがどんどん出てきたと思います。ですが、焦らずにとにかく少しずつでもコツコツと積み重ねていこうと思います。大きな結果が出せるようになるまではまだ何年もかかると思いますが、“一生懸命”をモットーにこれからも頑張っていきます」と、新たなるスタートにも今まで通りコツコツと積み重ねていくだけと答えた。