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【Krush】元王者と対戦する無敗の寧仁太・アリ、ガーナのサッカーチームで培った体力とメンタルの強さ

2021/06/15 22:06
 2021年6月25日(金)東京・後楽園ホール『Krush.126』にて、ウェルター級3分3R延長1Rで第7代Krushウェルター級王者・山際和希(谷山ジム)と対戦する寧仁太・アリ(=あにんた/K-1ジム総本部チームペガサス)が、15日(火)都内所属ジムにて公開練習を行った。  今回はパンチのみのミット打ちで、伸びのあるジャブ、右ストレート、そして左ボディ、左フックで快音を響かせた寧仁太。 「試合経験を積むにつれて徐々に上手くなっていて、今回一番いいコンディションで減量も追い込みも出来ています。自分に合った方法も分かってきたし、いろいろな人からこういう減量方がいいとか教えてもらったり。メンタルの面でも充実しているというか、ちゃんと格闘技に向き合えるようになってきたので減量もストイックに出来ています」と、調子の良さに笑顔がこぼれる寧仁太。 「夏は大好きです。むしろあったかい方が僕は好きかもしれないです」と、これからさらに暑さが増していくであろう気候にも問題なし。  対戦する山際については「ベテランでタイトルも取った選手なので強い選手だなって印象があります」とし、代名詞のミドルキックには「強いんだな、骨が硬いんだなって印象がありますが、僕もそこは負けずにいろいろな技を出して勝ちたいと思います」とする。  山際はパンチ強化を口にしており「この前の試合でもパンチを出していたし、トーナメントの時もパンチでKOしていたのでパンチも蹴りも上手くなっていてさらに強くなっているんだなって印象」と、気を付けるのはミドルキックだけではないとした。  技の引き出しの多さでは優っているのでは、と聞かれると「身体能力を上手く活かせているのでいろいろな技を出せていると思いますが、山際選手もひとつでも倒せる技を持っていると思うので、右ミドルだけでもあれだけ強いし、それにパンチが加わったらもっと強くなると思うので試合をするのが楽しみです」と、油断はしていない。  身体能力の高さをよく語られている寧仁太だが、具体的にはどんなエピソードがあるかと聞くと「学校の体育でソフトボールを投げて距離を測るやつがあるじゃないですか。先生が引いたラインより遠くに行って測定不能になったことがあります。走るのも速くて運動会でも小学2年生までは一番速かったですね」という。  格闘技を始める前はサッカーで活躍しており、「ずっとやっていて得意でした。ガーナに3年間サッカーをやりに行っていて、強いチームに入って外国に遠征へ行っていました。ガーナの人たちはフィジカルとかメンタルとか強かったので互角とまではいかなかったですが、凄くいいものは学べたと思います。ガーナの人たちは練習を練習だと思っていないというか、朝から晩までサッカーやっている人たちはサッカーをやっているし、家の前で小さい子が朝から夜までボールを蹴ってご飯の時だけ休んでみたいな毎日そんな感じなので。しかも1年中暑いし。そういう環境でサッカーが出来たのは大きいと思います」と、体力・メンタルは相当鍛えられたとする。  サッカーでそれほど鍛えた体力ならば格闘技の練習もそんなにキツくないのでは、と聞かれると「全然大丈夫ではないですが、自分の糧にはなっています。ガーナでここまでやったんですから、頑張るか、もっと頑張るか見たいな環境なので。日本だったら欲しいものも手に入るし何でもできるじゃないですか。ガーナでは頑張ってもチャンスがみんなに与えられるわけではないけれど、日本だとみんなにチャンスが与えられるので、頑張ればつかめる人はつかめる。だから頑張ってチャンスをつかもうというメンタルになりました」と、体力よりもメンタル面で経験が役に立っていると答えた。  山際は元王者ということで、ここで勝てばタイトル挑戦へ一気に近づくことができる。寧仁太は「もちろん意識はしますね。元王者なので。でも僕は先を見すぎると目の前のことに集中できない人なので、今は山際選手が自分の中ではタイトルマッチのような感じで全力を出してやろうと思います」と、まずは目の前に集中したいと言うが、「山際選手を倒したらタイトルマッチは本当に近づくと思いますが、僕が決められる立場ではないので、少しでも挑戦できるんじゃないかっていうアピールをしたいですね」とタイトルマッチにつなげたいとする。  寧仁太は現在4勝(4KO)無敗。無敗記録にはこだわっているかと聞くと、意外な答えが返って来た。 「いや、特にはないです。もちろん負けたくないこだわりはありますけれど、メイウェザーみたいに全勝している選手もいますが、パッキャオみたいに負けても強い選手っているじゃないですか。格闘技はゴールが大事だと思っているので、負けていいとは思っていませんが、全て経験になるし、過程が大事だと思うのでゴールをしっかり見失わなかったら大丈夫かなと思います。でも次の試合は絶対に勝ちたいです」と、最終的なゴールを決められればそこにこだわりはないとする。  それでも勝ち続けている要因があるのでは、と聞かれると「総本部で(代表の梶原)龍児さんや先輩方のアドバイスを聞けているので勝てているのだと思います。一人で練習して勝てるほど甘い世界ではないので、周りの人たちのおかげだなって思っています」と、周りの協力あってのものだと謙虚に答えた。また、「仲間ですがみんながライバルで切磋琢磨できる環境なので、みんな仲間でみんなライバルだと思っています」という。  2月の『Krush.122』では璃明武、3月の『K’FESTA.4』では、瓦田脩二と軍司泰斗と寧仁太・アリで4連勝を飾り、K-1ジム総本部の大躍進が目についた。しかし、「一番大きな大会で全員勝てたのはやってきたことが間違っていなかったと思います。でも格闘技は個人のスポーツでどんどん次の試合が組まれるので、終わったことは置いておいて次も勝たないといけないと思います」と、終わったこととして目は次に向いている。  今回の試合では「前よりも成長した姿を見せられると思います。追い込みも減量もばっちりいけたので、もっと前より常に成長して試合をしたいと思っているのでそこを見せたいです」とし、特にどこに成長を感じるかと問われると「全体的に全部成長していると思うので、入場から終わりまで全部注目してもらいたいです」と、全てを見てほしいと語った。
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