4月に日本人初のルンピニー王座獲得に成功した名高が、同スタジアムが選出する月間MVPも受賞
4月15日に開催された日本のムエタイ大会『BOM』にて、ルンピニースタジアム認定ミニフライ級王座決定戦を行い、見事勝利して日本人初のルンピニー王者となった名高・エイワスポーツジム(本名:吉成名高/エイワスポーツジム)が、世界初の快挙を達成した。
タイの新聞に掲載された名高のMVP受賞記事。見出しには「世界初」の文字が。写真は「ゴング格闘技」のもの
5月1日に発表となったルンピニースタジアムの月間MVP選手に名高が選出されたのだ。タイの新聞にも『ゴング格闘技』の写真と共に掲載され、「世界初の外国人MVP」との見出しが躍った。
このMVPは3月にタワンチャイ・P.Kセンチャイムエタイジム(タイ)が受賞しているもの。タワンチャイは2018年度のルンピニースタジアムおよびタイ国スポーツ局が選定するMVPを受賞、さらに権威のあるサイアムスポーツ社が選定するサイアムアワードのムエタイ部門でもMVPを受賞した超一流選手。そのタワンチャイに続き、4月のMVPを名高が受賞した。
王座決定戦でシンダムに完封勝利してルンピニー王座を奪取した名高
タイのムエタイには1941年に開設されたラジャダムナン、1956年に開設されたルンピニーとムエタイ界で世界最高権威のある2つのスタジアムがある。名高は昨年12月、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を奪取し、日本人として7人目の同スタジアム王者になり、今年4月15日にはルンピニースタジアム認定同級王座も獲得。日本人初のルンピニー王者になると同時に、ムエタイの2大殿堂であるルンピニーとラジャダムナンの王座を同時に保持した史上2人目の外国人(タイ人以外)選手となった。
なお、月間MVPに選ばれた選手の中から、毎年最優秀選手(年間MVP)が選ばれることになっており、名高もその候補に入ったことになる。今後の活躍次第ではこれも世界初となる外国人年間MVP獲得の可能性も出てきた。
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名高選手の快挙を特集したタイの新聞に僕まで載せていただきました!
— 梅野源治 (@genji_umeno) May 2, 2019
吉成名高。 ここからさらに面白くなる! みんなで応援しましょう✨ pic.twitter.com/i12rizNPOc