衝撃KOデビューを飾った元・極真空手の与座(左)が同じ空手出身の“クルクル回る男”耀織と対戦
2019年6月9日(日)東京・後楽園ホールで行われる『REBELS.61』の全対戦カード&試合順が発表された。
極真会館2017全世界ウェイト制空手道選手権軽量級(70kg)優勝の実績を持つ与座優貴(橋本道場)が初参戦、耀織(=よしき/Y's glow)と対戦する。
与座は2016年第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽量級を18歳で制し、2017年には軽量級世界王者に。2018年4月の第35回全日本ウェイト制選手権では中量級に階級を上げて準優勝するなどトップ選手として活躍していたが、今年3月にキックボクシングに転向。イノベーションでプロデビューし、多彩な蹴り技で魅せた後、強烈な左ミドルで2度のダウンを奪い、最後はパンチで仕留めてKO勝ちした。
回転系の蹴りを連発して場内をどよめかせた耀織が連続参戦
迎え撃つ耀織も空手出身で、K-1甲子園にも出場。プロデビュー後はJ-NETWORKを中心に試合を行い、4月大会でレベルスに初参戦。元J-NETWORKスーパーライト級王者・杉本卓也を相手にクルクルとリング上を回り、繰り出す蹴りの鋭さから旋風脚キックボクサーとしてすっかり認知された。
その戦いぶりをリング下で見ていた与座優貴は、あんなものは蹴りじゃない、と闘志を燃やしているそうだ。空手出身同士、多彩な蹴り技を持つ者同士で蹴りの応酬となりそう。
レベルスのタイトル挑戦をアピールしている大野(右)を王者KING強介がノンタイトル戦で迎え撃つ
REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者・KING強介(ロイヤルキングス)vs WMC日本スーパーバンタム級王者・大野貴志(士道館新座ジム)も決定。
大野はパンチ&ローのスタイルで高い攻撃力を誇り、MA日本バンタム級王座とWMC日本スーパーバンタム級王座を獲得した2階級制覇王者。2月大会でレベルスに参戦し、ベテランの炎出丸をヒジで切り裂いてTKO勝ち。自ら発言していたレベルス侵略を成功させた。
その大野を今回迎え撃つKING強介も、かつて「レベルスを侵略する」と会見で発言していた。強介はその後、レベルスのリングで数々の激闘を繰り広げ、すっかりレベルスの顔として定着。今回は侵略者を迎え撃つ状況となった。
大野はレベルス参戦時に、かつて辛酸を舐めた相手である小笠原瑛作へのリベンジを目標に掲げている。大野が小笠原へのリベンジロードの階段を進めるのか、REBELS王者・KING強介がREBELSの壁の高さを見せつけるのか。
また、元REBELS 57.5kg級王者・古谷野一樹(クロスポイント古河)vs蹴拳ムエタイスーパーフェザー級王者・小磯哲史(テッサイジム)、元J-NETWORKスーパーバンタム級王者・炎出丸(クロスポイント吉祥寺)vs MITSURU(WSRフェアテックス三ノ輪)も決定している。
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