キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】「脱・新宿FACE」森岡悠樹が後楽園ホールで試合をしたい理由

2021/06/09 21:06
 2021年6月12日(土)東京・新宿FACE『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX』にて、KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級3分3R延長1Rで鈴木貫太(ONE’S GOAL)と対戦する森岡悠樹(北流会君津ジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。  森岡は昨年の『KNOCK OUT』と『REBELS』で2月の小笠原裕典戦、12月の古村光戦と2試合続けて延長で涙を呑んだが、今年1月に横野洋に勝利。戦績は8勝(3KO)5敗1分。 結局、自分は打ち合うのが好きなので ──4月の横野洋戦では、勝ってさらに波に乗りたかった横野選手を止めて勝つことができました。 「いやあ、勝つことはできたんですけど、もうちょっとインパクトのある勝ち方がしたかったので。上手い横野選手に勝てたことは自分の糧になったのでよかったんですけど、もうちょっとできたかなという試合でした」 ──試合前にはスタミナ面を課題として強化しているというお話でした。そこは? 「3Rの最後まで『倒そう』という気持ちで攻撃も出せていたので、そこはよかったと思います。パワーでも、テクニックの横野選手にパワーで押せたかなという試合だったんですけど、パワーとスタミナでまっすぐ攻めるだけじゃ倒せないなと分かった試合で、次の課題にしたいなと思える内容でした」 ──前戦からは、好きじゃなかった筋トレやフィジカルにも取り組んでいるということでしたが。 「それももちろん継続してます。前回の試合でも出せるところは出せたので、今回もパワーアップしたところが出せればいいなとは思ってます。前回、横野選手が後半失速したというのもあったんですけど、自分自身、最後の最後まで攻めきれるということがなかったんですよね。スタミナが心配になったりしてたので。それがなかったのはよかったと思います」 ──もう一つ前回の試合前には、新宿FACE大会という点が引っかかっている様子でした。勝ちましたが、今回も新宿FACE大会での試合ですが…。 「そうなんですよね…。貫太選手とはそろそろやるだろうなとは思ってたんですが、もう一つ勝ったら後楽園ホールの大会に出してもらえるかなと思ってるので、ここはしっかり勝ちたいと思います」 ──そのために、今回はどのような強化を? 「貫太選手はゴツいんですけどテクニックがあるタイプ。ガードがもっとしっかりしているので、それこそパワーとスタミナで正面からいっても削りきれないと思うんですよね。だから今回はテクニックだったりをいろいろ交えて、今までとはちょっと違う感じでやりたいなと思ってます。パワーももちろん見せていきたいんですけど、他にもいろいろ違うところを見せられればと」 ──幅を広げる練習をしていると。 「はい。今まではワンツーに自信があったので、特に磨いてたんですけど、他の技もいろいろやっているので、次の試合で出せればなと思ってます」 ──横野戦では長身同士でしたが、今回は身長差という部分でアドバンテージがあると思います。 「そうですね。貫太選手がどう来るか分からないですけど、自分の印象ではけっこうどっしりと構えてムエタイスタイルで来る選手なんですよね。今回も同じ感じで来るようなら距離を取って戦った方がいいんですけど、自分としては今回、差を見せつけて勝たなきゃなと思ってるので、なるべく何もさせずに勝つというのが課題ですね」 ──距離を取って戦うと、ポイントアウト的な試合になる恐れもあると思います。 「それは一番避けなきゃいけないですね(笑)。ポイントだけで勝つのは一番イヤだし、勝っても結局次につながらないですよね。まあでも結局、自分は打ち合うのが好きなので、出ちゃうと思うので。スーパーバンタム級は強い選手が多いので、今回は差を見せて勝ちたいという思いは強いです」 ──この試合に勝てば、挑戦者候補グループに入ってくるかという一戦だと思います。そこの意識は? 「してますね。だからなおさら、勝つだけじゃダメだと思ってるので。挑戦権がもらえるような試合をしなきゃと思ってます」 ──鈴木選手もまだKO勝利がないということで、そこを課題にKOを狙いたいと言っています。両選手が最終的にやりたいことは同じなので、それがぶつかれば激しい展開になるのかもという期待もあります。 「そうですね。毎回、相手が打ち合ってくれることを希望してるんですけど、なかなかそういう試合ができてないので、貫太選手には出てきてほしいですね」 ──もし打ち合いになったとしたら、身長差はどう影響してくると思いますか? 「本当に近い距離の打ち合いになったとしたら、貫太選手の方が回転数が多いかもしれないんですよね。だからこそ、打ち合いになって自分の距離で戦えれば、もらわずに自分だけ当てられて勝てるかなと思います」 ──そうやって勝って、次こそは後楽園ホールで試合をと。 「そうですね、次こそは組んでもらいたいです。新宿FACEの雰囲気は好きなんですけど、自分はまだ後楽園ホールで1回も勝ったことがないんですよ」 ──そうでしたか! 「他の団体も含めて、何試合か出させてもらってるんですけど、1回もなくて。だから新宿FACEがイヤというわけではないんですけど、早くそれを払拭したいというのが大きくて」 ──では今回の試合のテーマは「新宿FACE卒業」? 「そうですね。それができる勝ち方をしないといけないと思ってます」 ──キャリアとして、そろそろ形になる実績がほしいところかとも思いますが…。 「それはありますね。結局は勝つだけじゃなくてKOということになるんですけど、今度こそは出したいなと思ってます」 ──ではそれも含めて、今回注目してほしい点は? 「最終的には倒したいんですけど、そこに至るまでに細かい動きが増えていると思うので、そこを見てもらえれば。それで最後は倒したいと思います」 ──ありがとうございました!
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント