細田(右)が1年7カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った 撮影/安村発
SUK WAN KINGTHONG「SUK WAN KINGTHONG THE LEGEND」
2021年6月3日(木)東京・新宿FACE
▼メインイベント(第6試合) 51.5kg契約 3分3R
〇細田昇吾(ビクトリージム/スック・ワンキントーン・フライ級王者、ジャパンキック・フライ級1位)
判定2-0 ※29-28×2、28-28
×ジュライ・ウォーワンチャイ(=石井寿来/ウォーワンチャイ・プロモーション)
細田は早稲田大学法学部出身で、昨年春に大学を卒業したばかりで社労士事務所に勤務している。2019年11月に王者となり、2020年3月にジャパンキックで四冠王・松崎公則(STRUGGLE)との試合が決まっていたが、同大会が新型コロナウイルスの影響によって中止となったため今回が1年7カ月ぶりの復帰戦となる。
石井は石井一成の甥っ子で、ジュニアキック出身。ジュニア時代から本場タイでも試合を重ね、4月24日のNJKF岡山大会ではNJKFフライ級2位・優心から勝利を収めている。
1R、ジュライが左ミドルを出しながら前に出る慎重な攻めの中、細田が右ストレートを当てダウンを奪う。
立ち上がるジュライは2Rから反撃。細田をロープ際に詰めて左ヒジをクリーンヒットさせ、細田は腰を落とす。一気にラッシュを仕掛けたジュライはパンチと左ヒジでKO狙いへ。
3Rも、前に出続けるジュライの前に、細田は左目下を大きく腫らしながら右ミドルを返すも下がらされる展開。最後までヒジで逆転勝ち狙いのジュライだったが時間切れ。ダウンを奪った細田が逃げ切り、判定勝ちした。
▼セミファイナル(第5試合) スック・ワンキントーン・ライト級王座決定トーナメント一回戦 3分3R
×睦雅(ビクトリージム/ジャパンキック・ライト級2位)
判定0-3 ※28-29×3
〇リク・シッソー(トースー・ムエタイジム/WMC日本スーパーフェザー級1位・元WMC日本スーパーフェザー級王者)
リクは2018年9月に高校3年生でWMC日本スーパーフェザー級王座に就いたが、2020年12月の初防衛戦で敗れて王座を失った。睦雅はジャパンキックボクシング協会ライト級2位で、3月のスックワンキントーンでは2RでKO勝ちしている。この試合の勝者と、6月13日(日)東京・後楽園ホールで行われる試合の勝者がタイトルマッチを争う。
1R、お互いにローで探り合う中、睦雅が左ミドルを主軸に攻撃の回転数を上げて前進。リクは下がりながらも右ミドルを返し、随所で左フックを当てる。
2R、睦雅は左ジャブ、右ストレートを当て、リクは左ミドルを返していく。手数を上げる睦雅の右ミドルをキャッチするリクは連打を寸断させペースを握らせない。終了間際には睦雅が右ストレート二連打をヒット。
3Rもパンチ主体の睦雅が左ボディを当て、後退するリクをパンチ主体で追う。変わらずリクは左右ミドル、ローを返していく展開が続き終了。リクが判定3‐0で勝利した。
▼第4試合 エキシビションマッチ 2分2R
-チャモアペット・ハーパラン(タイ/ムエタイ9冠王)
勝敗なし
-K・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンムエタイジム)
▼第3試合 67kg契約 3分3R
〇吉田敢(BRING IT ON パラエストラAKK)
判定3‐0 ※29-28×2、30-28
×MASA(クラミツムエタイジム)
▼第2試合 56kg契約 3分3R
×慧(真樹ジムオキナワ)
判定0-3 ※28-29×3
〇山下勝義(クラミツムエタイジム)
▼第1試合 65kg契約 3分3R
〇堀内代輝(T'sキックボクシングジム)
KO 1R 41秒
×岡田彬宏(ラジャサクレックムエタイジム)
▼オープニングファイト2 スックワンキントーン サマレックン50kgタイトルマッチ 1分30秒3R
〇岡田直己(キング・ムエ)
判定3‐0 ※29-28×3
×田中恒星(LEGEND GYM)
※岡田が新王者に
▼オープニングファイト1 スックワンキントーン サマレックン35kgタイトルマッチ 1分30秒3R
〇安部 焔(T'sキックボクシングジム)
判定3‐0 ※29-28×3
×チカラ.シッソー(トースームエタイジム)
※安部が新王者に