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【Krush】ライト級王座決定トーナメント開幕、堀井翼vs南雲大輝、瓦田脩二vs昇也、里見柚己vs川﨑真一朗、東本央貴vs弘輝で1回戦

2021/06/03 19:06
 2021年7月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.127』の記者会見が、6月3日(木)都内にて行われ追加対戦カードが発表された。  すでに今大会では「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」の開催が発表されているが、もうひとつ「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」も開催されることが発表された。今大会で1回戦4試合が行われ、9月24日大会で準決勝・決勝戦がワンデーで行われる。出場選手は8名。  堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)は2019年3月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦、1Rにダウンを奪われながらも3度のダウンを奪い返して1R2分46秒でKO勝ち。その試合のインパクトもさることながら、もっと話題を集めたのは試合前の個性的すぎる“メンチ切り”だった。堀井が「フラッシュバック」と命名したこのメンチ切りは、相手に背中を向けてエビ反りになって相手を睨みつけるというもの。しかし、6月の瑠久戦では喧嘩っ早さが仇となり、記者会見で乱闘騒ぎを起こして会見は中止に。試合では瑠久に判定で敗れ、その後も不可思と山崎秀晃にKO負け。2020年6月の金子大輝戦では相手のローブローにより反則勝ち。今年4月の里見柚己戦では判定負けも最後までアグレッシブな試合を見せた。戦績は6勝(4KO)4敗3分。  その堀井と1回戦で対戦するのは南雲大輝(八光流柔術総本部)。MMA(総合格闘技)からミャンマーの頭突きありの超過激格闘技ラウェイに転向し、2017年12月にはミャンマー・ヤンゴンで開催されたAir KBZ(エアカンボーザ)チャンピオンシップにて67kg級の2017年王者となった。2019年6月、K-1への参戦を表明し、11月に初参戦して独特の動き・リズムを見せて林健太を戸惑わせたが、最後は右ストレートでKO負け。2020年6月の堀井翼戦は反則負け、8月の東本央貴戦では初回KO負け、今年3月のK-1ではゴンナパーに2RでKO負けと5連敗ながらチャンスを得た。キックボクシングの通算戦績は1勝6敗。  両者は2020年6月の初対決が反則決着になった後、8月に再戦が決まっていたが堀井の負傷欠場により中止となり、今回1回戦で決着戦を迎えることとなった。  瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)は 伸びのある右ストレートを武器にアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。東本央貴、川崎真一朗、ワン・ジーウェイに敗れたが、その後は覚醒して稲垣柊、里見柚己、SEIYA、大沢文也、東本央貴に5連勝と絶好調。K-1ジム総本部の若手リーダー格で、今回の優勝候補と言える存在だ。戦績は11勝(5KO)3敗。  その瓦田と1回戦で対戦するのは昇也(士魂村上塾)。2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制してBigbangスーパーライト級王者となった。2020年9月の『KNOCK OUT』では鈴木千裕と打ち合いの末にTKO負け、11月の『スーパービッグバン』では稲石竜弥を相手にドロー防衛に成功した。今年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。戦績は13勝(5KO) 7敗2分。  里見柚己(team NOVA)は14勝(7KO)9敗1分の戦績を持つ23歳。2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて連敗を喫したが、2020年1月の金子大輝戦では得意の右のパンチを炸裂させてKO勝ち。7月の瓦田脩二戦で敗れ、ジムを移籍しての再起戦では堀井翼との打ち合いを制して勝利した。  その里見と1回戦で対戦するのは川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)。川崎は泰斗にKO勝ち、東本央貴に延長判定勝ち、瓦田脩二にKO勝ちと3連勝を収めたが、篠原悠人、東本、大沢文也に敗れて3連敗中。戦績は9勝(6KO)7敗。  東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は2012年9月のKrush初参戦でHIROYAをKOしたことで注目され、Krush・K-1のトップ選手たちと拳を交えてきたベテラン選手。4連敗を喫したが2020年1月に川崎真一朗をKOして復活の雄叫び。3月のK-1では蓮實光の剛腕でマットに沈んだが、8月のKrushではラウェイの金子大輝をKO、12月には鈴木孝司も初回KOに沈めた。今年3月のK-1で瓦田脩二にTKOで敗れ、連勝がストップ。町田にハンバーガーショップも経営している“戦うハンバーガー屋さん”。戦績は14勝(8KO)16敗。  その東本と1回戦で対戦するのは弘輝(team ALL-WIN)。2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。しかし、9月の朝久泰央では1Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪うも、2Rにハイキックで壮絶な逆転KO負け。3月のK-1では龍華にKO負けと、勝っても負けてのKOのファイターで戦績は6勝(5KO)3敗1分。  誰が優勝してもKrushでは初戴冠となる。会見には8人が勢ぞろいしてコメントした。  弘輝は「多分このみんなより、俺がベルトを持った方が新たにKrushを盛り上げられる」と言い放ち、東本は「トーナメントってことで呼んでもらえてありがたいですが、前回(瓦田に)瞼を切られて負けたのでそのリベンジをすることしか今は考えていない」と、お互い勝ち上がれば準決勝で対戦する瓦田を意識。  川崎は「ここ2年くらい勝ち星がない状態で、トーナメントという凄いチャンスが巡って来たのは最初で最後だと思うのでこのチャンスを絶対モノにしたい」と一発逆転を狙う。里見は「やっと来たかった感じで。格闘技を小学生で始めて、出会った人みんなにチャンピオンになると言い続けてきたので、ぶっち切りで優勝してベルトを巻きます」と子供の頃からの夢を実現させたいとした。  昇也は「Krush2戦目でトーナメント。みんな強い選手なのに入れていただいてありがとうございます。4戦目でベルトを巻いたらいいと思うので頑張ります」と、最短でKrush王座に就きたいとする。瓦田は「今回のトーナメントは自分が獲るべきだと思っています。K-1福岡大会もありますが、そっちに出てタイトルを獲った選手とやるのではなく、トーナメントでベルトを獲ることが意味があると思うので自分が制して獲ります」と優勝宣言。  南雲は「この度はベルトが懸かったトーナメントに選んでいただいたことを感謝しています。一生懸命頑張って成長した姿をお見せします」と丁寧な挨拶。堀井は「前回負けてしまったけれど、組んでもらったからにはダークホースの俺が引っ繰り返すのでお楽しみに」と自らをダークホースだと語った。 ▼第6代Krushライト級王座決定トーナメント1回戦(1) 3分3R延長1R堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)南雲大輝(八光流柔術総本部) ▼第6代Krushライト級王座決定トーナメント1回戦(2) 3分3R延長1R瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)昇也(士魂村上塾/第4代Bigbangスーパー・ライト級王者) ▼第6代Krushライト級王座決定トーナメント1回戦(3) 3分3R延長1R里見柚己(team NOVA)川﨑真一朗(月心会ラスカルジム) ▼第6代Krushライト級王座決定トーナメント1回戦(4) 3分3R延長1R東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)弘輝(team ALL-WIN)
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