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【KNOCK OUT】安本晴翔vs竹内賢一の王者対決が7月にスライド、安本は「KOで10連勝」竹内は番狂わせ狙う

2021/06/01 21:06
【KNOCK OUT】安本晴翔vs竹内賢一の王者対決が7月にスライド、安本は「KOで10連勝」竹内は番狂わせ狙う

KNOCK OUT王者・安本とBigbang王者・竹内の王者対決

 2021年7月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.3』の全対戦カード発表記者会見が、6月1日(火)都内にて行われた。

 当初は5月22日(土)東京・後楽園ホールで対戦が決まっていたKNOCK OUT-REDフェザー級3分3R延長1R、同級王者・安本晴翔(橋本道場)vs Bigbangフェザー級王者・竹内賢一(Ten Clover Gym世田谷)が緊急事態宣言の影響により今大会にスライド。

 4月14日に行われた会見では、安本が学業のため欠席。竹内のみで会見を行ったため、今回は安本が同席して改めての会見となった。


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りREBELS-REDフェザー級王座を戴冠。そこからの快進撃で今年1月に行われた年間表彰式では2020年MVPを獲得。3月大会ではペットシラーを鮮やかな後ろ蹴りでKOし、怒涛の9連勝をマークした。戦績は19勝(9KO)1敗2分。


 竹内はJ-NETWORKアマチュア全日本選手権において当時の最年少記録となる中学1年でバンタム級優勝を飾ると、翌年は中学2年でフェザー級も制して2年連続の優勝。アマチュアで50戦以上を経験し、中学3年でホーストカップにてプロデビュー。その後は新日本キック、J-NETWORK、Krush、シュートボクシング、RISE、NJKFとルールを問わず様々なリングに上がる。2020年2月にはRIZINにも参戦し、ダウンを奪って勝利。今年3月のBigbangでは王座決定戦を制し、プロ初のタイトルを獲得したばかり。戦績は25勝(8KO)10敗2分。


「前回は安本選手が来なかったので、今日来るということを聞いて来ましたって感じです。相変わらず調子はいいので試合は楽しみです」と、好調を維持しているという竹内。安本は「10連勝目指して次もKOできればいいなと思っています」と連続勝利と連続KO記録を伸ばしたいとする。

 改めて互いの印象を聞かれると、竹内は「めちゃくちゃ強いと思っていますし、KNOCK OUTのMVP選手なので試合するのが楽しみ。警戒するところは、パンチも蹴りもヒジも首相撲も全部警戒します」、安本は「スラっとしていて爽やかな感じでした。気を付けているのは蹴り技が得意だと思うので蹴り技を注意したいと思います」と答えた。


 後ろ蹴りで2連続KOしている安本は「バックスピンキックは練習していたわけではないので、ここでというその時に思いついた技で倒せたらいいと思います」と、後ろ蹴りでのKOにはこだわらないという。


 試合が延期になったことに安本は「僕は減量がラクなので特にないです」としたが、竹内は「ラッキーだなと思いました。準備期間が増えて、追い込み期間が増えてたくさん準備できるのでついているなと思った」と、安本戦へ向けてさらに準備万端で臨めるとニヤリ。

 そして「めちゃくちゃ強い選手ですけれど、多分みんな僕が負けると思っていると思うので楽しみに試合を見てください」と番狂わせを起こすとする。安本は「7月はいろいろな強い選手が出ると思いますが、僕は一番面白い試合をすると思うのでそこを見てください」と、試合内容に注目して欲しいと話した。

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