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【KNOCK OUT】スアレックと重森陽太がタイトルマッチで再戦「今度はKOする」(スアレック)「差を見せつける」(重森)

2021/06/01 20:06
【KNOCK OUT】スアレックと重森陽太がタイトルマッチで再戦「今度はKOする」(スアレック)「差を見せつける」(重森)

REBELS-RED初代王座決定トーナメントの決勝で対戦したスアレック(左)と重森がタイトルマッチで再戦

 2021年7月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.3』の全対戦カード発表記者会見が、6月1日(火)都内にて行われた。

 KNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチ3分5Rとして、王者スアレック・ルークカムイ(STURGIS新宿)vs挑戦者・重森陽太(伊原道場稲木支部/WKBA世界ライト級王者)が決定。


 スアレックはタイのラジャダムナンスタジアムで活躍後、2015年からは日本で試合を行ってきた。“超攻撃型ムエタイ”と称される、パンチを主体としたアグレッシブなスタイルで国内トップクラスを次々と撃破し、2017年11月にREBELSーREDスーパーライト級王座を獲得。2019年10月にはREBELS-REDライト級暫定王者となり二階級制覇。さらに、2020年9月のKNOCK OUTではワンデートーナメントを制し、KNOCK OUT-REDライト級王者となった。しかし、今年2月にシュートボクシングで笠原弘希に2RでKO負けを喫しており、今回が再起戦での初防衛戦となる。戦績は103勝(33KO)36敗11分。

 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2017年12月には『KNOCK OUT』で、4年間無敗の18連勝を誇っていたマキ・ピンサヤームに黒星を付けてその名を轟かせた。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。前戦は今年4月にリュウイチから勝利を収めている。戦績は34勝(17KO)4敗5分。


 両者は2020年9月の「創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg REBELS-RED初代王座決定トーナメント」の決勝で対戦しており、スアレックが勝利。重森は2018年12月以来の黒星を喫した。

 重森は「日曜日(6日)に新日本キックで健太選手と試合をしてきます。1カ月くらいあれば前回の試合を引きずることなく100%で試合に挑めるので、影響は全くないので100%に仕上げて挑みたい。去年の9月にスアレックに敗れていますが、その続きが出来るという気持ちで楽しみです」と、約1カ月間隔の試合でも問題ないとコメント。

 迎え撃つスアレックは「去年1回やったことがあるので大体分かります。次はガンガンやってKOします」と、手の内は分かっているので次はKOすると意気込む。


 前回対戦した印象を聞かれると、重森は「ファイターのイメージが凄くあったんですが、テクニックがあって面食らった部分があって。裏切られた気がしました(笑)。そこはタイで試合をして日本に来て試合をしてきて、両方できるベテランの選手なのでそういった上手さに面食らった印象です。今回はアグレッシブさは警戒するところは変わりないですが、テクニックの引き出しもあることを頭において、5Rしっかりいい試合をしていければと思っています」と、前回はイメージと違っていたことが敗因だとする。

 スアレックは「いっぱい練習していい試合します。KOします」と相手のことは関係なさそう。

 今回はKNOCK OUTのタイトルが懸かった一戦となり、重森は「私は初期からKNOCK OUTに参戦させてもらっているので、人一倍KNOCK OUTのベルトへの気持ちが強いし、KNOCK OUTを引っ張っていきたい気持ちも強いです。ヒジありキックのKNOCK OUTがメジャーイベントになるように、一般層に届くように、注目される選手になっていきたいと思うので、そのためにKNOCK OUTのベルトは必須だと思うのでここはしっかり戦いたいと思います」との想いを口にした。


「去年の9月の続きができる」とした重森。前回は3分3Rでスアレックの判定勝ちとなったが、「正直、試合を見返したんですよ。自分の思っていた以上に差はなかったかなと思っています。それが逆によくなかった。やってる時の感覚では取られている感覚があったんですが、見直してみたら大きな差はなかった。そこで面食らったところがあります。日をまたいで切り替えてやれるのは、私にとってプラスになると思います」と、5Rなら自分が勝てていたのではないかとする。

 それを聞いたスアレックは「1回やったことがあるから、弱いところも分かっているのでKOします」と再戦ではもっと差をつけて勝つとした。

 そして重森は「この時期ですが、試合ができるのを嬉しく思っています。今回勝ったとしてもスアレックとは1勝1敗になってしまうので、それだと格好がつかないので7月はしっかり差を見せつけて王者になって、ヒジありキックをどんどん盛り上げていきたい。会場へ足を運んでいただければなと思います」と、圧勝したいと宣言。

 スアレックも「しっかりベルトを守りますので、いい試合を見せますのでよろしくお願いします」とベルトは渡さないと語った。

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