1vs3の変則マッチを東京ドームで行うとぶち上げた那須川天心(C)RISE/Chiyo Yamamoto
2021年6月13日(日)に東京ドームで開催される「Yogibo presents RIZIN.28」の記者会見が1日、都内にて行われた。
会見では榊原信行RIZIN CEOより、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)にも出場をオファーし、最終調整中だと発表。その直後、那須川は自身のYouTubeチャンネルにインタビュー動画をアップし、「重大発表」と驚きのプランを発表した。
那須川は「僕は6月13日の(RIZINでもK-1でもRISEでもない中立の)大会で試合をする予定だったんですけれども、その相手が武尊選手。という候補というか、まだ何も決まっていなかったんですけれども。元々試合をするかもしれないということで準備を進めてきたんですが、その試合が流れてしまったと。RIZINも当初5月23日の開催予定だった東京ドーム大会がコロナの影響で延期になって、そのまま(中立イベントで抑えられていた)6月13日になって。、自分も武尊選手以外の相手と、相手は誰でもというか。ずっと準備はしていてここまで至ったんですけれども、しかし他の選手にたくさんオファーを出したんですがすべて断られてしまった」と、どちらにしても6月13日に試合をするつもりだったが、オファーを出した相手にすべて断られたという。
(写真)那須川天心YouTubeチャンネルで重大発表を行った那須川、挑戦者を募集(那須川天心YouTubeチャンネルより)
「現時点で対戦相手が決まってません。けれど対戦を断った選手にもいろいろな事情があったのかなと思っています。ただ、、自分が逆の立場だったら周りが猛反対しても俺はやるかなと思っていますね。俺だったなら名乗りをあげたかなと思います」と、断った選手は悪くはないと前置きした上で、自分だったらやるだろうとの意見を述べた。
続いて重大発表として「これまでRIZINさんだったりとかチームの関係者と話を続けてきたんですが、RIZINで誰もやったことのないチャレンジをやろうかと思っています3分3R、1人1Rずつで3人の選手で戦おうかなと」と、仰天プランを発表した。
これは「企画じゃなくてガチの挑戦」だと言い、「格闘家で僕と真剣勝負、全力で戦いたい人を募集します。RIZINに応募してもらえれば」と、あらゆる格闘技から挑戦者を募集すると発表。ルールはキックボクシングルールかフロイド・メイウェザー戦でのパンチのみのルールの2種類を選べるという。
那須川は「仕方ないですよ、たくさん対戦相手を募集したんですが、いないんですから」と、変則マッチなら試合が出来るだろうと語った。ムエタイでは強すぎる選手を相手に1vs2で、4Rで対戦相手が元気な2人目に入れ替わるという変則マッチが実際に行われている。しかし、元気な相手が1人1人、次々と戦いを挑んでくるのは前代未聞。果たして、挑戦者は名乗りをあげるのか。
なお、榊原CEOは2022年3月でボクシングに転向する那須川のキックボクシングでの試合は「あと多くて4試合」としている。