MISAKI(左)の相手はERIKOに決定。アグレッシブ女子同士の対戦となった
2021年6月20日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 act.3』の追加対戦カードが発表された。
出場が決まっていたSB日本女子ミニマム級1位MISAKI(TEAM FOREST)の対戦相手は、RISE QUEENミニフライ級5位ERIKO(ファイティングラボ高田馬場)に決定。
MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。
再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年2月のSBで祥子JSKを破りようやく白星を飾ったが、4月大会では対戦相手の調整がつかず寺山とのエキシビションマッチを行った。
対するERIKOは、普段は派遣OLで、ダイエット目的で3年前からキックボクシングを始めた。2019年9月の『RISE』でプロデビュー。同じくプロデビューのAKARIに序盤からパンチでの打ち合いを仕掛け、判定3-0で敗れたものの激しいファイトを展開。その後は山岸愛子に初回TKO勝ち、アリスとオンドラムに判定勝ち、山上都乃をヒザ蹴りでKOと4連勝を飾ったが、今年2月に真美に敗れて連勝はストップ。4月には紗彩に勝利して再起している。5勝(2KO)2敗の戦績を持つアグレッシブスタイルの女子。
ぱんちゃん戦での敗北以降、MISAKIは猪突猛進スタイルを封印し、距離を取って考えながらのニュースタイル完成に着手しているが、今回の相手ERIKOはパンチでガンガン前に出てくる選手。これに呼応して久しぶりに猪突猛進スタイルで対抗するのか。ここで勝てば念願のタイトルマッチも見えてくるだけに、気合いの入る一戦となるだろう。
また、ERIKOが所属するファイティングラボ高田馬場はMMAや柔術のクラスもあり、投げや立ち関節技を研究してくるかもしれない。アグレッシブな試合展開が予想される。