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インタビュー

【K-1】「小っちゃい頃から格闘技一本でやっていても関係ない」30から始めた優が「みんなに夢を与えたい」

2021/05/24 22:05
【K-1】「小っちゃい頃から格闘技一本でやっていても関係ない」30から始めた優が「みんなに夢を与えたい」

学生時代に陸上の400m、800m、リレーなどで活躍。インターハイや日本選手権にも出場歴があるアスリートの優 (C)K-1

 2021年5月30日(日)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~』にて、女子アトム級の3分3R延長1RでMOE(若獅子会館)と対戦する優(NEXT LEVEL渋谷)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 優は中学・高校と陸上部に所属し、インターハイで4位の実績を持つ。30歳を過ぎてからキックボクシングを始め、現在は代官山にある美容室のオーナーでありアイリスト(アイメイクアーティスト)。2017年5月にKrushでプロデビュー。2019年11月にチャン・リーから勝利するも、2020年7月の「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」準決勝で菅原美優に敗れ、11月の山田真子戦でも敗れて戦績は2勝5敗1分となった。今回は北斗会館押上道場から女子の名門・NEXT LEVEL渋谷に移籍して初の試合となる。

自分のポテンシャル・運動能力的な部分は高い

――昨年11月の福岡大会に続いてのK-1出場が決まりました。

「福岡大会が楽しくてすごく気分がよかったので、また同じ舞台に立てることが一番嬉しいです。前回はみんなが夢見てる舞台だし、そこで自分が試合できている喜びが強くて。私は格闘技を始めるのが遅いのですが、“頑張ればこういうところまで来れるんだ”ということを実感しました。セコンドや応援に来てくれた人たちは同世代や年上の人が多いので、『夢を見させてもらった』と言われてすごく嬉しかったです。たた試合には勝てなかったので(苦笑)、今回は勝たないといけないです」


――K-1初勝利を目指す今大会ではMOE選手と試合が決まりました。

「MOEちゃんはすごい器用で上手なタイプで、そういう選手はすごい好きだし、やってみたいと思う選手だったので試合が決まって嬉しいです。試合は噛み合うと思うし、いい試合になると思います。前回(山田)真子ちゃんとやった試合も噛み合って、試合が楽しくて。それで私は1Rが終わって“勝てる”と思っちゃって。そこでの一つの判断ミス、紙一重の差で負けたと思っているので、今回はそういうミスがないようにしたいです」


――MOE選手は幼少期から格闘技に取り組んできた選手で、高校を卒業してから格闘技を始めた優選手とは全く異なるキャリアの選手ですね。

「ホント真逆ですよね。MOEちゃんも真子ちゃんと一緒で、小っちゃい頃から格闘技一本でやってると思うんですけど、別にそれは関係ないと思うんですよ。だから自分と何が違うっていうのはあまり思っていないです。自分のポテンシャル・運動能力的な部分は高いと思ってるので、キャリアの差は気にしていません」


――幼少期に格闘技を始める選手がほとんどというなかで、優選手が結果を残せば勇気をもらえる人たちも多いと思います。

「もうちょっとみんなに敬ってほしいんですけど(笑)、私はそっちじゃない(幼少期から格闘技をやってこなかった)選手の代表として、みんなに夢を与えたいです。今はジムを移籍して、仕事が終わってすぐ練習ができるし、ちょっと空いた時間に走って、1回シャワーを浴びてまた仕事に戻ってみたいなこともできるようになって、練習環境がめちゃくちゃよくなったんです。その成果を試合で見せられると思います」

――それでは念願のK-1初勝利へ向けて、意気込みとメッセージをお願いします。

「とにかく勝ちたい、ほんとそれだけです。そうは言っても変な試合はしたくないし、見ていて面白い試合もやりたい。勝ちにこだわって、お客さんを楽しませる。その両方を見せられる試合にしたいと思います」

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