高校を卒業して初の試合に臨むMOE (C)K-1
2021年5月30日(日)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~』にて、女子アトム級の3分3R延長1Rで優(NEXT LEVEL渋谷)と対戦するMOE(若獅子会館)のインタビューが主催者を通じて届いた。
MOEは第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝。現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦。強豪を相手に連敗を喫したが、「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」では準決勝でチャン・リーを破って決勝へ進出。菅原美優に敗れて戦績は3勝4敗となった。今春、高校を卒業して初の試合でK-1に初出場。
自分のアカンところとしっかり向き合って練習しています
――MOE選手は3月で高校を卒業されたそうですね。
「はい。お兄ちゃん(高橋直輝)が柔道整復師で、自分も資格をとって何かやりたいと思って、鍼灸師の学校に通っています。専門学校に入ってからは勉強を前よりもっと頑張らないといけないし、しっかり勉強して国家資格を取りたいと思ってます」
――MOE選手は柔道整復師でなく鍼灸師の道に進んだのですね。
「お兄ちゃんと同じことをして比べられたら嫌だなと思って(笑)」
――高校時代を振り返っていかがでしたか?
「楽しかったです。ベルトは獲りたかったですけど…」
――Krush女子アトム級のベルトがかかっていた昨年11月の菅原美優戦では判定負けという結果でした。あの試合の反省点はどこでしたか?
「全然アカンかったなって思います(苦笑)。試合中に感情的になったというか、腹が立ったりして……。本当に反省点の多い試合でした」
――今回はK-1初参戦で優選手と対戦が決まりました。
「いつかはやると思っていたので、“今か!”みたいな感じです。K-1に出るのも初めてで、後楽園も広いですけどもっと会場は広いですし、ライトや照明もスゴい。K-1で戦うこと自体がスゴいことなので、そこに出るからにはしっかり強くならないといけないと思います」
「今まではパワー型なのかなという印象です。でもジムを移籍してどうなっているのかはわからないです。根本的なところは変わらないと思いますけど、変わる人はむっちゃ変わると思うので」
――K-1デビュー戦でどんな試合をしたいですか?
「KOで勝ちたいです。見てる人が面白いと思ってくれる、熱くなってくれるような試合ができたらなと思います」
――今大会ではMIO選手と菅原選手の試合が組まれています。菅原選手に敗れているMOE選手にしたら当然面白くないですよね。
「それはそうですね。もし自分が菅原選手に勝っていたら、自分がMIO選手とやっていたのかなと思うと……悔しいです。今は優選手と試合が決まっているので、自分の相手である優選手にしっかり勝って、そこで評価してもらえたらいいなと思ってます」
――MIOvs菅原の試合に対して、自分たちはどんな試合を見せたいですか?
「同じ階級だし、菅原選手とは試合したことがあるので、比べられるところはあると思うんですけど、絶対にというか、自分らのほうが面白い試合できると思います。優選手もガンガン来てくれると思うので、しっかり目立てるように頑張りたいと思います」
――今回は菅原戦後の再起戦となりますが、どんな姿を見せたいですか?
「今まで自分のアカンところから目をそらしていたというか、認めないところがあったんですけど、今回はそこにしっかり向き合って練習しています。その成果を試合で出したいです」
――それでは最後に試合に向けた意気込みをお願いします。
「試合までにもっと練習してもっと強くなるので、KOして勝ちたいと思います」