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【RISE】新必殺技「上弦ノ三日月蹴り」で秒殺KO勝ちした一馬「下弦ノ三日月もあります」次は秋までに暫定王座決定戦

2021/05/23 22:05
 2021年5月23日(日)東京・後楽園ホールで開催された『RISE149』のメインイベント、スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1Rで元ムエタイ三冠王ノラシン・スペチアーレジム(タイ/Speciale gym)を1Rわずか47秒でKOした同級1位・一馬(MONSTAR GYM)が試合後コメントした。 「ノラシン選手は急なオファーで受けていただいてありがとうございます。ムエタイの蹴りは重いなと思いました。作戦としては早い段階で倒したかった」と、当初はRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーとのタイトルマッチが内定していたが、コロナの影響でチャンヒョンの来日が不可能となったため、代打出場となったノラシンにお礼を述べた。  誰もが呆気にとられた最後の技は「上弦ノ三日月蹴りです」と一馬。「三日月もヒザも入るなと思っていました。蹴りの軌道はアゴ下から突き上げ、中足をぶつけて蹴る。あれで倒れない選手はまともにもらったらいないと思う。インパクトを残したのでこれから他の選手が警戒してくるので逆に僕はやりやすくなると思う」と、三日月蹴りでアゴを蹴るというオリジナル技だと説明した。 「三日月蹴りが得意なので自分で開発しました。空手で使っている人はいるかもしれませんが、キックボクシングでは僕だけだと思います。自分は極真空手をやっていて、唯一ダウンをとられて負けた試合が三日月だったんです。それで“この技は凄いな”と思って練習して、得意技になりました」と、元々得意だった三日月蹴りをアレンジしたという。  タイトルマッチを前に見せてしまってよかったのかと聞かれると、「分かっていても対応できないと思いますね。できる選手は練習していてもいません。レバーへの三日月蹴りと同じ軌道なのでどっちが来るか分からないと思います」と、どっちかを警戒すればどっちかに当たるとかなり自信のある必殺技のようだ。さらには「下弦ノ三日月もあるんです。序盤に出したので映像で見てもらえれば分かりますよ」と、もうひとつあると明かした。  試合後にはタイトルマッチをアピールしたが、伊藤隆RISE代表はチャンヒョンが来日できないため暫定王座を決めることをすでに公表している。一馬は「直訴しなくてもやってくれると思います」と、あとは暫定王座決定戦の決定を待つだけだとした。  一馬は1年に1~2試合しかやらない“RISEのレアキャラ”だが、次の試合はいつ頃かと聞くと「秋かな。レアキャラなのでキャラを守らないと」と笑った。  その後、伊藤代表は「メインの一馬はメインらしい試合でキチっと締めてくれた。あまり見たことがない技で相手も見えなかった。頭ひとつ出てきたなという感じがしました。暫定王座決定戦の彼の反対側を決めていきたい」と、一馬が暫定王座決定戦に出るのは決定的だとし、「あとは王座を決める相手。ランキング上位を戦わせて競い合わせて、遅ければ秋だが早めにやりたい。本当は今日がタイトルマッチの予定だったので次は早めにやらせたいですね」と、一馬の相手をセレクションして秋まで待たずに暫定王者決定戦を組みたいとした。
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