2021年5月22日(土)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT 2021 vol.2』の一夜明け会見が、23日(日)都内で行われた。
セミファイナル(第8試合)のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACK女子 46.5kg契約3分3R延長1Rで、J-GIRLSピン級&WMC日本女子同級王者MIREY(HIDE GYM)を1R2分30秒、右ストレートでKOしたKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)が会見に出席。
会見に同席した宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「次戦は7月の後楽園ホールがいいのでは。本人はどんどん強い選手とやりたいと言っているし、目の力でも分かります。プランがいくつかあって他団体でベルトを持っている選手もいて。ぱんちゃんは46kgの王者ですが上の相手でも辞さないとの言葉を鈴木会長から頂いています。それを今日から動いていきます。それに応えられるマッチメイクをしていきたい。発表して“おーっ!”と言われるマッチを調整していきたいです」と、次戦は7月で他団体の王者クラスを用意したいとした。
ぱんちゃんも「45kg、46kg、47kgまで1位や元王者、現王者とはやっているので、みんなが見たいのは48kgの選手だと思う。階級を上げるつもりはないですが、みんなが見たいカードができたら上の階級でもやります。46~48kgまではいけるので48kgまでにしたい。パワー負けはしないと思っているので、フィジカル、テクニックをもっとつければ勝てると思っています」と、女子の選手層が厚い48kgの選手とも戦うと宣言。
ぱんちゃんと戦いたいと名乗りを上げてくる選手は今のところいないと言い、「そこが出てこないのは何でだろう。新しい選手は言って下さるようになりましたが、ベルトを持っている選手しか興味ないです。ベルトを持っている選手に勝てると思っています。今回も反応はなかったです。オファーしたら受けてくださるのかなって期待はしています」と、他団体の王者との対戦を熱望する。
4月大会で決まりかけていた選手がいることは明らかとしており、宮田Pは「その選手も含めて。女子の層が厚くなってきていますが、それぞれのスケジュールがあるので。そこを上手く合わせていきたいです。7月に合えば可能だし、その先になる可能性もある。一番強く言いたいのは、一番インパクトのあるKO試合をしたのだから7月によりよりファイターを用意するということです。ファイターはいっぱいいます。海外から呼びたいのもあるんですが、本人は国内トップとしのぎを削りたいとの想いがあるのでそれを叶えたい」と、4月の相手がそのまま7月OKになるかは分からないが、いい相手を用意したいとした。
また、宮田Pは「最高に近い形の試合を見せてくれた。女子の選手では熊谷直子が後楽園ホールでパンチ一発でぶっ倒した試合が95年にあって。同じような場所でのKOだったので、26年前を思い出しました。ビックリしました」と、長いキックボクシングプロモーター人生でもなかなかない女子のKO劇だったとぱんちゃんを称えた。