「まるで父兄参観」と松崎(左)本人が言う前に、すでに会場から声が上がっていた花岡とのツーショット
2021年5月22日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』の前日計量&記者会見が、21日(金)都内にて正午より行われた。
第5試合のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級3分3R延長1Rで対戦する、松崎公則(STRUGGLE/元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者、元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者、元WPMF日本スーパーフライ級王者、元J-NETWORKスーパーフライ級王者)と花岡竜(橋本道場/イノベーション・フライ級王者)は共に100グラムアンダーの51.9kg。
第4試合のKNOCK OUT-BLACKライト級3分3R延長1Rで対戦する、麻火佑太郎(PHOENIX)はリミットちょうどの62.5kg、古村匡平(FURUMURA-GYM)は62.2kg。第3試合のKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1Rで対戦する炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)はリミットちょうどの55.0kg、加藤和也(ドージョー☆シャカリキ)は54.9kg。
第2試合のKNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級3分3R延長1Rで対戦する、濱田巧(team AKATSUKI)と酒井柚樹(TEPPEN GYM)は共に51.9kgで計量をそれぞれパスした。
ビジュアル的に異彩を放ったのは、第5試合の松崎vs花岡。松崎自身もコメントで「2人で並ぶと親子みたいで父兄参観みたいになりますが、45歳と17歳で戦います」と、年齢差28歳対決を表現してみせた。
松崎は「私はもう引退間近なので、思いっきり全力を出して面白い試合を2人でしたいと思います」と意気込み、「普段会ったところで17歳とは絶対に戦わないですが、同じリングで戦うのを見せられるのがキックボクシングの面白さだと思います」と、非日常を楽しんでもらいたいとする。
「橋本道場の選手とはたくさんやっていて、手の内がバレているので今まで出していない技で勝ちたいと思います」と、意表を突きたいという松崎。45歳ならではの強さはどこにあるのかと聞かれると「これまでの試合経験、気持ちの強さだと思います」と答えた。そして「もうすぐ引退なので、この試合に全ての力を出して勝ちたいと思います」と全力で臨むと話した。
一方、花岡は「今回は緊急事態宣言で試合が1カ月ほど延びてしまい、2カ月間しっかり追い込んできたのでベテランの松崎選手をしっかり倒して勝てたらいいなと思います」との意気込み。
「身体は自分の方がデカいと思いましたが。並んだ時にベテラン選手らしい余裕を感じたので、負けないように頑張ります」と松崎を見て思い、「コンビネーションとか自分がやりたい技を出し切って、しっかりKOで勝ちたいと思います」とKOすると宣言。
17歳ならではの強さは何かと聞かれると「まだ身体の怪我は全然してないですし、しなやかさ、蹴りの伸び、パンチとかいろいろな技を出せるのが若い人ならではの強みだと思います」と答えた。最後には「まだコロナの状況ですが、明日は応援に来てくれる方がたくさんいます。応援してくれる方、初めて観る人にも試合を楽しんでもらって、そこでしっかりKOして勝ちたいと思います」と、改めてKO勝ちすると語った。
麻火佑太郎(PHOENIX)のコメント
「今回かなりいい仕上がりで、明日は自信を持って試合に臨めます。圧倒的に勝って自分の価値を高める試合内容にしたいと思うので、4試合目に注目をお願いします。(計量と会見で対戦と向かい合って感じたことは?)いつも対戦相手と向き合う時と変わらなかったのですが、確かに筋肉は相手の方がありますが、毎回相手の方に筋肉があります。筋肉がある方が勝つわけではないので、明日試合を見てもらえればと思います。(明日はどう勝ちたい?)判定でもKO決着でも自分が常に圧倒した内容で勝ちたいと思います。(ファンにメッセージ)明日はこれから『KNOCK OUT』はどんどん大きくなりますが、自分や古村選手といった若い世代がこれからどんどん引っ張っていかないといけないと思っています。今現在『KNOCK OUT』を盛り上げているのは、自分よりも年下の世代が多いのですが、自分もしっかり『KNOCK OUT』の中心選手になっていきたいので、明日はふさわしい試合内容を皆さんに見ていただきたいと思います」
古村匡平(FURUMURA-GYM)のコメント
「先ほどリカバリー中に梅お粥を食べていたら梅干しの種が詰まりそうになって死にかけました古村匡平です。今日は種を詰まらせましたが、明日はしっかり麻火選手をしっかりKOで倒してタイトルマッチに近づけるように頑張りますので応援よろしくお願いします。(計量と会見で対戦と向かい合って感じたことは?)俺の方が筋肉があるかなと。あまり印象は感じませんでしたが、めちゃくちゃ良い人そうだなと。『明日はよろしくお願いします』と言われたので、こちらもそう言いました。(明日はどう勝ちたい?)思いつきでその場でこれで倒せると思った技で倒したいと思います。ガチャガチャと同じ感覚で観てくれればいいかなと。(ファンにメッセージ)明日は梅干しを喉に詰まらせないようにご飯を食べて状態を良くします。相手から圧倒的に勝つと言われましたが、逆に圧倒して麻火選手を倒したいと思います」
炎出丸(クロスポイント吉祥寺)のコメント
「明日は自ら望んだBLACKルール。そしてキャリアの最後の目標としてBLACKルールの55kgのベルトを獲ることを決めました。明日はしっかり倒してアピールしていきたいと思います。(明日のアピールポイント)この中で僕が一番キャリアがあり、続ける力が一番あると思います。その中でもいい経験をしたというレベルの違いを見せます。今日本が元気ないのですが、会場に来る人、ツイキャスで観てくれる方々に元気を与えられるような試合をしますので期待して下さい」
加藤和也(ドージョー☆シャカリキ)のコメント
「明日の試合でどんなに大きなケガをしようが、もうこれから格闘技ができなくなろうが構わないので倒しにいきます。(会見で一番肌が黒かったことについて)試合に向けて黒い方が筋肉が映えると思ったのでしっかり焼いてきました。気合いの現れです(笑)。(明日のアピールポイント)今日しっかりリカバリーに専念して、明日は自分のパワー、アグレッシブさを見てほしいです。『KNOCK OUT』初参戦で、自分のことを知らない人がほとんどだと思いますが、明日僕の試合を観た人がもっと見たくなるような、これから期待したくなるような、そういう試合を見せるので3試合目の加藤和也に注目して下さい」
濱田巧(team AKATSUKI)のコメント
「明日は長かった準備期間を無駄にしないようにしっかり結果を残して勝ちたいと思います。(明日のアピールポイント)『KNOCK OUT』と言う舞台なのでKOが大事だと思います。KOを狙いに行く姿を見てほしいと思うので盛り上げる試合をします。こういう時期ですが、明日はたくさんの方が応援に来て下さいます。必ず面白い試合をしますので注目してください」
酒井柚樹(TEPPEN GYM)のコメント
「この日までにやってきたことを全て明日出すので応援よろしくお願いします。(明日のアピールポイント)自分はスピード、気持ちも自信あるのでそこを注目してもらいたいと思います。一番盛り上がる試合をして自分が勝ちます」