2021年5月22日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』の前日計量&記者会見が、21日(金)都内にて正午より行われた。
KNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで、第7試合で対戦する栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)はリミットちょうどの57.5kg、元TENKAICHIバンタム級王者No-Ri-(ワイルドシーサーコザ)は56.8kgでパス。第6試合で対戦する元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者・小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)は57.4kg、九州プロキック・フェザー級王者、TENKAICHI同級王者、大和57.5kg王者の銀次(Next零)は57.3kgで計量をパスした。
初参戦の銀次は「KNOCK OUT初参戦です。インパクトのある試合をして名を残したい」、同じく初参戦のNo-Ri-は「夢の舞台なので嬉しいので全力を出して頑張りたい」と、それぞれ意気込み。NO-RI-を迎え撃つ栗秋は「カードが変更になって(当初は龍聖とNO-RI-の対戦が決まっていたが開催延期により変更)KNOCK OUTの舞台に出させていただいて山口代表、宮田プロデューサーに感謝しています。明日は盛り上がる試合が出来たらなと、盛り上がる試合をして勝ちに行きます」、銀次を迎え撃つ小笠原は「こういう状況の中で試合をさせてもらえるのはありがたい。せっかく明日試合できるので一番楽しみたい」とそれぞれコメント。
銀次は「KNOCK OUTという大きな舞台で地方の選手が試合をできること自体が光栄です。でも試合をするだけでは何も残りません。結果を残さないとダメなので僕はKNOCK OUTフェザー級のベルトを獲りに行きます」との野望を燃やす。
NO-RI-は「龍聖選手と盛り上げたかったけれど、それよりも栗秋選手の知名度が龍聖選手よりもあるので、組んでくれてありがたいと思っています」と、より知名度がある栗秋との対戦を喜ぶ。栗秋は「4連勝してそこから4連敗してしまい、次がない時にこういう話をいただいてありがたいと思った。選手である以上は明日試合だろうが明後日だろうが、会長が出てくれと言った試合にはいつでも出ます」と、どんな状況であろうが試合を引き受けるとした。
計量では700グラムアンダーとだいぶ軽いNO-RI-は「普段は55kgでやっていますが、57.5kgを経験したいのもあって。経験のためです」とし、「夢の舞台のKNOCK OUTなので光栄に思っているので、試合を頑張りたいと思います」と話した。
どんな自分を見せたいかとの質問には、銀次が「KNOCK OUTのフェザー級が一番アツいと思っているので、明日は自分が一番の試合をして倒しに行く。どんな技でも倒せるのでそこを見て欲しい」と言えば、小笠原は「僕の場合はずっと新しい自分を見つける、本来の自分の動きを取り戻すことをテーマにしています。それを今、自分自身で見つけていきたい心境です。やるからには、フェザー級のトップにいるという試合内容を見せたい」と答える。
NO-RI-は「勝ち負けにはこだわらないで全力を出して、得意の回転技を見せて頑張りたい」と盛り上がること重視だとし、栗秋は「特にはないですが、同門で同じ階級で王者になった裕典さんがいるので、2人でフェザー級の他の選手を蹴散らしていきたい」と、クロスポイント勢でフェザー級の天下を取りたいと言い放った。
最後には、銀次が「アツい盛り上がる試合をします」、小笠原が「見てくれる人がいるから僕らは試合ができる。明日盛り上げる試合をしたいと思っていますが、そのためには2人でいいパフォーマンスをしないといけないので、銀次選手にガンガン前へ来てもらってそれに僕が応える試合ができればと思います」、NO-RI-が「勝ち負けにこだわらないで、僕は生まれつきの難聴で5~6年前には両目の難病も発覚しました。同じ病気を持っている子供たちもいるので、そういう人たちに夢を与えられるように頑張ります」、栗秋は「明日に試合が決まったのは自分の中ではまだ早いと思いましたが、気持ちは作って来たので華のある試合をして会場に響かせます」と、それぞれ誓った。