MMA
レポート

【ONE】再起戦で三浦彩佳が“キーロック”で一本勝ち!「目標はチャンピオンになること」

2021/05/19 02:05

▼ONE世界ヘビー級(※102.01kg)選手権試合 5分5R
○アージャン・ブラー(カナダ)
[2R 4分27秒 TKO] ※パウンド
×ブランドン・ベラ(米国)
※ブラーが新王者に

 ヴェラは2015年12月にポール・チェンを1R KOに下し、ONE世界ヘビー級世界王者になると、関根“シュレック”秀樹、マウロ・セリーリも初回KOで沈め、2度の防衛に成功。

 2019年10月の前戦では、ライトヘビー級戦で王者アウンラ・ンサに挑戦したが、2R TKO負けで二階級制覇はならず。1年7カ月ぶりの再起戦で、3度目の防衛戦に臨む。

 挑戦者ブラーはUFCで3勝1敗(MMA10勝1敗)。インド系カナダ人として初の五輪代表となり、2010年のコモンウェルスゲームズで、レスリングフリースタイル120kg級で金メダルを獲得。2012年のロンドン五輪にも出場を果たしている。2019年10月の前戦でONEデビューし、マウロ・チリリを判定で下している。

 1R、ともにオーソドックス構えから。左ジャブから入り、左ローでいきなりブラーのバランスを崩すヴェラ。さらに右ストレートを積極的に先に攻撃を仕掛けていく。サウスポー構えにスイッチするヴェラは、それに合わせて前足を変えるブラーの右前足に右インローを蹴る。

 左インロー、右ローを蹴るベラに対し、ブラーはサウスポー構えから左ストレートで飛び込み、そのまま左フックをダブルで当てる。ヴェラはジャブを返すと、圧力をかけてくるブラーに右も突く。ヴェラのオーソ構えに、自身もオーソに戻すブラーは、左ジャブの刺し合いでまさり前へ。

 ヴェラの前足に合わせてスイッチを繰り返す。右オーバーハンドを当てるブラー。金網を回り左ボディストレートを返すヴェラ。ブラーは左のダブルで圧力をかけ続ける。右を伸ばしてダブルレッグからシングルレッグでテイクダウンを奪うブラー!

 ヴェラはニーシールドからハーフガードにし、キムラクラッチへ。腿を持って腕を背中に回されないように防ぐブラー。そのままブザー。

 2R、両者、最初はオーソドックス構えから。左ジャブの刺し合い。互いのジャブで顎が上がる。右ローはヴェラ。ブラーも左ジャブをヒット。細かく頭を動かし、的を絞らせないブラー。スイッチして右オーバーハンドをヒット!

 後退するヴェラに左ジャブから右アッパーで追うブラーに、ヴェラはワンツーで押し戻し左ミドルも距離が近く浅い。詰めて右から左はブラー! さらに右フックを打ち下ろす。

 ジャブを打つブラーに左ハイを打つヴェラ。それをブロックするブラー。ジャブで押し返し、左ローを当てるヴェラ。ブラーは、顔面へのワンツーで押し戻し、右ボディストレートを効かせると、動きが落ちたヴェラの右フックを掻い潜り、ダブルレッグから脇を潜り、バックから崩してテイクダウン!

 亀で動けないヴェラに左手でパウンドするブラー。左手を顔にあててガードし何とか立ち上がるヴェラだが、バックから前方に崩すしてコントロールするブラー。パンチを被弾し続けるヴェラに声をかけたレフェリー。そのまま動けないヴェラを見て間に入った。

 インド人初のONE世界王者に輝いたブラーは試合後、元RIZINのアミール・アリアックバリを1R KOに下したカン・ジウォン(韓国)との試合をアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント