新生K-1旗揚げ戦の舞台で、K-1甲子園準優勝を飾った佐野が本戦に初出場 (C)K-1
2021年5月30日(日)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~』にて、スーパーファイトのスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで島野浩太朗(菅原道場)と対戦する佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。
佐野は2014年Krush-55kg新人王、2015年K-1甲子園準優勝で2017年12月には『Bigbang』でフェザー級王座を獲得。2018年11月には初防衛にも成功している。Krushでは2013年7月から9連勝を飾り、2015年1月には元K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹にも勝利を収めている。2020年3月にスーパー・フェザー級に階級をアップしたが、山本直樹に判定負け。戦績は19勝(3KO)9敗。
自信は毎回あるので、そこも変わらずです
──プロでは初のK-1参戦が近づいてきました。試合に向けた調整・練習の状況はいかがでしょうか?
「体調もバッチリですし、毎日いい練習もできてます。いつも応援してくれてる人たちだったり、友達から『やっとK-1で試合が決まったな』って感じで声をかけてもらって。会場にも応援に来てくれるので、いい試合を見せたいですね」
──佐野選手は2014年11月のK-1旗揚げ戦でK-1甲子園の決勝戦を戦っています。それ以来のK-1参戦、プロとしてはK-1初参戦となります。K-1のリングに立つまでにだいぶ間が空きましたが、自分ではどう思っていましたか?
「自分が結果を出せていなかったので、そんなに考えることはなかったです。周りから『いつK-1に出るの?』と言われていたので『K-1に出たいな』と思っていたぐらいです」
──ジムの同門がK-1で活躍する姿を見て、「自分はまだか?」という気持ちはなかたったですか?
「……そんなにはなかったですね。K-1は誰でも出られるような場所じゃないし、自分が結果を出していない以上はしょうがないという感じです」
──では今回K-1出場が決まって、自分もK-1で結果を出すという自信はありますか?
「自信は毎回あるので、そこも変わらずです」
──今回の対戦相手=島野選手に対しては会見で「気持ちの強い選手」と言われていましたが、これまでの試合で気持ちの強さを感じた印象深い場面は?
「毎試合感じますね。延長戦に行った時もそうですし、格上の相手と戦った試合もそうですし、毎回気持ちを感じる選手だなと思ってます。ナメてかかってたらヤバいなという感じです」
──島野選手の熱い気持ちに、何で対抗しようと思っていますか?
「技術はもちろんなんですけど、100%以上の気持ちを見せないと勝てないと思ってます」
――相手は倒されても倒されても諦めないような選手ですが、そういう相手にやりづらさは感じますか?
「やりづらさはないと思うんですけど、すごく体力を使うというか、疲れる試合になると思うので、そこから一歩気持ちを出せるようにしたいです」
──この試合に向けての練習で一番テーマにしていることは?
「倒せるパンチ、倒せる蹴りを出せるように練習しています」
──これからのファイターとしての展望はありますか?
「先のことはあんまり考えてないです。島野選手は絶対に気持ちで来るので、気持ちと気持ちの戦いを見せられたらいいなと。それで結果、倒せたらいいなと思ってます」
──それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「試合自体が1年2カ月ぶりなんですけど、気負いすぎず、熱い試合を見せられると思うので、応援してください」