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【修斗】18歳・西川大和が大尊伸光から一本勝ち! 宇野薫は内藤太尊にKO負け、女子スーパーアトム級で中村未来と杉本恵が復活TKO勝ち! 7.25 後楽園で世界フェザー級王座戦 SASUKE vs. 工藤諒司が決定

2021/05/16 17:05
▼メインイベント 第11試合 ライト級 5分3R○西川大和(西川道場)[2R 4分53秒 三角絞め]×大尊伸光(同級世界1位/フリー)  2020年5月の修斗初参戦から未だ負け知らずの4連勝を飾り、立ち技でも快進撃を続ける“18歳の二刀流”西川大和(西川道場)が、元環太平洋ライト級王者“剛腕”大尊伸光(フリー)に挑む大一番が決定。  対戦相手が誰であろうが臆する事無く真っ向勝負を挑み続ける西川は、2021年1月の前戦では、マックス・ザ・ボディに2R バックマウントからのパウンドラッシュでTKO勝ちを収めている。  対する大尊はこれまで数々の修羅場をくぐり抜け、対戦相手をワンパンチで沈めてきた強打者。2020年9月の前戦では、西川と同じくマックス・ザ・ボディと対戦し1R 左フックでマットに沈めている。  互いに倒せるパンチを持っているが、最愛の母の死を乗り越え、その思いが宿る大尊の拳はひときわ重い。“一撃必倒”の両者による3R戦は激闘必至か。西川は今後キャリアを大きく左右する一戦を迎える事となった。  1R、ともにオーソドックス構え。先に詰める西川に、右のカーフキック2連打は大尊。前足を入れ替えた西川は、ワンツースリーフォーを当てた4連打から押し込んでなんと自ら引き込み! クローズドガードに入れる西川は大尊の強いパンチを下からかわして、煽る。  中央に戻り、上から腹に鉄槌する大尊。ガードに入れて背中をつけて脇下から足で煽る西川! しかし真ん中に戻る大尊。下の西川は手首コントロールし、決定打をもらわない。  2R、サウスポーからら右ローを打つ西川は、ステップを増やし、右前蹴り。大尊のワンツーが当たるが、その前進をかいくぐりバックテイク、大尊の正対際に三角絞め! 右手を手繰りながら伸ばし十字狙い、さらに頭を引き寄せてから三角を組み直す西川は下から鉄槌、さらにヒジを打つ! 残り10秒で西川は両手で頭を引き寄せると、大尊がタップした。  試合後、18歳の西川は「足がパンパンです。これで? 5連勝、ライト級、環太平洋はいらないです。川名選手、僕とタイトルマッチをやってください! お願いします!」と、RIZIN参戦中の川名雄生が持つライト級世界王座挑戦をアピールした。 [nextpage] ▼セミファイナル 第10試合 フェザー級 5分3R○内藤太尊(同級世界8位/roots)[2R 4分59秒 KO]×宇野 薫(UNO DOJO)  選手生活25周年を迎える宇野薫が、2019年11月のドイツ王者・マーカス・ヘルド戦でのリアネイキドチョークでの一本勝ち以来、約1年6カ月振りに聖地・後楽園ホールで戦線復帰を果たす。対戦相手は宇野薫と二度に渡る歴史的な戦いを繰り広げた佐藤ルミナを師匠に持つ内藤太尊。  内藤は、極真カラテ全米選手権を制したフルコンタクト空手仕込みの打撃を武器に、師匠譲りのアグレッシブなファイトスタイルを信条としており、駆け引きなしの真っ向勝負を挑む特攻スタイル。2021年1月の前戦では、SASUKEとの環太平洋王座戦で2R リアネイキドチョークで敗れており、今回が再起戦となる。  内藤にとっては、またしても負けられない試合だ。同門の土屋大喜が2014年に行われたプロ修斗25周年大会で宇野に敗れ、同日に行われた佐藤ルミナの引退式に華を添えることが出来なかった経緯もあり、内藤は師匠と兄弟子を破った宇野薫を越えることが出来るか。あの歴史的一戦から20数年の時を経て実現する修斗伝承マッチだ。  1R、セコンドに佐藤ルミナがつく内藤の左右を掻い潜り、ボディロックから回してテイクダウン、すぐにバックテイクする宇野は、右足をかけて引き込み、リアネイキドチョーク狙い。  亀までなる内藤に、再び引き込む宇野。内藤は亀になって背負って立ち上がる。宇野を前に落とす内藤。スタンド勝負。右を当てる内藤。宇野はダブルレッグも切られ、下に。中腰からパウンドも深追いしない内藤。宇野はシングルレッグからテイクダウン! 鉄槌を入れる内藤の立ち際をバックに回ろうとするが右手を伸ばしてバックは取らせず。ブザー。  2R、互いに打ち合いから組む宇野はテイクダウンを切られ、下を選択も、スタンド勝負。宇野のダブルレッグにがぶる内藤、しかし両脇を差す宇野は、回してテイクダウン! ハーフからスイープする内藤は立ち上がると、右アッパー、首相撲ヒザも、再び組んでボディロックする宇野がテイクダウン狙いも、ここでがぶり際で上を取るのは内藤! ニアマウントになるも宇野はケージウォークから体を戻す。  再三、ダブルレッグに入る宇野。これを切り続ける内藤! スタンドで互いに右を振るが宇野の左の打ち終わりに右は内藤! さらに右を繰り出した宇野に、内藤は右のクロスカウンター! 宇野がヒザから崩れ落ちて、すぐにレフェリーが間に入った。2R残り1秒でのKO。  セコンドの佐藤ルミナが見守るなか、内藤は「今回の試合でいろんな人が声をかけてくれて。僕の師匠が作り上げた歴史のなかで、宇野薫選手と闘えることを光栄に思います。最後にひとつだけ、“This is Shoot”」と、師匠の言葉でマイクを締めた。  46歳の宇野は、セコンドの八隅孝平の肩を借り、青木真也らとケージを後にした。 [nextpage] ▼第9試合 フライ級 5分3R○宇田悠斗(同級世界8位/総合格闘技道場HOPE)[判定3-0] ※29-27×2, 30-27×清水清隆(同級世界2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)  2019年修斗フライ級新人王の宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)が後楽園ホールに初登場。宇田は現在、4勝1分の負け無しで、12月の前戦では宮城友一に判定勝利している。元世界ランカーの直撃我聞を師に持つ無敗のニューカマーは、堅実なレスリングスキルと天性の格闘センスを併せ持ち、関係者からは平良達郎と並ぶ次世代の旗手として期待されている。  その宇田を迎え撃つのは“TRIBEの若頭”清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A.)だ。前戦では7戦無敗の平良達郎に破れたが、長期間に渡りトップランカーに名を連ね、40戦以上のキャリアを持つ清水が遅れをとることはないだろう。  フライ級は新世界王者・福田龍彌を頂点に“スーパーノヴァ”平良達郎の快進撃で盛り上がりを見せている。24歳になる宇田にとって清水戦は初の上位ランカーとの対決となり、トップ戦線に入る為には越えなくてはならない大きな壁。平良戦まで3連勝をマークしていた37歳のベテラン清水にとっては、再び連勝街道に乗って悲願の王座獲得に向かいたい。  1R、ともにオーソドックス構え。宇田は右の強いカーフキック! 清水も前手の左フック、右ローを返し、左ジャブの飛び込み! 左カーフを狙う宇田だが、清水の左のダブルをもらい尻餅! すぐに立ち上がるが、清水は持ち返す。  2R、長い右を当てる宇田! さらに右カーフキック! 宇田の右がテンプルに当たり、バランスを崩す清水。がぶりから立ち上がる。右ローは宇田! 清水の前足が赤く腫れる。左ジャブを下から突き上げるように打つ宇田は、なおも踏み込んでの右ロー!   清水の右にカウンターの右は宇田! ダウンした清水は左のパウンドラッシュは宇田! さらに抱きつく清水を剥がして鉄槌で連打! レフェリーは見る。ブザー。  3R、右から左を当てる宇田! 清水も打ち合いに持ち込むも足がもつれる。ダブルレッグで押し込む宇田にスタンドで正対する清水は突き放す。  右で飛び込んで逆転のギロチンチョークを狙う清水! クローズドガードの中に入れて絞るが、首を抜く宇田が上で細かいパウンド。ブレーク。左で飛び込む清水だが、さばく宇田も左右で応戦。バランス崩して尻餅をつくが、すぐに立ち上がり笑顔。  判定は3-0(29-27×2, 30-27)で宇田が勝利。 「清水選手、タフ過ぎすぎでしょ。KOしたかったけど、またイチからやります。実力不足ですみません。僕の試合、面白かったですか?」とマイク。  続けて、6月20日メルパルクホールOSAKA大会で、世界フライ級王座戦を戦う王者・福田龍彌vs.無敗の挑戦者・平良達郎について、「福田選手と平良選手がフライ級で戦いますが、負けた方に興味がないんで、勝った方とやらせてください」と、王座戦線に絡みたいとした。 [nextpage] ▼第8試合 バンタム級 5分3R○加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)[3R 4分43秒 TKO] ※パウンド×坂巻魁斗(パラエストラ柏)  修斗バンタム級戦線に新たな選手が参戦。これまでにZST、DEEP、GRACHANなど様々な団体でキャリアを積み、アイドルオタクとしても知られている坂巻魁斗(24・パラエストラ柏)の出場が決定した。  坂巻は、2014年のプロデビューから6連勝を飾り、ZSTフライ級暫定王者にまで登り詰めたが、DEEPで柴田“MONKEY”有哉、 安谷屋智弘に判定負け。2019年12月GRACHANで獅庵にTKO負けするなど3連敗。一旦キャリアをストップしていたが、今回、BRAVE GYMからパラエストラ柏に移籍し、新たな戦いの場を修斗に求め参戦することとなった。  その坂巻を迎え撃つのが、バンタム級で凌ぎを削ってきた“遠州の用心棒”加藤ケンジ(30・K.O.SHOOTO GYM)だ。加藤は、修斗でガッツ天斗、齊藤曜に連勝後、RIZINで金太郎に一本負けも山本アーセンにKO勝ち。2021年1月の修斗では、藤井伸樹(ALLIANCE)と一進一退の攻防で会場を大いに盛り上げるも、“ゾンビ”藤井のグラウンドコントロールの前に判定で苦杯を舐めた。  加藤は再起戦、坂巻は新天地での初戦となりお互いに負けられない一戦となる。レスリングと関節技の坂巻vs強打者。加藤。強者が集う“黄金のバンタム”で異色のカードが決定した。  1R、サウスポー構えの加藤。坂巻の右アッパーに右ストレートを合わせた加藤。しかし、坂巻も右を返す。テイクダウンから坂巻は加藤の両足をフック。立ち上がる加藤をバックコントロール。  2R、右フックを打つ加藤。左を振って組む坂巻は引き込みも付き合わない加藤。坂巻は右フックからダブルレッグ、押し込みシングルレッグに移行して足を手繰る坂巻。スプロールし片手でパウンドは加藤。ブレーク。  3R、後ろ廻し蹴りも見せる加藤。しかし近づくと坂巻はシングルレッグへ。しかし加藤はスプロールして離れる。左の蹴りを当てる加藤。遠間から坂巻はシングルレッグ。足を後方に飛ばす加藤。坂巻は動けずブレーク。  左の蹴りを当てる加藤は右ローも。さらに左ストレートに坂巻は後退。遠間からのシングルレッグは切られる。スタンドバックについた加藤に前転、外がけから外ヒールフックを狙う坂巻だが、身体を折りたたまれ、足を掴んだまま正面からパウンドを受け続ける坂巻を見て、レフェリーが試合を止めた。 [nextpage] ▼第7試合 インフィニティリーグ2020バンタム級 5分2R△石井逸人(勝ち点8/TRIBE TOKYO M.M.A.)[判定0-0] ※19-19×3△野尻定由(勝ち点5/赤崎道場A-SPIRIT) 勝ち方で優勝の行方が変わるインフィニティリーグ。最も優勝に近いのが勝ち点トップの石井逸人(勝ち点7)。これに勝ち点4の小野島恒太と野尻定由が続き、2人が優勝するには一本かKOを狙うしかない。今年も最終戦までもつれた混戦を征するのは誰だ!?  石井は、2019年11月にPANCRASEで瀧澤謙太にTKO負けを喫したものの、一條貴洋、齋藤翼に判定勝ちし、小野島恒太にドロー。2021年1月の前戦では、よしずみを1R 腕十字に極めている。  対する野尻も1月の小野島戦のドロー以外、プロでは負け無し。2021年3月の前戦では一條貴洋を2R、リアネイキドチョークで極めている。  1R、右のカーフキックを3発当てる野尻。左で差して組む野尻に払い腰テイクダウンは石井! パウンドからすぐに背中に跳び乗り、スタンドで左足をかけていく。さらにバックテイクから4の字ロック、ハーフネルソンからマウント。さらにバツクマウントからヒジを突く。  2R、右のカーフキックを打つ野尻。さらに左から右で飛び込む。今度は石井が右ロー。頭下げて左右を振りながら、近づいて右ヒザは野尻! 大きな右のオーバーハンドをかわしてダブルレッグテイクダウンは石井。  野尻は金網使い立つが、ボディロックする石井は脇を潜り、引き込み。そこに正対した野尻はトラックポジションになるが、ヒザ十字ではなく正対。下からの石井の三角絞め、腕十字の仕掛けを潰してブザー。判定(19-19×3)まで持ち込んだ石井の優勝が決定。 [nextpage] ▼第6試合 インフィニティリーグ2020バンタム級 5分2R○小野島恒太(勝ち点7/CombatWorkoutDiamonds)[判定3-0] ※20-18×3×一條貴洋(勝ち点1/ブレイブハート) “ケージレスリングの鬼”小野島は、2017年11月に3年ぶりの復帰戦に勝利以降、2019年11月の手塚基伸戦での判定負け以外は、星を落としていない。よしずみに判定勝利し、石井、野尻にドローの小野島にとって、フィニッシュすることが生き残る道となる。  福島県南相馬市出身、ブレイブハート福島所属の一條は「リーグ戦最終戦、悔いのないよう終われるようにしたい」と意気込みを記している。  自力優勝の望みをつなぐためには1Rフィニッシュを狙いたい小野島。  1R、サウスポー構えからすぐに組んでテイクダウン、バックテイクは小野島。しかし右で差して立ち上がる一條をなおも崩して尻を着かせる小野島。  押さえながら左でパウンドする小野島。立つ一條は突き放す。左のスーパーマンパンチの一條に小野島はカウンターの右! ヒザをマットに着く一條を削り、左のヒザ! 残り30秒。ワンツーからテイクダウンの小野島だが、ブザー。  2Rも、速いペースでテイクダウン、パウンドする小野島。立つ一條をすぐに詰めてダブルレッグテイクダウン。両足で束ねる小野島。一條を逃がさず、ドミネートして判定勝利(20-18×3)した。 [nextpage] 7.25 後楽園で世界フェザー級王座戦 SASUKE vs. 工藤諒司が決定  7月25日(日)の後楽園ホール大会にて、斎藤裕が返上した世界フェザー級王座を巡り、SASUKE(マスタージャパン)と工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A)の対戦が決定した。 ▼修斗世界フェザー級チャンピオンシップ 5分3RSASUKE(マスタージャパン)工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A) SASUKE「過去一番の気合いが入っています。ものすごくしんどい練習してます。5分5R、真夏の夜を僕と過ごしましょう!」 [nextpage] ▼第5試合 トライアウトルール フェザー級 3分2R○平沼ヤマト(佐山道場)[判定3-0] ※20-18×3×村山大介(マスタージャパン東京)  初代シューター誕生から34年。1989年5月18日に修斗プロ化第1戦が行われた聖地・後楽園ホールに、32年の時を経て、佐山聡の遺伝子が参戦する。 “その時、歴史は動いた”  1985年に世界ではじめてMMAを競技化し、修斗を創設した佐山聡の長男・佐山聖斗が3月16日後楽園ホールで行われた修斗のリングに登壇。5月大会から佐山道場の選手が修斗のリングに参戦することが発表された。  その先兵となるのが全日本学生柔道選手権-60kg、-66kg級で代表に選出され、東京オリンピック日本代表の阿部一二三選手とも引き分けた経歴を持つ平沼ヤマトだ。柔道での輝かしいキャリアを捨て、佐山創始の直接指導を受け、打撃も開花。一般への公開はせず、練習生は全てスカウトにより内弟子になることが許される佐山道場。修斗創始者佐山聡の原理原則を受け継ぐ、その鉄のカーテンがいよいよベールを脱ぐ!  その平沼ヤマトと対戦するのはトップアマシューター・村山大介(マスタージャパン東京)だ。  2019年全日本選手権フェザー級準優勝、2020年中四国選手権準優勝と十分な実力を持ち、二度もプロ昇格を受けながら、未だにアマチュア修斗に拘る異端児。今回が初のトライアウト挑戦となるがMMAでのキャリアで勝る村山にも注目だ。  1R、柔道出身、佐山道場の平沼はオーソドックス構えから右カーフキック。対する村山はボディロックテイクダウンを狙うも、際で倒れない平沼は際で上に。立ち際をリフトし、テイクダウン。マウントからギロチンへ。首を抜いた村山に平沼は下から草刈狙い。足を効かせて、中腰からのパウンドを捌く。  2R、左の蹴りの村山に、平沼は速い右で飛び込む。村山はダブルレッグもがぶる平沼。しかし、下から足を手繰り、ダブルレッグテイクダウンは村山! 立つ平沼に、左ハイさらに組みに行くが、前転しての足関節を潰され亀に。そこをバックからパウンドを放つ平沼。最後まで激しく動き回った。  判定は3-0で平沼が勝利。「しっかり綺麗に勝って、『お待たせしました、佐山道場の平沼です』と言いたかったですけど、滑ってしまって、今後もまた期待してください」と挨拶した。 [nextpage] ▼第4試合 女子スーパーアトム級 5分2R○杉本 恵(同級世界4位/AACC)[1R TKO]×檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)  杉本恵は、北野きゅう戦でのKO勝ち後、廣瀬里美、中村未来をいずれもリアネイキドチョークで極めて3連勝をマークも、2020年8月の修斗で黒部三奈に判定負け、11月にはSARAMIにも腕十字で一本負けと連敗中。今回、檜山美樹子と仕切り直しの一戦に挑む。檜山は、初白星を目指す。  1R、テイクダウンから鉄槌を連打する杉本。立ち際にバックを奪うと右腕を巻いてリアネイキドチョークへ。左手は後ろ頭に回せず顔にかけながらも絞め上げ、檜山からタップを奪った。  杉本は2020年11月のSARAMI戦での一本負けから復活の勝利。 [nextpage] ▼第3試合 女子スーパーアトム級 5分2R○中村未来(同級世界6位/マルスジム)[2R TKO]×北野きゅう(高田馬場道場)  中村は、2021年2月の『Road to ONE 4th』で平田樹と対戦。敗れはしたものの善戦し、果敢に攻め続ける姿勢に評価が急上昇している。しかし、結果としては古澤みゆき戦に続き2連敗中。2020年9月の永尾音波戦の判定勝ち以来の白星を掴むことができるか。  その中村と対戦するのは、2019年に行われた女子インフィニティリーグ2位の北野きゅう(高田馬場道場)。2019年9月に杉本恵に2R KO負けを喫したが、11月の前戦では原田よきとドローとなっている。  1R、ともにサウスポー構え。左を当てる中村は金網に詰めて右ハイ! バランス崩す北野だが、組み際でスタンドバック奪い、片足かけて引き込みリアネイキドチョークへ! 右手は喉もとに入るが、後ろ手を掴んで正対する中村はすぐに鉄槌へ!   亀で左手を脇下に巻いて前転を狙う北野。しかし手を抜く中村はバックから右のパウンド! 立ち上がり正対する北野。左ストレートを当てる中村。さらに左右フック! しかしそこに北野も合わせて組んで金網に押し込むが、中村が体を入れ替え、ブザー。  2R、左ストレートを振る中村、さらに右から左の打撃も。北野の入りに前手の右フックを狙う。左スーパーマンパンチ、さらに右でアゴを上げさせる中村。金網に詰まりながらも組む北野。離れ際の北野の打撃をかわした中村は、左ストレート!  これで北野は鼻血。ドクターチェックで北野の顔の腫れを確認。中村の左を浴びた北野が金網に詰まり、中村のラッシュで北野コーナーがバトン(タオル)を投入した。中村が平田戦の敗北から復活のTKO勝ち。 [nextpage] ▼第2試合 女子スーパーアトム級 5分2R△小生由紀(グランドスラム沖縄APP)[判定0-0] ※19-19×3△澤田千優(AACC)※デビュー戦  杉本恵と同じくAACCから元世界ランキング1位、現在はONE Championshipで活躍中の澤田龍人を兄に持つ澤田千優(AACC)のMMAデビューが決定。沖縄初の女子シューター小生由紀(グランドスラム沖縄APP)と対戦する。小生は、3月12日のQUINTETで今成柔術の坂元和子と判定無しのドローに持ち込んでいる。 ▼第1試合 女子ストロー級 5分2R○柳 仙香(ALLIANCE)※デビュー戦[2R 1分47秒 TKO] ※パウンド×宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)※デビュー戦 ※1月大会で中止となった宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)と柳仙香(ALLIANCE)のアマチュア修斗全日本王者対決
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