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【K-1】「俺のためのトーナメント」ギラギラ系・鵜澤悠也を新Krush王者・松岡力は「文句ないスター選手になる」

2021/05/06 20:05
【K-1】「俺のためのトーナメント」ギラギラ系・鵜澤悠也を新Krush王者・松岡力は「文句ないスター選手になる」

鵜澤(左)が優勝したら「盛大に遊びに連れて行く」と約束した新Krush王者・松岡 (C)K-1

 2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて行われる、「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に出場する鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス)が公開練習を行った。


 公開練習には同門の先輩で4月23日に第9代Krushウェルター級王者となったばかりの松岡力も参加。2分1Rのスパーリングを公開し、鵜澤は現在磨きをかけているという蹴りを主体にKrush王者の松岡に積極的に攻め込み、順調な調整ぶりをアピールした。

 鵜澤は学生時代にアマチュアボクシングで実績を残し、K-1ルールに転向。そのためパンチに関しては、松岡が「僕より全然パンチも巧かったですし、むしろ『どうやって打ってんの?』って質問するぐらいで、相当レベルが高かったですね」と評するほどの技術の持ち主だ。本人も「パンチだけだったら、同じ階級で負けるなっていう選手はいない」と言うほど自信を持っている。

 しかし、K-1ジム五反田に入門してきた時には、松岡から“デンジャラスロー”と称される強力なローキック地獄の洗礼を浴びせられた。「めちゃくちゃニヤニヤしながら遊ばれて、めちゃくちゃ強い人だなと思いました」と、当時を振り返った鵜澤。「自分もバンバン蹴っていく練習をしていけば、自ずと相手の蹴りも見えてくるなっていうのが最近わかってきて、蹴りを攻撃に取り入れてやってますね」と、現在は蹴りの練習に集中的に取り組んでいるそうだ。


 鵜澤のトーナメント・一回戦の相手は鵜澤とは好対象な好青年の松本日向だ。「技が多彩だし、スピードもあって出入りも速い。でも、自分と相性は悪くないかなと思ってます」と、その攻略に自信を見せる鵜澤。ワンデートーナメントは昨年のDREAM KHAOSで経験済みだが、「前回のトーナメント(4人参加)とは全く別物」と油断するところもない。「前回はどっちもKOだったので、実質3Rしか戦ってなくて、今回はレベルももっと高いですし、対策というよりは最初の松本日向をぶっ飛ばすことしか考えてないですね」と、一回戦突破に全力を注ぐ考えだ。

 また、このトーナメントが発表された記者会見では、反対側のブロックにいる橋本実生に対し、「俺は橋本実生をぶっ飛ばしたい」と喧嘩をふっかける場面もあった。「同じ階級で凄い目立っているし、自分と代は違うんですけど格闘代理戦争に出て、アイツはチヤホヤされてましたし、態度とか顔つきも気に入らない。だからやりたいなって考えてたんですよ」と、橋本と戦いたい理由を改めて語った鵜澤。


 ファンの間では松本vs橋本の決勝戦を望む声も多いが、「逆に自分が松本日向を初っ端でやって、その次の相手もやって、決勝で自分と橋本実生が戦ったら盛り上がると思うんですよね」と、全く意に介していない。むしろ、「今回のトーナメントは俺のためのトーナメントだと思っているので」と豪語し、主役獲りをぶち上げていた。

 そんなギラギラ系の鵜澤のことを松岡も頼もしく思っている様子。「悠也は素行が悪いというか(笑)、僕と同じで遊びが好きで、すぐ練習に来なくなったりとかした子で。でも、真面目にずっとやっている子よりは親近感があって最初からかわいかったですね」と、ヤンチャな部分も含めてかわいがってきたという。


 入門した時から「この選手は蹴りができたらトップを獲れると思ってましたね」と評価していたようで、その実力には太鼓判。「スター性があるので、いい意味でも悪い意味でも人を惹きつけるというか。キラキラして顔がカッコいいだけの選手じゃない。あとは実力つけてトップを獲ってくれさえすれば、文句ないスター選手になると思います」と、キャラクターも含めて期待が高いようだ。

 松岡にしてみれば「悠也みたいに格闘技をやってればお金がいっぱい持てて、いい車に乗れて、いい女の子と遊べてみたいな欲がある選手って、今はなかなかいないと思うんですよ」と、自分と同様に欲望に素直なタイプの鵜澤は殊の外かわいい様子。「いい意味で悠也は生意気というか、そこがいいところやと思ってますね」と、鵜澤の我の強いところも買っている。

「普段、あんまり(一緒に)遊びに行ったりしないんですけど、今回トーナメントで優勝したら盛大に遊びに連れていけるように頑張ってくれ」と、鵜澤に激励の言葉をかけた松岡。鵜澤も、「力さんとお酒のみに行きたいっていうのはめっちゃ思ってたので、それを楽しみに今回優勝しようかなと思います」と、先輩との盛大な宴を目標に優勝を誓っていた。「格闘技の神様がいるなら試されてる。ここで獲らなきゃダメじゃないかって、それは思うっすね」と、鵜澤は先輩からの期待を背負い、格闘技人生の大一番に挑む。

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