公開されたポスタービジュアルには様々なコンセプトが秘められていた
2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて行われる「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」のポスタービジュアルが公開された。
今回のポスタービジュアルは8選手の私服姿の撮り下ろし写真で、それぞれ8選手を色分け。平均年齢20.75歳という若い8人の“等身大”をイメージしたデザインで、新時代のK-1を表す『シン・K-1』をキャッチコピーとした。
(写真)記者会見で今大会の3つのコンセプトを発表した中村プロデューサー
この『シン・K-1』というキャッチコピー、「新時代のK-1を表す」のならば普通の“新”でもよかったのではないか。なぜあえてカタカナの“シン”なのか。中村拓己K-1プロデューサーに聞いた。
「今回のトーナメントは平均年齢20.75歳と今後のK-1を担う選手たちによるトーナメントです。そこで、“新”しい選手たちによる“新”時代のK-1、これから“芯”になる選手たちのK-1、前に“進”むK-1…などの意味も込めてカタカナ表記の『シン・K-1』にしました」と、“シン”に込められた意味を説明してくれた。
では、それぞれ色分けされたカラーにも何か意味があるのか。実はあるのだ。
(写真)トーナメントに出場する8選手(左から)橋本、大村、壬生狼、野田、松本、鵜澤、黒田、池田
「会見を見ても分かる通り、みんな個性豊かな選手たちばかりだったので、まずそれぞれ8人を明確に色分けしようと考えました。橋本実生選手はギラギラしている炎のイメージがあるので赤、大村修輝選手はまだデビュー戦でこれからということで新緑の緑、壬生狼一輝選手はKrush王者ということで黄(金)というように、それぞれのキャラクターやイメージをカラー化したものです」(下記に一覧)
なるほど、とうなずいてしまうような今回のポスタービジュアルのコンセプト。「新生K-1の旗揚げ戦の気持ちを思い出して、ここから新しいK-1を作っていくんだという気持ちで開催します」と原点回帰をテーマに掲げた、K-1実行委員会の今大会への意気込みが伝わってくる。
■各選手のカラーの設定
橋本実生=ギラギラしている炎のイメージがあるので赤
大村修輝=まだデビュー戦でこれからということで新緑の緑
壬生狼一輝=Krush王者ということで黄(金)
野田蒼=ニコニコして明るいのでオレンジ
松本日向=いつも青を着ているので青
鵜澤悠也=欲望を表すピンク
黒田斗真=ニックネームの黒豹にちなんで黒
池田幸司=コスチュームが紫なので紫