2021年5月1日(日本時間2日)米国ラスベガスのUFC APEXで開催される「UFC Fight Night: Reyes vs. Prochazka」の前日計量が1日に行われた。
メインイベントのライトヘビー級戦(5分5R)のドミニク・レイエス(205.5lbs/93.21kg)vs.イリー・プロハースカ(204lbs/92.53kg)がともにパスするなか、女子フライ級のルアナ・カロリーナ(128.5lbs/58.29kg)と、フェザー級のガブリエル・ベニテス(150.5lbs/68.27kg)の2選手が体重超過、対戦相手に報奨金の20~30%を支払い、キャッチウェイトにて試合は行われる(※ベニテスの対戦相手のジョナサン・ピアースが4.5ポンドオーバーを拒否。試合は中止に)。
世界王座に2度挑戦しているレイエスに元RIZIN王者のプロハースカが勝てば、UFCタイトル挑戦の可能性も高まるメインイベントのほか、今大会では注目カードが並んでいる。
コ・メインイベントでは、フェザー級14位のギガ・チカゼ(146lbs/66.22kg)と15位のカブ・スワンソン(145.5lbs/66.00kg)が対戦する。
ジョージア出身のチカゼは剛柔流空手がバックボーン。GLORY世界フェザー級王者のセルゲイ・アダムチャックに勝利したこともあるチカゼは、MMA12勝2敗。現在UFC5連勝中で、今回が初のランカーとの対戦となる。
対するスワンソンは、MMA27勝11敗のベテラン。4連勝後に4連敗とリリース寸前になったが、2019年10月にクロン・グレイシーに判定勝ちで復活。2020年12月の前戦では、UFC復帰2戦目のダニエル・ピネダに2R 右クロスでKO勝ち。7年ぶりのフィニッシュ勝利を決めている。
ライトヘビー級戦では、イオン・クテラバ(206lbs/93.44kg)とダスティン・ジャコビー(205lbs/92.99kg)が対戦。
マゴメド・アンカラエフに2連敗中のモルドバのクテレラバは計量後のフェイスオフで、UFC2連勝中の元GLORY戦士のジャコビーに対し、いきなり首根っこを掴んで激高しており、いただけない乱闘劇を繰り広げている。
黄金のバンタム級では、メラブ・ドバリシビリ(135.5lbs/61.46kg)vs.コーディ・ステーマン(135.5lbs/61.46kg)の好カードも実現。
テリオン・ウォーレ、ブラッド・カトナ、ケイシー・ケニー、グスタヴォ・ロペス、ジョン・ドッドソン相手に5連勝中のドバリシビリは強力なテイクダウンを武器に判定でも競り勝つドミネーター。
対するステーマンはダロン・クルックシャン門下生の打撃も危険なレスラー。前戦ではジミー・リヴェラに判定負けも、ブライアン・ケレハー、アレハンドロ・ペレスに勝利し、ソン・ヤードンもテイクダウンを決めまくっての不可解ドローだった。両者がどんなスタイルで戦うのか注目だ。
またプレリミでは、女子ストロー級で、ローマ・ルックブーンミー(116lbs/52.62kg)とサム・ヒューズ(115.5lbs/52.39kg)が対戦。
PANCRASEでも猛威を振るったMMAムエタイを階級上でも駆使するルックブーンミーは、UFC2勝1敗。2020年は2月にアンジェラ・ヒルに判定負けも、10月にジン・ユ・フレイに判定勝ちを収めている。
対するヒューズは、LFAからUFC入り。2020年12月の前戦では、テシア・トーレスの打撃で劣勢となり、1R終了時に左目負傷が判明し、トーレスにTKO負けとなっている。ルックブーンミーが連勝なるか、それともヒューズがオクタゴン初勝利を挙げるか。
同大会は、日本時間5月2日(日)朝8時に始まるプレリム6試合がUFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されるほか、11時開始予定のメインカード6試合を含む全試合がUFC FIGHT PASSでライブ配信される。
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UFC Fight Night: Reyes vs. Prochazka 全選手計量結果&写真
現地時間2021年5月1日(土)、日本時間2日(日)米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
【メインイベント】
▼ライトヘビー級 5分5Rドミニク・レイエス(米国)205.5lbs/93.21kgイリー・プロハースカ(チェコ)204lbs/92.53kg
【コ・メインイベント】
▼フェザー級 5分3Rギガ・チカゼ(ジョージア)146lbs/66.22kgカブ・スワンソン(米国)145.5lbs/66.00kg
【メインカード】
▼ライトヘビー級 5分3Rイオン・クテラバ(モルドバ)206lbs/93.44kgダスティン・ジャコビー(モルドバ)205lbs/92.99kg
▼ミドル級 5分3Rショーン・ストリックランド(米国)185.5lbs/84.14kgクリストフ・ヨトゥコ(ポーランド)185.5lbs/84.14kg
▼バンタム級 5分3Rメラブ・ドバリシビリ(ジョージア)135.5lbs/61.46kgコーディ・ステーマン(米国)135.5lbs/61.46kg
▼女子フライ級 5分3Rポリアナ・ボテーリョ(ブラジル)125.5lbs/56.93kgルアナ・カロリーナ(ブラジル)128.5lbs/58.29kg ※※カロリーナは体重超過。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のボテーリョに報奨金の20%を支払う。
【プレリム】
▼女子ストロー級 5分3Rランダ・マルコス(カナダ)115lbs/52.16kgルアナ・ピニェーロ(ブラジル)115.5lbs/52.39kg
【試合中止】▼フェザー級 5分3Rガブリエル・ベニテス(メキシコ)150.5lbs/68.27kg※ジョナサン・ピアース(米国)146lbs/66.22kg※ベニテスが体重超過。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のピアースに報奨金の30%を支払う。※ピアースが試合を拒否、中止に。
▼フェザー級 5分3Rカイ・カマカ(米国)146lbs/66.22kgT.J.ブラウン(米国)145.5lbs/66.00kg
▼女子ストロー級 5分3Rローマ・ルックブーンミー(タイ)116lbs/52.62kgサム・ヒューズ(米国)115.5lbs/52.39kg
▼ミドル級 5分3Rアンドレアス・マイカライディス(ギリシャ)185.5lbs/84.14kgK.B.ブラー(カナダ)186lbs/84.37kg
▼フェザー級 5分3Rルーク・サンダース(米国)145.5lbs/66.00kgフェリペ・コラレス(米国)145.5lbs/66.00kg