2021年4月30日(金)都内にて5月30日(日)丸善インテックアリーナ大阪『RIZIN.29』の記者会見が行われ、会見後に榊原信行RIZIN CEOが囲み取材に応じた。
東京都、大阪府、京都府、兵庫県の4都市に発令された緊急事態宣言。期間は5月11日までだが、延長となれば有観客での大会開催に影響が及ぶ。
それについて榊原CEOは「このゴールデンウィークの中での数の推移を見ながら、大阪府・大阪市がどういう判断を下していくかによって、いずれにしても1万人のキャパの中の5千人という形で準備をして、そこまでのチケットを発売しています。それに対してひょっとすると中止の要請か無観客との要請が出るかもしれない。それは現状判断するタイミングではないと思いますし、緊急事態宣言で数は減っていくはずですから、改善が見えてくれば大丈夫じゃないかなと思っています。それを信じて前へ進めたらいいなと思っています」と、現時点では判断できないとし、大会を開催する方向で準備を進めるとした。
(写真)5月30日大阪、6月13日東京ドームで開催される「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」 また、5月23日から6月13日(日)に延期された東京ドーム大会『RIZIN.28』については「何があっても6月13日にやります」と断言。
「何があってもやります。(制限が)5000人以下でもやりますよ。やると決めて進まないと。今の時点でコロナがどうなっているかは誰にも分からないじゃないですか。僕がハッキリ言えることは何があってもやるということ。それを決めないと選手たちも前に進めないので。だから5月23日を6月13日に延期した。それ以上の延期もないし、6月13日は極論、無観客でもやります。その覚悟を決めて選手と共に進もうと。それ以外はコロナの状況、政府が正しい判断をイベント業界にしてもらって。
(写真)東京ドーム大会で行われる朝倉海vs渡部修斗などトーナメント4試合 いろいろな数字が出ていて、スペインで5000人の人たちを集めてスポーツ観戦をさせ、その後追いかけたところ全く感染していなかったとか、いろいろなエビデンスが出てきているんです。東京ドームの広い空間で、そこに1万人入って感染しますかっていう。あとは正しく入場していただいたり、密にならないような施策をしっかり運営して、それでもダメだというのなら仕方がない。最大限にの努力をするだけです」と、最悪無観客でも開催するとした。
また、「外国人選手に関してもスポーツ省とか入国管理局とか厚生労働省に一生懸命働きかけています。馳(浩)先生とか格闘技に理解のある先生方にも協力していただいて。逆にオリンピックのモデルケースになってもいいはずだし、そういう働きかけをして最後まで諦めずに外国人選手の入国にチャレンジする。これも可能性があると思っています。今の時点で諦めたということはないので。ですからソフトの部分は準備をして、あとは緊急事態宣言がすっかり行き届いてコロナの数が減って行くことを期待する状況です」と、外国人選手の招聘も最後まで諦めずに働きかけると話した。