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【ONE】青木真也と対戦するフォラヤン「再び戦うのに、今が一番いい機会だ」=4月29日(木・祝)朝配信

2021/04/28 15:04
【ONE】青木真也と対戦するフォラヤン「再び戦うのに、今が一番いい機会だ」=4月29日(木・祝)朝配信

(C)ONE Championship

 2021年4月29日(木・祝)朝9時30分からシンガポール・インドアスタジアムで開催され、ONE Super AppおよびABEMAで配信される「ONE on TNT 4」で、青木真也(日本)との3度目の対戦に臨むエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)が現地で囲み取材に応じた。

フォラヤン「何があっても、全力を出す。そのモチベーションをフィリピンの人たちに見せたい」

──青木真也選手との試合は3度目になります。どんな心境ですか。

「アオキとの試合がここで実現するとは思わなかった。自分は連敗していて、彼は連勝している。お互いの試合相手が欠場になり、また会うしかなかったということだろう」

── ONE設立時から参戦しているフォラヤン選手ですが、今回の大会がTNTで放送されることで、北米からの注目も高まると思います。ONEと一緒にここまで歩んできた思いについてお聞かせください。

「設立の頃からずっと共に成長してきて、楽しかったよ。当時は、団体がこれほど大きくなるとは思っていなかった。西洋にも広がって行き、フィリピンからの応援も未だに多い。自分は格闘家としても、人としても成長したと感じる。勝ち負けも大切だけど、自分にとって一番大事なのは、ベルトを2度取ったことだった。もちろん、3度目も狙っている。いろいろタフだったけど、価値のある旅だなと思うよ」

──秋山成勲選手から青木真也選手への対戦相手の変更は、どんな影響がありましたか。

「360度だね。シンヤとアキヤマのファイトスタイルは全く違う。シンヤと対戦すると聞いて、いろいろアジャストしなければならなかった。アオキはグランドでアグレッシッブで、フィニッシュ率も高い。自分が集中すべきことをシフトしなければならなかったよ。シンヤとの3度目の試合に向けて、戦略などを変えなくてはならなかった。アジャストすることは多いけれど、あまりスタイルを変えなくてよかった。対戦相手の変更にとらわれず、自分の最高のパフォーマンスを見せたい。また会える──いい機会だ」

── 青木選手との最初の対戦はシンガポール、2度目は東京でタイトル防衛戦。3度目に向けてのモチベーションは上がっていますか。

「モチベーションは高くなってるね。PCR検査では全部陰性の結果だった。準備もできている。再び会うとしたら、今が一番いい機会だと思う」

──過去に2度対戦していて、立ち技がアドバンテージになると思いますが、どのように打撃中心の試合にコントロールしますか。

「もちろん、可能な限り、試合は自分の強みに持って行きたい。もちろん試合はスタンドのままにしたいけど、自分の戦略を上手く実現したい。何が起こるか分からない。それがMMAだ。何が起きても対応できるように準備しておかなければいけないね」

──自分の武器の中で一番磨いたことは?

「ディフェンスかな。休みもちゃんと取れた気がする。そのおかげでオーバーホールできた」

──4月15日の放送で、クリスチャン・リーがティモフィ・ナシューヒンに勝った試合をどう見ましたか。

「クリスチャン・リー、おめでとう。アスリートとして成長しているよ。ティモフィを相手に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。見事な勝利だったと思います」

──コロナ禍で、試合に向けての準備は厳しかったですか。

「もちろん、(コロナの状況下で)色々適応しなければならなかった。トレーニングの内容や、練習をアウトドアで行うなど、いろいろタフだった。その反面でいい事は、アスリートであるからこそ、トレーニングをし続けるために新しい方法を見つけ出していった。準備はできているよ」

──フィリピンのファンに一言お願いします。

「強く生きよう。コロナは一生じゃない。信じていけば、これも乗り越えられる」

──前回の青木戦を終えて、そして現在は2連敗中です。その面からプレッシャーなどを感じますか。

「プレッシャーは常にあるけど、これがアスリートとしての仕事だ。戦士として何でも迎えられるように鍛えてきた」

── フィリピンのファイターとして、次世代の選手達にレガシーを残していくのに、自分がタイトルを奪った相手、また奪われた相手と戦う、3度目の試合は、どれくらい貴重ですか。

「キャリアの中で最も貴重な試合だ。彼はこの競技のレジェンドだ。まさかこの状況でまた会うとは思ってなかったが、アスリートとしてこの試合に非常に興味を持っている。何があっても、全力を出す。そのモチベーションをフィリピンの人たちに見せたい。どんな状況であろうが、自分に何かできることはある」

──ONEで戦ってちょうど10年になりますね。その意味で、この試合に向けて何か特別な思いはありますか。

「もちろん、この機会は嬉しい。ONEと契約して10年も経った。ONEとは思い出がたくさんある。シンガポールで始まり、僕はまた10年後、ここに戻ってきた。ONEがこの競技にどれくらいの影響を与えてくれたか。その一部でいられることが嬉しいよ」

──青木選手との1戦目では跳びヒザ蹴りを効かせてノックアウト、2戦目では肩固めを極められて敗戦。今回はフィニッシュなのか、3ラウンドまでいくのか、どう思いますか。

「分からないね。ただ、何があっても、最後に自分の手が上がって欲しいよ」

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