Chris Weidmanのinstgramより
2021年4月24日(日本時間25日)、米国フロリダ州ジャクソンビルのVyStarベテランズ・メモリアル・アリーナで開催された「UFC 261」で、ユライア・ホール(ジャマイカ)にカーフキックをチェック(防御)されて、右足を骨折した元ミドル級王者クリス・ワイドマン(米国)が、手術前後のX線写真を公開。27日(同28日)には、退院の瞬間とジェット機で自宅に移動したことを、自身のSNSで報告した。
試合翌日に、病院での手術が成功したことを記したワイドマン。麻酔と鎮痛剤でベッドに横になっているため、尿が出ずにカテーテルを入れる必要があると言われたものの、1時間待って無事、尿瓶に排尿できたことを語っていた。
そして、手術前と手術後のX線写真を公開。
「この悪夢のビフォーアフターのX線写真」という文とともに、脛骨および腓骨が骨折した写真を投稿した。
「一番心配なのは、体重をかけたときにふくらはぎと皮膚に骨が刺さり、その裂傷が感染しないかどうかということです」と記し、2枚目、3枚目では、繋げた骨をネイル(髄内釘)と3本のボルトで固定したX線写真をアップした。
ワイドマンは「手術を成功させてくれたギトリン医師に感謝します。また、UFCのデイヴィソン医師にも感謝しています。彼は私が適切なケアを受けていることを確認し、私に代わって病院の医師に話をしてくれました」と、UFCのドクターが現地に残り、ワイドマンのケアを続けていたことに感謝の意を表している。
そして、日本時間28日の朝に、車いすでの退院の模様とジェット機での移動の動画をアップ。このプライヴェートジェットは、ダナ・ホワイトUFC代表が用意したものだという。
「このような困難な時期に私と家族の面倒を見てくれたダナ・ホワイトとUFCには感謝してもしきれません。このようなことは、一般の人には見えないところでやってくれているのです。公共の飛行機で痛みに耐えたり、車にずっと乗っていたりする代わりに、病院から家まで直接飛行機をチャーターしてくれました。また、UFCのメディカル・コーディネーターであるアリーがジャクソンビルにずっと滞在し、私の体調を確認してくれたことにも感謝しています」と周囲への感謝の言葉を投稿した。
直近の写真では、退院時の家族とのハグの模様をアップ。「私の美しい家族にとても感謝しています。ファイトウィークのプレッシャーは、いつも私たち家族の距離を縮めてくれるようです」と記している。