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【K-1】バンタム級日本最強決定トーナメント出場の橋本実生「僕は全K-1ファイターのなかで一番輝きたい」

2021/04/26 17:04
【K-1】バンタム級日本最強決定トーナメント出場の橋本実生「僕は全K-1ファイターのなかで一番輝きたい」

武尊の後輩にあたる橋本。トーナメントでブレイクなるか (C)K-1

 2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて行われる、「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に出場する橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 橋本は幼少期から空手を学び、中学時代には全日本大会で優勝。高校卒業と同時に滋賀から上京し、第7回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kgで優勝。2019年にABEMAの『格闘代理戦争』に出演し、TEAM武尊の一員としてトーナメント優勝に貢献したサウスポー。同年9月のデビュー戦と2戦目では松本日向に敗れたが、その後は4連勝。2020年10月からスタートした「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するも吉岡ビギンに敗れた。戦績は4勝(1KO)3敗。

松本日向選手がこのトーナメントの中で一番強い

――K-1に新設されたバンタム級の日本最強決定トーナメントへの出場が決まりました。試合が決まった時の心境を聞かせてください。

「年末のKrushバンタム級王座決定トーナメントで優勝を逃がしてるので、ここを逃がしたらほんまに終わりやなと思ってます」

――Krushバンタム級王座決定トーナメントでは決勝で吉岡ビギン選手に延長判定2-1で敗れるという接戦でした。

「全然(吉岡とは)実力差もなかったし、『獲れたのに獲れなかった…』と思いました。チャンスを掴むヤツはどんなチャンスも掴むと思うので、ベルトを獲れなかったときは 『あぁ、俺もう無理だな』と思って、格闘技に向いてないから辞めようと思ったくらいです」


――格闘後を辞めようと思ったのですか?

「そうですね。真剣に(続けるかどうか)考えましたよ。Krushのチャンスをモノにできなったかったから、いくら挑戦しても同じだろうと思ったので」

――そこから気持ちを立て直したのは何が理由だったのですか?

「まさにK-1のバンタム級が理由ですね。格闘技を続けるかどうか悩んでいる時に、K-1でバンタム級が新設されるかもしれないという話しを聞いて、それでもう一度(格闘技を)やろうと思いました」


――バンタム級最強日本決定トーナメントが気持ちをつなぎとめてくれた、と。一回戦では今回がプロデビュー戦となる“PODの秘密兵器”こと大村選手と対戦することになりました。

「デビュー戦の選手が相手ですけど、別になんとも思ってないですね。デビュー戦でこのトーナメントに出れたんやったら強いんかなという印象です」

――準決勝と決勝の相手はどんな風に見ていますか?

「僕は松本日向選手にプロで2回やって2回負けていて、試合中に“こいつ強いな”と思ったのが松本選手なんです。小っちゃい頃から空手もやっていて、相手のことを“強い”なんて思ったことが全然なかったのに。戦いながら“こいつ強いな”って思ったのは松本日向選手だけですね」


――松本選手とは格闘代理戦争時代からのライバルだと思いますが、橋本選手にとっては特別な相手のようですね。

「(松本は)気持ちが強いっていうのもありますけど、試合しながら“俺どうやったらこの相手に勝てるんだろう?”ってずっと思ってたんですよね。松本選手は壬生狼一輝選手に負けましたけど、僕の中では松本選手がこのトーナメントの中で一番強いと思ってるので決勝でやりたいです」

――トーナメントで松本選手と戦うためにはお互い決勝まで勝ち上がらなくてはいけません。

「厳しい道のりだとは思いますが、トーナメントを勝ち抜いて日本最強の座をかけて松本選手と戦って、リベンジして勝つことができたら最高の結果だし、一番盛り上がる展開だと思います」


――今回のトーナメントに優勝はもちろんとして、どんなテーマを持って臨みますか?

「バンタム級や軽量級という括りだけじゃなくて、僕は全K-1ファイターのなかで一番輝きたいし、“橋本がそういう選手になるんだろうな”と思われる試合をしたい。一番目立って、一番注目されて、“K-1と言えば実生だろ”と思ってもらえる試合を見せたいです。あと最近のK-1は重量級が盛り上がっていて“軽い階級は倒せなくて判定ばっかり”という印象を持たれているかもしれないけど、それもこのトーナメントで覆したい。打ち合って打ち合って、魅せる試合をしたいです」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「トーナメントで優勝するのはもう大前提です。ボクシングではファイトマネーが公開されることもあったり、ランボルギーニを買ったとか、そういうことを公にしている選手がいるので、僕も“拳一つでこれだけ稼げるんだぞ”っていうのをK-1で見せて、今からK-1を目指す人たちに夢を与えたいです。このトーナメントで優勝して、いい暮らしをして、いい飯食って、いい車乗って……そういうのはやっぱり男のロマンだと思うし、それができるのがK-1だと思うんですよ。K-1では拳一つで全てを手に入れられるというのを見せていきたいです。そのためにも今回は絶対に優勝します」

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