かつてRENAと日本女子最強の座を争った神村エリカ(左)とAKARIの師弟コンビ
2021年5月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE on ABEMA』で試験的に導入される、オープンフィンガーグローブ(OFG)着用でのRISEルールの試合が話題を呼んでいる。
通常のボクシンググローブではなくMMA用のオープンフィンガーグローブを着用し、延長戦は無しの3分3R、RISEルール。勝敗はKO決着のみで他は引き分けとなる特別ルール。今回は試験的に導入されるが、「しばらくビッグマッチなどで実験的にやって、盛り上げていって将来的には王者やランキングを作りたいと思っています」と伊藤隆RISE代表。
5月大会では、-85kg契約でWPMF世界スーパーライト級暫定王者・山口裕人(山口道場)vs元新日本キックボクシング協会ライト級王者・松本芳道(KIKC-DIET吉野町)、-63kg契約でRISEスーパーライト級7位・山口侑馬(山口道場)vs YA-MAN(TARGET SHIBUYA)の2試合が行われる。
このオープンフィンガーグローブ戦に多く名乗りをあげたのは、意外にも女子ファイターたち。RISE QUEENフライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)を始め平岡琴(TRY HARD GYM)、小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)、シュートボクシングのMISAKI(TEAM FOREST)などが「やりたい」とアピール。
(写真)オープンフィンガーグローブを着用しての神村(左)とAKARIの対面シャドー。神村は軽快な動きを見せる
そんな中、5月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE on ABEMA』にてRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)への挑戦が決まっているAKARI(TARGET)が、師匠である第2代RISE QUEENなどキックボクシング5冠王の神村エリカとオープンフィンガーグローブを着用しての対面シャドー(スパーリング形式だが相手にコンタクトはしない)動画を公開した。
神村は「グローブが違うだけでこんなに違った面白さがあるのかー!! と思うオープンフィンガーでの対面シャドー」と投稿。最後はタックルからテイクダウンを奪い、寝技に行くというおまけ付きだが、神村は以前にも「寝技は無しでオープンフィンガーグローブでサッカーキックありのルールでやってみたい」と発言したことがあり、ハッシュタグには「匂わせ」と書いていることから、この新ルールにチャレンジする一戦があるかもしれない。
2008年2月に15歳でプロデビューし、2013年9月に現役を引退した神村。まだ28歳ということもあり、いまだ現役復帰を望む声も多い。
一方、AKARIは「オープンフィンガーで殴るのは、殴る方が勇気いるなってめちゃめちゃ感じました笑」と投稿し、神村と同じく「匂わせ」とのハッシュタグを付けている。寺山とのタイトルマッチが終わったら、オープンフィンガー戦に名乗りをあげるのか。
グローブが違うだけでこんなに違った面白さがあるのかー‼️と思うオープンフィンガーでの対面シャドー👊
— 神村エリカ (@kamimuraerika) April 25, 2021
最後パウンド上手くできなかったから腕取ろうと思ったらタイマーなったの悔しいw@AKARI1208_t #匂わせ pic.twitter.com/BeyV8FW9Ly