2021年4月23日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.124』の一夜明け会見が、24日(土)都内にて行われた。
今大会でKrush初参戦を果たした2人、幸輝(インタージム)は第5試合でFUMIYA(ポゴナ・クラブジム)に1R2分7秒でKO勝ち、昇也(士魂村上塾)は第3試合で迅也(北斗会館浅科道場)に1R2分48秒でKO勝ちを収めた。
幸輝は「まず試合が終わってホッとしています。しっかりKOで勝てたんで良かったです。(FUMIYAは)凄くフィジカルが強い選手でパワーもあって、プレッシャーもありました。自分はKrushが初めてだったので緊張して、ちょっと体が固いところもあったんですけれど、中盤から距離も取れて、自分のパンチも当たってKOできて良かったです。後楽園は2回目で、まだ全然慣れていなくて、緊張が凄かったですね。自分もずっとKrushとかK-1とかメジャー団体に出てみたかったので、本当に出れたことも良かったですし、勝ったので次の試合にしっかりつなげることができたと思うので良かったです」と試合を振り返る。 KO勝ちについては「試合するからにはKOは狙っているんですけれど、やっぱり試合中悪い場面もあったり、相手に詰められて、コーナーに追い詰められたりする場面もあって。中盤からは蹴りを使って自分の距離にもっていけるようになって、自分の距離で戦えたのは良かったです」とした。
格闘技歴を聞くと「自分は小学校1年から12~13年、伝統派空手をやっていて、そこから一回格闘技から離れて、キックボクシングを始めたっていう感じですね。小学生時代なんですけれど、県チャンピオンとかになりました」と伝統派空手出身だと明かす。
今後は「地方から関東のメジャー団体で実績のある選手を倒して、自分の名前を売っていきたいです」とし、「ベルトは自分も巻きたいんですけれど、やっぱりまずは名前のある、実績のある選手を倒して挑戦していきたいです。(7月にK-1が)九州であるので出たい気持ちはあります。ぜひ出てみたいです」と話す。
「関東の選手を倒して、地方からでも通用できるってことをしっかり証明していきたいです。しっかり勝つのが当たり前なんですけれど、KrushはABEMAでも中継があるのでしっかり勝つという気持ちでやりました。次の試合もKOで勝てるように頑張ります」と、地方在住選手として活躍していきたいと意気込んだ。
昇也は「初参戦のKrushで、最初は結構ヤバかったんですけれど、逆転でああいう勝ち方ができて良かったです。迅也選手とは試合が決まる前から何回か練習していて、決まった時は『マジか!』みたいな感じでしたね。最初にダウンをもらって冷静になって、そのまま攻められたことが勝因ですね」と試合を振り返る。
格闘技歴を聞くと「小学5年生の時に空手を始めて、そこからずっと空手をやっていました。自分は石川県出身なんですけれど、中学卒業の時に士魂村上塾の村上塾長が石川県に来られて『お前いいな』って言われて、『お前をチャンピオンにするから東京来ないか?』とスカウトしてもらったって感じですね」と、中学を卒業してから上京したという。
「士魂村上塾は気持ちの部分でめっちゃ鍛えているので、他の選手よりそれは負けないというところを見てほしいですね。さっきも8別の選手からライト級の)トーナメントの話が出たんですけれど、そこをやっぱ狙っていきたいですね。全員戦いたいです」と、Krushのタイトル獲得にも意欲を燃やす。
そして今後の目標には「やっぱりK-1の本戦に出たいので、それまで一つ一つの試合をとりあえず勝っていこうと思っています。これからも熱い試合をドンドンしていくので、注目してください」と、K-1出場を掲げた。