2021年4月25日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』は、政府より発令された緊急事態宣言を受け、会場側と協議の結果、開催延期を発表した。
拳の脱臼による靭帯断裂で手術、今大会で約5カ月ぶりの復帰戦が決まっていたKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者・ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)だったが、本人も待ちに待った試合は延期となってしまった。
(写真)計量6日前、順調な仕上がりに満足そうな表情を浮かべていたぱんちゃんだったが… ぱんちゃんは開催延期の公式発表直後、自身のSNSを更新。「3週間半かけて5.8kg落とすために、減量しました。やっと半日後に計量という時に、あと水抜きのみという時に無くなりました。泣きました。試合に向けても、減量も頑張った。去年の4月も5月もコロナで試合流れて、11月に靭帯切れて、やっと試合、初仕事と思ったのに。また頑張るねわたし。がんばれ」と、ショックが隠せず泣いてしまったことと試合がなくなった無念さを綴り、落ち込む自分に言い聞かせるような投稿をした。
その数分後には「スーパーとコンビニまわります。ガリガリに頑張った。めちゃ試合気合い入ってた。今年怪我で延期ばっかでやっとの思いでリングに立てる事すごく嬉しくて。とりあえず食べます。とりあえず食べまくります。明日計量あるっていわれてももう無理だから」と、減量で我慢していた分、やけ食いすると自暴自棄気味の投稿。 さらにその後、自身のYouTubeチャンネル「ぱんチャンネル」には「すみません友達があんまりいなくて、愚痴を聞いてもらえる相手もいなくて…」とやけ食いしながら愚痴をこぼす動画を投稿。「今日だけ泣いて気持ち切り替えて、4週間後ぶっ飛ばします」と、最後はいつもの元気なぱんちゃんで締めくくった。
出場するはずだった18人の選手が試合へ向けて様々なことを犠牲にし、練習で追い込んで技と身体を作り、明日の計量へ向けて減量していたところでの試合延期。全選手が同じような気持ちだろう。延期となった5月22日(土)東京・後楽園ホール大会で、その悔しさを爆発させるような試合に期待したい。