2021年4月17日(土)東京・後楽園ホールにて開催された『RISE148』のメインイベントで、田渕涼香(拳聖塾)を判定3-0で破りRISE QUEENフライ級王座の初防衛に成功(同時に暫定王者から正規王者へ)した小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)が、試合後インタビューに答えた。
小林は「試合内容としては自分的にもガンガン行くスタイルもあったんですが、田渕選手の距離とかの部分でも練習でやった通り出せた感じです。シンプルに正規王者としてこのベルトを巻けることが凄く嬉しいです。田渕選手は真っ直ぐな眼差しで目の奥が燃えている感じが前回と変わらずあって、全部飲み込んでやろうという気持ちで行ったので前回とは違う感覚で戦えたと思います」と、試合を振り返る。
勝因は「一番は練習でたくさんの方が協力してくれて、それを出せたのが一番の決め手です」とした。
今後については「田渕選手は本来下の階級でやっているので52kgでやっている選手と戦いたいと思っています」と、同じ52kgの選手たちと戦っていきたいとし、「今後は世界の強い選手に挑めるくらい強くなりたいと思っています」と世界を見据えていきたいとした。
記者たちを驚かせたのは、加えて「RISEでオープンフィンガーグローブ(OFG)の試合が始まるので、OFGでやってもいいなって思っている感じはあります。女子もそれでやったら盛り上がると思いますし、やりたい人もたくさんいると思うので燃えています」と、なんと5月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE on ABEMA』で試験的に導入される、OFG着用でのRISEルールの試合を熱望。
「最後まで冷静さを保てたのは今回が初めてです」と苦笑する小林。「落ち着けるってこういうことなんだなって分かりました」と一段階上がれたという。OFG戦でもその冷静さは保てそうかと聞かれると「落ち着けるかな(笑)。OFGって血祭りにしてやろうというイメージがあるじゃないですか。落ち着くのは試合だけじゃなく自分の人生の課題なので、日常生活からそれは課題にしています(笑)」とやってみなければ分からないと答えた。
この発言を受けて伊藤隆RISE代表は「発表してからの反響はけっこうあります。平岡琴選手からもあったり、他団体の選手からもあったり、やりたがっている選手が多い。とりあえず5月にやってみて、改善点が出てくると思いますが女子は面白いかもしれないですね。検討しようかと思います。両方が承諾すればOFGもありかなと思います」と、女子の試合にもOFGを導入する可能性はあるとした。