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【K-1】バンタム級日本最強決定トーナメント開催、MIOvs菅原美優の女子注目の一戦も

2021/04/17 14:04
【K-1】バンタム級日本最強決定トーナメント開催、MIOvs菅原美優の女子注目の一戦も

8人参加のバンタム級日本最強決定トーナメントとMIOvs菅原の女子マッチが決定した

 2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の記者会見が、4月17日(土)都内にて行われた。

 会見の冒頭で中村拓己K-1プロデューサーは今大会の3つのコンセプトを発表。原点回帰、ワンデートーナメント復活、未来のスターの青田買いの3つだ。


「3月に2週にわたって開催した『K’FESTA.4』にて、レオナ・ペタス選手はKrushから一つずつ実績を重ねて挑戦権を得て武尊選手と素晴らしい歴史に残る試合を見せてくれて、いい意味で旗揚げからやって来たことが形になり、区切りがついたと思いました。その中で大田区大会は新たなスタートになると思いますし、新生K-1の旗揚げ戦の気持ちを思い出してここから新しいK-1を作っていくんだという気持ちで開催します」と、原点回帰の意味を説明した中村P。


「ワンデートーナメントはK-1ならではのコンセプトで、一番K-1の色が出る。原点回帰のコンセプトにふさわしい。1年2カ月ぶりの開催になります」とし、「大田区大会は若い選手、これからK-1を担っていく選手たちが中心の大会となります。トップ選手に比べれば人気や知名度はないですが、未来のスターになっていく可能性がある選手たちだと思っています。そういう選手たちの戦いをファンにいち早くお届けしたい」と3つのコンセプトを説明した。

 そこで行われるのは「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」。


 中村Pは「K-1として新設した53kg(バンタム級)の日本最強決定トーナメント。Krushの中でバンタム級の試合を組んできて、K-1でも53kg契約の試合を組んできて選手層が厚くなってきてK-1らしい試合が増えてきたので新設を決めました。3つのコンセプトに一番合う階級として開催します。8人の平均年齢は20.75歳。若い選手が揃いました。若い選手がこれまでもK-1を作ってきました。この8人は力もポテンシャルも持っている選手たちです。全員K-1アマチュア大会に出場して実績を残しています。K-1は2014年11月からプロと並行してアマチュア大会も開催してきました。そこでプロになって育ってきて日本最強決定トーナメント行えることになったのもK-1にとって意義があることだと思います。時代を創っていく8人とトーナメントに注目していただきたい」と、その趣旨を語った。

 トーナメントに出場する8選手は18歳~26歳で、キャリアは最多でも7戦。デビュー戦の選手も抜擢され、まさにフレッシュな顔ぶれで争われる。


 橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は幼少期から空手を学び、中学時代には全日本大会で優勝。高校卒業と同時に滋賀から上京し、第7回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kgで優勝。2019年にABEMAの『格闘代理戦争』に出演し、TEAM武尊の一員としてトーナメント優勝に貢献したサウスポー。同年9月のデビュー戦と2戦目では松本日向に敗れたが、その後は4連勝。2020年10月からスタートした「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するも吉岡ビギンに敗れた。戦績は4勝(1KO)3敗。


 大村修輝(POWER OF DREAM)は小学5年生でキックボクシングを始め、元K-1王者の武居由樹・江川優生らを育てた古川誠一会長のPOWER OF DREAMで練習を重ねる。キッズ・ジュニア時代から数多くのアマチュア大会に出場し、第11回「K-1アマチュア」ジュニアトーナメント優勝&MVP。2020年のK-1甲子園-55kgトーナメント決勝では野田蒼に敗れるも準優勝。今回がデビュー戦ながら大抜擢された名門POWER OF DREAM注目の秘密兵器。


 壬生狼一輝(力道場静岡)は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。地元・福岡と九州の大会でキャリアを積み、高校在学中にプロデビュー。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。高校卒業時に福岡を離れ、力道場静岡に入門。ジムの2階で寝泊まりしながら練習漬けの日々を過ごす。そして2020年8月、出場選手の欠場を受けて大会4日前のオファーで『Krush-EX 2020 vol.1』に出場。緊急参戦ながらメインイベントで勝利を収めると、同年11月のK-1福岡大会で元Krushバンタム級王者・晃貴を、2021年1月のKrushでは松本日向を撃破。3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得した。戦績は10勝(2KO)無敗。今大会の優勝候補。


 野田蒼(月心会チーム侍) は小学1年生で月心会に入門し、6年生からはキックボクシングの練習を始める。アマチュア時代は様々な大会のタイトルを総なめにし、強豪選手として名を馳せる。2018年6月、高校1年生ながらK-1アマチュア全日本大会Aクラストーナメント(一般)で優勝。2020年にはK-1トップファイターの登竜門・K-1甲子園でも優勝を果たした。黒田斗真とは1敗1分。前戦は今年2月に晃貴にKOで敗れている。戦績は3勝2敗1分。


 松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ) は幼少期に空手とサッカーを始め、中学時代は空手、高校時代はサッカーに専念。大学ではキックボクシング部に入部し、大学2年時にK-1カレッジ2018で優勝を果たすなどアマチュア大会で実績を残す。2019年、ABEMAの『格闘代理戦争』に出演し、同年9月にプロデビュー。橋本実生に連勝、多久田和馬にKO勝ちと勢いに乗っていたが練習中の脳内出血により長期欠場。2021年1月に約10カ月ぶりの復帰を果たしたが、壬生狼一輝に敗れて初黒星。戦績は3勝(1KO)1敗。


 鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス)は小学5年生でボクシングを始め、アマチュアボクシングの強豪校で知られる習志野高校・東洋大学で活躍する。キックボクシング転向後は第27回K-1アマチュア・チャレンジAクラスで優勝。2019年にABEMAの「格闘代理戦争」に出演し“ビッグマウス”として注目を集める。2020年2月にKHAOSでプロデビューし、同年9月のKHAOSで行われたワンデートーナメント「DREAM KHAOS」では2連続KO勝利で優勝したサウスポー。前戦は2020年12月に池田幸司に敗れた。戦績は2勝(2KO)2敗。


 黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)は小学3年生で少林寺拳法を学び、その後キックボクシングを始める。しかし次第にドロップアウトし、格闘技から離れていた時期もあったが、兄・勇斗からの『お前と一緒に格闘技をやりたい』という手紙をきっかけに再び格闘技の道へ。2020年10月からスタートした第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントでは1回戦で多久田和馬に勝利。準決勝では吉岡ビギンに敗れるもハイレベルな攻防を繰り広げたサウスポー。戦績は4勝(2KO)2敗1分。


 池田幸司(ReBORN経堂) は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。一時は空手の練習から足が遠のき、大学入学後に「飲んだくれて遊んでいた」日々を過ごしていたが、一念発起してReBORN経堂に入門。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2020年10月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント一回戦では吉岡ビギンと延長までもつれる接戦を演じた。同年12月のKrush後楽園大会で鵜澤悠也を下すと、2021年3月のK-1で倉田永輝にKO勝利。戦績は4勝(2KO)2敗。


 また、女子の注目試合として元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs Krush女子アトム級王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の対戦も決定した。

<決定対戦カード>

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(1) 3分3R延長1R
橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第7回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kg優勝)
大村修輝(POWER OF DREAM/K-1甲子園2020 -55kg準優勝)

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(2) 3分3R延長1R
壬生狼一輝(力道場静岡/第7代Krushバンタム級王者)
野田 蒼(月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg王者)

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(3) 3分3R延長1R
松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg王者)
鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス/DREAM KHAOSバンタム級トーナメント優勝)

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・1回戦(4) 3分3R延長1R
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg王者)

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・準決勝戦(1) 3分3R延長1R
橋本vs大村の勝者
壬生狼vs野田の勝者

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・準決勝戦(2) 3分3R延長1R
松本vs鵜澤の勝者
黒田vs池田の勝者

▼K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント・決勝戦 3分3R延長1R
準決勝(1)の勝者
準決勝(2)の勝者

▼スーパーファイト K-1女子アトム級 3分3R延長1R
MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子アトム級王者)

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