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【格闘DREAMERS】高校6冠ボクサー宇佐美の進化と叩き上げレスラー岡田の再試合は衝撃KOに! 柔道の高木オーディンvs.マッチョ八木、そして合格者の前に平本蓮と弟の平本丈が「入れ替え戦」を要求

2021/04/13 13:04
 格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』の第5話が2021年4月10日(土)、ABEMAにて配信された。  番組では、200通を超える応募のうち、書類審査、実技審査、面談を経て17名で行われた“地獄の合宿”と謳われる2泊3日の合宿形式の2次オーディション最終日の様子に迫っている。果たして、プロ格闘家としてLDH martial artsとの契約を勝ち取るのは誰になるのか。  第5話冒頭では、最終日の試合形式のMMAスパーリングで、唯一「再試合」となった、宇佐美正パトリックと岡田達磨の仕切り直しの一戦が放映された。  高校6冠のエリートボクサーの宇佐美と、2018年国体グレコローマンレスリング80kg級5位の岡田。  最初のスパーでは、岡田のダブルレッグテイクダウン狙いを潰した宇佐美がマウントを奪い、正面から喉元を絞めるチョークで一本勝ちを収めたが、これはユニファイドルールにおける「相手の首や気管を指でえぐる反則行為・相手の首を両手指で絞めたり、気管を指で突いたりする反則行為」にあたり、勝利は「無効」と判断。  岡田と宇佐美に確認が取られ、岡田も「やらせてください」と返答。3分後に再試合となっていた。  オーソドックス構えの宇佐美は、ボクシング出身ながら、見事な右ハイキックから先制。サウスポー構えでその蹴りをブロックする岡田は組みに行くが、その蹴りが牽制となって踏み込みが甘くなる。  足を触りに来た岡田を切る宇佐美は、なおも右ミドル。岡田の左ミドルの打ち返しからの左フックに、強烈なカウンターの右フックを合わせると、岡田は右方向にダウン。すぐに試合が止められた。  ヘッドギアをつけたなかでのワンパンKOで、会場が静まりかえるなか、抑えきれず「よっしゃ、オラッ!」と小さく吠えた宇佐美。「すごい嬉しかったので出ちゃいましたね。カウンターのようなパンチが1発、綺麗に当たったんで、ああいう結果になったんですけど、たまたまなんで油断はできないですね。ちゃんとした結果をもらうまでは」と、KO勝利でも表情を緩めることはなかった。  また、初日のスパーリングを酸欠により不参加した名津井颯は、高谷、岡見ら指導陣から「完全に逃げた」と酷評されるが、「試合には自信がある。結果がすべて、試合で結果を見せたい」と、飄々と語る。  笑いながら「最強になりたい」と嘯く名津井は、三島では喧嘩師として知られるという。最終日のスパーリングでは、DEEP KICK等で活躍するストライカー木下悦志と、ボクシングU-15全国大会優勝の阿部隼人の2人と対戦。組み合わせの妙もあり、寝技の対応に難がある木下と阿部を相手に、名津井はどんな試合を見せたか。  重量級では、東海大柔道部出身の高木オーディン祥多と、花園大学ラグビー部出身の八木敬志の一戦が組まれた。グラップリングスパーリングでは、高木がキムラロックで八木を極めている。  最終日のMMAスパーリングでは、サウスポー構えの八木に高木が奥足ロー。その蹴り足を掴んでテイクダウンを奪った八木が千載一遇のチャンスを迎えるが、しっかりガードの中に入れた高木が、腕十字狙いから脇をすくいあげてスイープを決めて上に。マウントから八木が亀になったところにヤスケビッチ式の腕十字でタップを奪った。 [nextpage] 「尊敬するようないい試合ばかりで心苦しいけど──」と高谷総監督が脱落者を発表  白熱の試合形式のスパーリングがすべて終了し、オーディションの総指揮を務める高谷裕之総監督が思わず「思い入れがありすぎて、泣くかと思いました」と話した合否発表に。 「人生の中で、こんなにもチャンスに巡り合えることって、本当数回しかないと思う。そのチャンスを掴むのか逃すのか、分かれ際になる瞬間だと思うので、精いっぱい頑張って夢を掴んでもらえたら」と、緊張した表情を浮かべる参加者たちに声をかけた数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)。  その言葉の通り、全力で合宿最終日の最終試合に向き合ってきた参加者たちは、負けて悔し涙を流す者、勝ってなお「油断できない」と神妙な表情で語る者など、様々な人間模様を見せた。  ついに2次オーディションの合否発表。試合の勝敗はもちろん、練習に取り組む姿勢やハートの強さなど、合宿で見せたすべてが審査の対象となる。 「最後の試合形式のスパーリングも疲れているなか、尊敬するようないい試合ばっかりで心苦しいけど、ここで……脱落者を発表します」と高谷総監督が口火を切ると、まず名前を呼ばれたのは、合宿の練習中に怪我を負い、オーディションの合否に大きくかかわるといわれた最終試合に参加ができなかった山本歩夢と源浩宗の2名。  岡見勇信ヘッドコーチは、「怪我は格闘家としてはつきものだけど、“闘いをしない”というのは格闘家としては厳しいところ。この3日間は決まっていたこと。最低限の参加資格を達成できなかった、これが大きな理由となります」と脱落の意図を伝えた。  脱落の発表を受け、“パラエストラ柏の隠し玉”山本は「初日の午後に、不慮の事故で怪我をしてしまって、準備はしてきたので、こういう結果は残念です」と険しい表情で語る一方、「最後のMMAスパーを見て、僕のほうがまだ強いって、正直思ってます。ひとつ願いとしては、試合形式でやるときは、噛ませ犬でもいいんでぜひ呼んでください」とコメント。オーディション勝ち上がり組との試合はいつか組まれるか。  すでに山本は、5月5日の『DEEP 101 IMPACT』後楽園ホール大会で、朝倉未来1年チャレンジの西谷大成(トライフォース赤坂)との対戦が決まっている。  また、高谷総監督から「源はほんとうに練習してこないで逆にすげえなと、どんだけ伸びるか見てみたかったんだけど」と評価も受けた源は、「準備不足と怪我で何も見せられず後悔しかありません。練習の大切さを学んだので、他のところでどんどん上がっていって、(LDH martial arts)所属のメンバーをぶっ倒したい」と語り、悔しさと闘志をにじませつつ、合宿場を後にした。  その後、追って3名の脱落者も発表され、2次オーディションでは計5名が脱落。12名が次のステージへ駒を進める結果となった。  様々なドラマが生まれた会場で、合格者を前に「ひとつだけ、オーディション経験者として皆さんにお伝えしておきたいことがある」と話し始めた数原。 「脱落した人たちの想いも、皆さんには感じてもらいたい。これは、友人や家族など、自分だけの夢じゃなくなってくる。それをいかに自分に責任として課して、責任を強さに変えてどこまで努力できるのかっていうのがすごくポイントになってくると思います。自分も、今でもマイクを握るときは、自分以外の落ちた人たちの気持ちももちろん思い出しますし、それだけいろんな人が皆さんに想いを乗せて、夢を託していると思うので。頑張ってください」と檄を飛ばした。 [nextpage] 2チームにドラフト分け、平本蓮からの刺客は──  LDH martial artsとのプロ契約をかけた最終選考に向けて走り出した参加者たち。次週、2次オーディション合格者の12名が、GENERATIONSチームとTHE RAMPAGEチームに6名ずつにドラフト分けされ、チーム戦で戦うことが発表された。  4月26日の「最終審査の試合」に向け、「気持ちを入れ替えて1人でも倒して必ず所属を勝ち取れ」とゲキをとばされる合格者たち。しかし、そんななか、高谷総監督が「今日、俺が2人を呼んだんだけど……」と呼び込んだのが、RIZINでMMAデビューを果たした平本蓮と、実弟の平本丈だ。  歯に衣着せぬ平本は、『格闘DREAMERS』に「自分が17歳の頃より確実に強い」という実弟・平本丈を引き連れて登場すると、弟とメンバーの“入れ替え戦”を要求。丈も「ここで勝てば誰も文句を言わない」と、オーディションを飛び級で参加するチャンスを掴もうとする。  そして、生き残りに必死な参加者のなかで、高谷総監督の逆鱗に触れた選手も。「俺的にはもう来んじゃねえよ、と思っている。舐めてんのかなと。みんな本気でやったんのに、あいつだけ適当にやってるヤツが、合格していくなんてありえないと思う」と高谷総監督が厳しく評する“問題児”は、この入れ替え戦の対象となるのか?  平本丈はキックボクシング出身。MMAのトレーニングに励んでいることも伝わっている。果たして、その実力は? そして“DREAMERS”はどんな反応を示すか。第6話は、2021年4月17日(土)夜9時よりABEMAにて放送される。 ◆第1話 レスリングU-23世界王者の中村倫也、高校ボクシング6冠・宇佐美正パトリック、DEEP2戦目で高塩竜司を下した山本歩夢、IGLOOの鹿志村仁之助、RISEからプロシューターの齋藤奨司、勅使河原弘晶に挑戦した元ボクサー入口裕貴も参加 ◆第2話 岡見勇信「覚悟なんて簡単に人を裏切るから」──“地獄の合宿”2次オーディションへ ◆第3話 2日目グラップリングスパーは、中村倫也vs.岡田達磨のレスラー対決、山内渉vs.鈴木崇矢の極真対決も ◆第4話 那須川天心がマススパー「試合だったら、1人1回は倒れてる」。中村倫也、宇佐美正パトリック……最終日の試合形式スパーでは名勝負続出!
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