2021年5月9日(日)東京・大田区産業プラザPiOにて開催されるJAPAN KICKBOXING INNOVATION主催『Resistance-2』の主要対戦カードが決定した。
メインイベントはWBCムエタイランキング査定マッチ、スーパーウェルター級(69.85kg)3分3RでINNOVATIONウェルター級1位・馬木愛里(=うまき・めり/岡山ジム)vs津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)に決定。
馬木は2014年9月に14歳でプロデビューし、182cmの長身とセンスの良さで“天才”として注目を浴びた存在。ムエタイの本場タイでも試合を行い、16歳で無敗のままルンピニースタジアムのスーパーライト級7位にランキング入りしたこともある。2017年9月にバイク事故で重傷を負い、2019年7月に復帰。いきなりMuayThaiOpenウェルター級王者決定戦に臨み、KO勝ちで王座に就いた。同年10月には番長兇侍にKO勝ち、11月には地元・岡山で元MA日本ミドル級王者・井原浩之にも勝利した。その後は試合間隔が空き、今回が約1年半ぶりの復帰戦。戦績は10勝(5KO)3敗。
津崎は現ラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王者・石毛慎也を師に持ち、2020年9月の新日本キックで同団体のウェルター級王者リカルド・ブラボと引き分けている。現REBELS-REDスーパーウェルター級王者の吉田英司とは過去3度に渡って激闘を繰り広げた。12月のREBELSでは渡慶次幸平に判定勝ちも、今年2月のREBELSではブラボとの再戦で敗れている。
セミファイナルは53kg契約3分3Rで、INNOVATIONフライ級2位RISING力(ライジング己道会)が林佑哉(空修会館)と対戦。
力は2019年9月にタネ・ヨシホの兄タネ(ハートマーク)ヨシキを1RでKOし、西日本統一フライ級王者となった。2020年2月にはINNOVATIONで清水陽斗にも初回TKO勝ちで戦績を7戦無敗としたが、12月の花岡竜との無敗対決で初黒星。右ストレートに破壊力を持つ。
林はジュニアキック出身で、2015年オールジャパン・ジュニア・キックボクシング全国大会準優勝。プロでは滉大、KING剛、大崎孔稀らトップ選手と拳を交えており、DEEP☆KICKやHOOST CUPで活躍している。4月11日のDEEP☆KICKでは一樹に3R2分35秒、KO勝ちを収めたばかり。
スーパーフェザー級(58.97kg)3分3RではINNOVATIONライト級8位・翔貴(岡山ジム)が新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)と対戦。
翔貴はRISEやKNOCK OUTにも出場。栗秋祥梧を相手にドローに持ち込んだ戦績が光り、2020年10月の『NO KICK NO LIFE』では森井洋介から右ストレートでダウンを奪いあわやというところまで追い込んだが逆転KO負けを喫した。
新田は6勝2分とデビューから無敗。4月のKNOCK OUT-EXではスーパーフェザー級転向第一戦で角谷祐介に1R48秒、ヒザ蹴りによるTKO勝ちを飾っている。