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【Bellator】“ラストドラゴン”となるのか、史上最大のライトヘビー級トーナメント開幕! リョート「いまを生きる」vs.ベイダー「俺たちの誰もが“UFC王者”を倒すことができる」

2021/04/09 11:04
 2021年4月9日(日本時間10日)、米国コネチカット州モヒガン・サンアリーナにて開催される「Bellator 256: Bader vs. Machida 2」の前日計量が8日(同9日)同地にて行われ、メインのライトヘビー級ワールドGP1回戦(準々決勝)に出場するライアン・ベイダー(米国)とリョート・マチダ(ブラジル)がともに計量をパスした。  8人トーナメントの同GPは、ベイダーvs.マチダの今大会から開幕。  4月16日の「Bellator 257:Nemkov vs. Davis 2」では、トーナメント1回戦(準々決勝)&ライトヘビー級王座戦として、現ライトヘビー級王者のワジム・ネムコフ(ロシア)と、元王者のフィル・デイビス(米国)が対戦。  さらに、元UFCファイターのコーリー・アンダーソン(米国)が、8連勝中でBellator初参戦となるドヴレドジャン・ヤグシムラドフ(トルクメニスタン・18勝5敗1分)と対戦する。  また、5月7日の「Bellator 258: Archuleta vs. Pettis」では、UFCで実現しなかったアンソニー・ジョンソン(米国)vs.ヨエル・ロメロ(キューバ)が行われる予定で、元UFCのトップ勢が集結するワールドGPとなっている。  公開計量では、先に元UFCライトヘビー級王者リョート・マチダが204.6ポンド(92.80kg)でパス、元ライトヘビー級王者にして現ヘビー級王者のライアン・ベイダーは205ポンド(92.98kg)で秤に乗り、ガッツポーズを見せた。  フェイスオフでは低い構えの臨戦態勢でファイティングポーズを取ったリョートに対し、ベイダーもファイティングポーズで応戦。画面にはオッズが映し出され、ベイダーが-300のフェイバリット、リョートが+240のアンダードッグとなっている。 [nextpage] リョート「GPは私のすべてを紹介する絶好の機会」  リョートは、UFCでエリク・アンダース、ヴィトー・ベウフォートを相手に2連勝後、Bellatorに移籍。ハファエル・カルバーリョ、チェール・ソネンを下し4連勝も、2019年9月にゲガール・ムサシに、2020年9月にフィル・デイヴィスに、いずれもスプリット判定で敗れ、2連敗中だ。計量前のメディアインタビューで、今回のトーナメントが最後の挑戦になるのでは、という問いに「最後の戦いについてはもう考えていません」と引退ロードについて否定。 「私はいつもその瞬間を生きようとしていることを忘れません。将来は何も予見できない。だから私はこの瞬間に私の人生のすべての分を生きようとします。引退や将来については何も言えませんが、すべてを頭に入れています。まだそれができると信じる限り、やりたいと思うまで私は戦います」と、42歳の“ドラゴン”は現役生活について語っている。  さらに、「17歳でブラジルで初めてMMAに挑戦して以来、挑戦することを望んでいます。私にとってこのGPは新たな瞬間であり、それを維持するために毎日、道場に行くことを愛しています。いまBellatorのライトヘビー級には優れたファイターが揃っています。このトーナメントには最高のライトヘビー級ファイターだけが参加していると信じているからこそ、20年の長いキャリアを経て、私にとってこのGPは素晴らしい機会であり、また敬意を表し、私のすべてを紹介する絶好の機会だと感じています」と、GPに臨む意気込みを示している。 [nextpage] ベイダー「俺たちの上にランクされた唯一の男は去った」  対するベイダーは、今回のライトヘビー級ワールドGPが、UFCの同級と比べられることについて、「BellatorとUFCの相互プロモーションの戦いは実現しないので、それについて語ることはできないけど、こう言うことは出来る。このトーナメントで俺たちの誰もが“UFCチャンピオン”を倒すことができる。俺とコーリー・アンダーソン、アンソニー・ジョンソン、フィル・デイビス──UFCを去ったとき、俺たち一人ひとりはトップ3だった。そして、俺たちの上にランクされた唯一の男はジョン・ジョーンズで、彼は205ポンドを去っている。みんなBellatorのライトヘビー級部門を尊重する必要がある」  さらに、現ヘビー級王者のベイダーは、ヘビー級のベルトも保持することを望んでいる。 「俺はそれを諦めていないよ。Bellatorが俺のところに来て、このトーナメントで戦いたいかどうか尋ねたとき、彼らはこのヘビー級のベルトも持つことができると言った。暫定ベルトが出来るかもしれないが、ティム・ジョンソン次第だろう。彼は一番の候補かもしれないね」と語っている。  前ライトヘビー級王者のベイダーは、UFC時代の2012年8月にリョートと対戦し、2Rに右フックで飛び込んでところに、リョートのカウンターの右の突きを浴びてKO負けを喫しており、約9年ぶりの再戦で雪辱を果たせるか。GPは7月に準決勝、10月に決勝が行われる予定だ。 [nextpage] 渡辺華奈のライバルたちも参戦、女子8選手計量結果・写真 SHOWTIME 9 p.m. ET/6 p.m. PT 【メインカード】 ▼ライトヘビー級ワールドGP準々決勝 5分5Rライアン・ベイダー(米国)1位 205ポンド・92.98kgリョート・マチダ(ブラジル)4位 204.6ポンド・92.80kg ▼女子フライ級 5分3Rリズ・カムーシュ(米国)2位 125.4ポンド・56.88kgヴァネッサ・ポルト(ブラジル)126ポンド・57.15kg ▼フェザー級 5分3Rアダム・ボリッチ(ハンガリー)3位 145.8ポンド・66.13kgジェレミー・ケネディ(カナダ)8位 145.7ポンド・66.08kg ▼女子フェザー級 5分3Rキャット・ジンガーノ(米国)3位 145.2ポンド・65.86kgオリヴィア・パーカー(米国)145.4ポンド・65.95kg ▼ライト級 5分3Rゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)3位 155.8ポンド・70.66kgダン・モレット(米国)155.6ポンド・70.57kg [nextpage] ロシアの白ワンピースvs.星条旗ガールがフェイスオフ 【プレリミナリー】BELLATOR MMA YouTube channelSHOWTIME Sports YouTube channelPluto TV6 p.m. ET/3 p.m. PT ▼ミドル級 5分3Rダルトン・ロスタ(米国)185.5ポンド・84.14kgトニー・ジョンソン(米国)185.2ポンド・84.00kg ▼女子フェザー級 5分3Rタイタ・ノゲイラ(ブラジル)146ポンド・66.22kgジェシカ・ボルガ(米国)145.2ポンド・65.86kg ▼バンタム級 5分3Rキャス・ベル(米国)8位 135.6ポンド・61.50kgジョネル・ルゴ(米国)10位 135ポンド・61.23kg ▼フェザー級 5分3Rコディ・ロウ(米国)145.2ポンド・65.86kgネイサン・ガリーブ(米国)143.8ポンド・65.22kg ▼バンタム級 5分3Rジェイロン・ベイツ(米国)136ポンド・61.68kgジェフレイ・グロスナー(米国)137.8ポンド・62.50kg ※体重超過 ▼ライト級 5分3Rナイアナ・ドゥン(米国)155.9ポンド・70.71kgイジー・ウィリアム(米国)156ポンド・70.76kg ▼女子フライ級 5分3Rダイアナ・アヴサラゴヴァ(ロシア)125.8ポンド・57.06kgタラ・グラフ(米国)125.2ポンド・56.78kg ▼バンタム級 5分3Rジョン・ドウマ(米国)135.4ポンド・61.41kgウィル・スミス(米国)134.6ポンド・61.05kg
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