どの技でもしっかり倒せるように全体的にパワーアップしている
――今回対戦するモハン・ドラゴン選手についてはどのような印象がありますか?
「パワーがあってとにかくKOを狙って荒い攻撃を仕掛けてくる印象しかありません(笑)」
――階級を上げていく中で対戦相手として意識したことはありました?
「それは全くなかったのですが、K-1に出ていた頃に試合を見たことはあって名前は知っていました」
――モハン選手の攻撃は大振りですが、もらってしまってダウンしてしまう選手は多いです。元SB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭選手もモハン選手と初対戦した時(2013年4月20日)はそのパンチをもらって1RKO負けでした。そこはやはり警戒していますか?
「やってみないとわからない部分はありますが、ミット練習で振り回すパンチへの対策をしていますし、兄に仮想モハンになってもらったりしていて、攻略イメージは出来ているので確実に倒す試合になると思います。今後外国人選手とどんどんやっていきたいと思っている中で、そのための一つの試合です。こういうことはあまり言いたくはないのですが、モハン選手の攻撃はもらわない自信がありますし、もっとレベルもパワーも上の外国人選手とやっていきたいので、そういう意味でも今回はしっかりと倒して、この程度の選手では全く相手にならないというのを証明します」
「いつも通りなんですが、蹴り、パンチとどの技でもしっかり倒せるように全体的にパワーアップしています。日菜太戦を経験したことで、より一層意識しないといけないことが増えていて、そこも踏まえて強化しているのでさらに強くなった姿を見せられると思います」
――今回70kgよりも軽い契約体重での試合になりそうですが、減量は問題はありませんか?
「68kgぐらいに落ち着くのであれば問題はありません。ベースは70kgでやっていきますが、コロナ禍が収まった後に4選手(ザカリア・ゾウガリー、チャムアトーン・ファイタームエタイ、チャド・コリンズ、ピンペット・バンチャメーク)へのリベンジも見据えているので実験的な意味合いも含めて少し階級を落とすのもいいかなと思っています」
――今後、格闘技界の大きな流れとしては、5月30日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で『RIZIN.29』が開催されることが発表されました。キックルールをメインにカードが組まれるということですが、意識してますか?
「まだ目の前に集中しているので意識はしていませんが、SBの注目度を上げるためにも試合のお話があるのであれば出場させていただきたいですし、外国人選手を含めて強い選手とやれるのであれば是非お願いしたいです。次のSBは6月20日ですが、僕はどんどん試合をしたいタイプなので試合間隔が短くても問題はありません」
――実際、2018年7月29日のRIZIN初出場となった『RIZIN.11』に出場(ウザ強ヨシヤに2RKO勝ち)し、その2週間後の8月12日の『RIZIN.12』(小川翔に判定勝ち)にも出場と、短いスパンで試合に出られていましたよね。
「そうですね。そのRIZIN初出場の時は大会2日前のオファーだったのですが、2週間後にまたRIZINが別の場所で開催されるというのでついでに出させてもらおうと思って出た大会でした(笑)」
――自分でもタフだなと思いませんか?
「そう思います(笑)。日菜太選手との試合でも大きなケガはなくすぐに練習を再開できたので、丈夫なんでしょうね」
――最後にファンにメッセージを。
「僕は必ず世界に行って、世界のテッペンに立ちます。そのためには皆さんの応援が必要です。SBファンの皆さん、僕に力をください。一緒に世界へ行ってください。これからもよろしくお願いします!」