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元K-1王者・久保優太、ボクシングではなくMMAに転向か?前田日明に「K-1ファイターだからMMAになったら負けてしまうという根底を覆したい」

2021/04/05 12:04
 2020年6月に記者会見を行い、K-1 WORLD GPウェルター級(-67.5kg)王座を返上、K-1を引退してボクシングに転向することを発表した久保優太。「僕はオリンピックで、ボクシングで金メダルを獲りたい。あとプロでもチャンピオンになりたいので転向することを決めました」との理由を説明し、「半年以内にはデビューできると思います」としていたが、新型コロナウイルスの影響があるとはいえもうすぐ1年が経つ。  久保のSNSを見てもボクシングの練習をしている様子はなかったが、3月30日に公開された『前田日明チャンネル』にて久保は前田と対談。今後、何を目指しているのかと聞かれると次のように答えた。 (写真)前田日明が久保を“天才”だと惚れ込んで対談が実現した(『前田日明チャンネル』より)「本当はボクシングでオリンピックの予選に出ることを目標にしていたんですが、最近MMAの練習をしたら凄く楽しくて。MMAは今まで覚えたことがなかったのと、寝技になったら何もできないというのを凄く感じて。それと同時に覚えることによってこうされたらこうやるっていうのが明確になっているじゃないですか。それが自分の理屈っぽい性格の部分に凄く合っていて、たくさん覚えることがあって楽しいなって魅力を感じてしまいました。それで最近はMMAばかり練習をするようになっています」と、MMAにハマっているというのだ。 (写真)テクニシャンであるだけでなく、技術解説も的確だと定評のある久保 これだけなら練習だけとの受け取り方も出来るが、前田の「MMAをやるんだったら身体作りも必要だよ。組んで動ける身体作りをしないと」との言葉を受け、「ご指導いただけたら嬉しいです」と身体作りもしていくようだ。  さらには「自分はミルコ・クロコップとかを見ていて、ルールに凄く柔軟じゃないですか。K-1ルールやっても、MMAルールやっても強い。この何をやっても強いヤツっていうのに凄く憧れるというか。K-1ファイターだからMMAになったら負けてしまうという根底を覆したいという強い想いが凄くあります」と、“和製ミルコ・クロコップ”を目指したいとの発言も。  ボクシングから方向転換しただけに、MMAからも方向転換する可能性もあるが、久保がMMAに興味を持っているのは事実。果たしてMMA転向はあるのか。  この『前田日明チャンネル』での前田日明と久保優太の対談動画は前・後編で公開されており、前田が天才だと驚いたという久保に対談を申し込み、格闘技論を交わすという内容となっている。
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