気合いの入った表情でミット打ちをする瑠久改め小嶋瑠久 (C)K-1
2021年4月23日(金)東京・後楽園ホール『Krush.124』にて、斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)とKrushスーパー・ライト級3分3R延長1Rで対戦する小嶋瑠久(PURGE TOKYO)が公開練習を行った。
今回の試合から、瑠久は木村“フィリップ”ミノルや芦澤竜誠を擁するPURGE TOKYOに所属を変更。またリングネームも本名の「小嶋瑠久」に変更し「名字って代々決められているものじゃないですか? 自分は日本人だし、フルネームを使うべきなんじゃないかと思って。今回から自分は別人になったので、リングネームを変えるいい機会でした」とリングネームはもちろん、生まれ変わったつもりで斉藤との試合に挑む。
新しい練習環境では、「新しい自分を作ろうとしていて、意識から日頃の私生活から全部変えました。強くなるために、練習もそうですけど、すべては格闘技のために。それ以外の時間は準備だと思って、毎日毎日生活しています」と、意識を変えて格闘技に没頭している。
瑠久がこのような心境になったのも「このジムには周りに世界チャンピオンがいるじゃないですか。ミノル選手だったり、(久保)優太さんだったり、そういう選手を見て、『世界王者になる人って、こういうことから始めてるんだ。自分もそうしなきゃなれないんだ』と思いました。それで変えました」と、K-1のトップ選手たちに混じって練習することで刺激を受けたようだ。
以前は試合前の不安に駆られることが多かったが、現在は「今はもう自信がドンドンついてきて、全然違います。今はワクワクしています。早く試合をして、練習して強くなってきたところを見せたい」と、精神面での成長も強調。
試合の日が待ち遠しい様子で、対戦相手の斉藤に関しても、「今回は本当にデビュー戦だと思って準備してるので、相手は関係ないですね。特に印象もないです」と、特別に意識することもない。「ここに来て、今までは何もできてなかったっていうのを知ったので。全て間違ってるというか、構えからもそうですし、格闘技に対する気持ちから全てパワーアップしてますね」と、練習の成果も実感している。
目標もしっかりと定まっている。2019年11月のK-1横浜大会で敗れた、現K-1スーパー・ライト級王者の山崎秀晃へのリベンジだ。
「K-1チャンピオンの山崎選手を倒すという目標が第一にあって、そこしか見てないというか。そのためにも今回の試合は大事ですし、全て踏み台にして、必ずあそこまで辿り着いて、もう一度目の前に立って、ぶっ倒したいと思っています」と、打倒・山崎を誓う瑠久。
「(山崎の前に)立つ頃には、立つだけで相手に恐怖を与えられる選手になっていると思う。そうなりたいし、そうなります」と、斉藤との試合を乗り越え、さらなる成長を約束していた。