K-1 WORLD MAX 2003・2008世界王者の魔裟斗がYouTubeに進出。まず3月19日にK-1 WORLD GP 2003・2004準優勝の元K-1ヘビー級日本人エースの武蔵と共に『魔裟斗&武蔵チャンネル ムサマサ!』を開設。K-1の黄金期に活躍した2人がタッグを組んで、K-1のことはもちろん、スダリオ剛問題やカーフキックについても語るなどの動画をアップ。
続いて3月29日には魔裟斗が個人でも『魔裟斗チャンネル』を解説。その第一弾動画では、3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~』の主な試合を戦前に予想。大会終了後に答え合わせをするというもの。
メインイベントのK-1スーパー・フェザー級タイトルマッチ、王者・武尊(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)vsレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)を「なんやかんや言っても武尊が持っていくかなと思っていたんですけれど、計量で身体を見たわけですよ。その身体を見た時の仕上がりと2人が並んだ時のサイズ感。最終的な結論はレオナ・ペタスの勝利を予想しますね」と予想して、解説席へ向かった魔裟斗。
結果はご存じの通り武尊のKO勝ちで、魔裟斗は「僕の予想は見事外れてしまいましたけれど、外れてもよかったね。あれだけの試合を見せられて。興奮して眠れないですよ。素晴らしい試合でしたね」と絶賛する。
さらには「武尊が自分で天心戦への切符を勝ち取ったんじゃないかなって僕には見えたんですけれどね。天心が来ているところを見て。年内中に実現させてほしいですよね」と、実現へ向けてまた一歩前進した武尊vs那須川天心の試合について話した。
3月31日には『魔裟斗&武蔵チャンネル ムサマサ!』にて動画を更新し、2人で武尊vsレオナを振り返った。
魔裟斗は「判定になると思っていたんですよね。武尊爆発したなって感じだったね。予想以上に最高の試合をしてくれた。K-1って試合を見せてくれましたよね。あの大舞台で思い切り振っていた。それをやれるのが武尊の強さかな」と、武尊の思い切りの良さを高く評価。
武蔵は「レオナ選手が打たなしゃあない状況を作った。打ちに行っている分だけ、レオナ選手の返しに対して先に当てられるっていう優位性を自分で作った」と解説。
そして話はやはり武尊vs那須川天心のこととなり、魔裟斗は「昨日の試合を見たら俺は武尊だなって思いましたね。あとハンドスピード。天心も速いんでしょうけれど、武尊も連打のスピード速いですよ。速いのと、打たれ強い。タフさでいったら天心と武尊だったら武尊の方があるでしょうね」と、武尊の勝利を予想する。
武蔵が「天才肌の人間ほどここ(ハート)が弱いんですよ。試合中に上手くいかんかった時に。上手くいかんかった時にどんどん壊れだす。アーネスト・ホーストがそうだったでしょう。パーフェクトやけれどネジが一個外れるとガガガガガっともろくなる。だからボブ・サップには2回負けている。那須川天心は天才やけれど、100%ここが強いっていう…」と、武尊のハートの強さを評価すると、魔裟斗は「ここの強さは武尊の方が全然強いでしょうね。昨日の試合を見たら武尊が倒すんじゃないかと思いましたね。倒すまで行くんじゃないか」と武尊がKOする可能性すらあるとする。
しかし武蔵は「KO必至の試合になると思う。武尊は当てたら絶対に倒せるやろうし、天心もやっぱりカウンター。ハンドスピードは速いから倒すならカウンターやろうし。倒しに行くパンチの分だけ、当たった時は余計に効くと思う」と、那須川のカウンターで武尊が倒れる可能性も否定できないとした。
また、2人は那須川vsロッタンの映像をチェックして『天心攻略法』を考える。魔裟斗は左ジャブを使った攻略法を話し、「俺だったら狙えると思う」とジャブがカギになるとした。
なお、魔裟斗は個人チャンネルの方で「まだ身体が動くのでいろいろなスポーツとか、マラソン、クロスフィット、トライアスロンとかいろいろなことに挑戦できたらと思っている」と、身体を使った動画も今後アップしていきたいと語っている。