井上直樹と石渡伸太郎が1回戦でいきなり激突(C)ゴング格闘技
2021年5月23日(日)に東京ドームにて開幕する『RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント1回戦』の組み合わせ抽選会で、いきなり激突が決まった石渡伸太郎(CAVE)と井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)が、それぞれの想いをYouTubeで語った。
16席の枠順が設けられた抽選会で、5番目の選択権を得た石渡。
「あのシステムは緊張する。胃が痛かったけど、5番を引いて、何よりもほしいのは優勝だから、1回戦の相手を4人の中から選べるなと思ったら……」朝倉海が渡部修斗の隣を選択。大塚隆史が獅庵の隣を選択したため、石渡はトーナメントの右端に1人座り、相手を待つことに。
扇久保博正(vs春日井寒天たけし)、倉本一真vs.アラン“ヒロ”ヤマニハ、瀧澤謙太(vs.今成正和)らが石渡の隣を避けるなか、10番目の選択権を持つ井上直樹は、扇久保の前を通過し、石渡の隣に座った。
「来るなよ、来るなよ、扇久保が呼んでるから行けよ」と井上の歩みに感じていたという石渡。
「なんで俺なの? マジか、一番キツいやつが来た。朝倉海選手、井上直樹選手が頭ひとつ出ていると思ったから、1回戦は避けたかった」と当初は思っていたが、時間を経て、「でも準決勝、決勝で2試合戦うとしたら、その2人と戦うかもしれないと思って」と、現在はプラスにとらえているという。
今回のバンタム級ジャパンGPは、5月23日(日)に東京ドームで1回戦4試合が行われ、翌週の5月30日(日)に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市立中央体育会館)にて、1回戦の残り4試合が行われる。2ndラウンドは9月中旬~下旬に関東圏近郊で開催(東京五輪の開催有無によって会場が決まる)されるため、大晦日のワンデーで準決勝・決勝戦の2試合により優勝者が決まる。
「シャッフル(の権利が自分に)あったら、絶対使ってた」と苦笑する石渡だが、「逆にいまにして思えば、優勝しようと思って出てるなら、一番強い相手を一番最初に叩けるんだったら、優勝に一番近くなるのかな、といまは気合を入れてもう、腹は決まっています」と、GPの頂点に立つためには、無傷で最初にライバルを潰せた方がいいと、気持ちを切り替えたという。
「だんだん腹が立ってきて。あとから聞いたら(井上は)ずっとロックオンしていたらしいし、ナメられたもんだなと。若くて強い選手に負けないよ」と、意気込みを語っている。