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【K-1】なぜ城戸康裕は逆転KO勝ちに成功できたのか「武道館は運気がいい会場」

2021/03/29 21:03
 2021年3月28日(日)東京・日本武道館で開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~』の一夜明け会見が、29日(月)都内にて行われた。  第15試合のスーパーファイトK-1スーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで、初回に松下大紀(BELIEVE MAN)にダウンを奪われながらも2R2分47秒、逆転KO勝ちに成功した城戸康裕(谷山ジム)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「盛り上げたね、城戸さん。それで十分かなと。僕はお腹いっぱいなんですよ。いい仕事したなって感じですね」と、登場するなり自画自賛する城戸。 「『ああ、よかった! アブねー!』って感じです。危なかったですよね、マジで。煽り映像からメンチ切りと『Choo Choo TRAIN』までの流れ、あれで8割終わっていたんですよ。だから、残りの2割で試合してた。それでどうなるかと言うとガードが下がるんですよ。映像を何回も観たんですけれど、めっちゃガードが低い。めっちゃウケたから、フワフワ浮足立っていたからガードがめっちゃ低くて、あれじゃダメ。試合内容はうんこでした。昼時にすいませんね」と、試合前に流れる煽りVTRと松下のメンチ切りに対しての『Choo Choo TRAIN』のパフォーマンスがウケたことで気が緩んだという。  ダウンを取られた後は「覚えてない」と言っていたが、「まあ、覚えてないって言ったけれど、覚えてます(笑)。1Rダウンもらって、残り40秒っていうのは感覚でわかったんですよ。これはまず逃げないと、と。魔裟斗さんも解説で言ってましたよね、『これはベテランの時間稼ぎ』って。おっしゃるとおりです。『魔裟斗さん、それ言わないやつでしょ!』みたいな感じだったんですけど。そうすれば1分間のインターバルで、グラングランしているのを戻せるじゃないですか。そこでセコンドに『前に行きます』と。僕、ここ最近は距離をとってもらわずに倒すみたいな戦い方が多かったんですけれど、間合いをガンガン詰めていかないと勝ちはないと思って。だから、めっちゃ考えましたね。僕、距離取って戦う“アウト(ボクシング)”じゃないですか。でも、意外と接近戦もいけるんですよね」と、ベテランならではの判断があったと明かす。  日本武道館は2008年2月の「K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント」で初優勝したゲンのいい会場でもある。また、その決勝戦でもダウンの奪い合いの末にKO勝ちしている。城戸は「そうなんですよ。運気がいいんですよね。(VTRとパフォーマンスが)ウケたのも武道館だからですよね。考えてみてくださいよ、『Choo Choo TRAIN』やってる時にシーンとしてたら、そこでKO負けですよ(笑)。そうしたらもう無理無理無理、戦えない、戦えない」と武道館も味方したと笑う。  前日会見では重量級勢のパフォーマンスの前に、笑いをとることができなかったが「あれは腹減ってて(苦笑)。汚いんですよ、重量級勢は減量ないじゃないですか。たらふく食った状態でズルい。まあでも、昨日はいい大会だったんじゃないですか? 結果としてダウン取られたけれど、盛り上げた、いい試合になったということで」と、試合で盛り上げたからよしとするとした。  今後に関しては「まだまだいけるなって、本当に思いましたね。動きとか攻撃力とかは落ちてないというか、上がってるんじゃないかなと思います。というのも、77戦目で初めてです。ダウンを取られたことは何十回もあるけれど、逆転したのは初めてでした。まだ伸びていますね。右肩上がりで成長しております。ありがとうございます」と、今年の12月で39歳を迎えるがまだまだやれると自信を深めたようだ。  そして「やっぱり武尊は凄いですね。本当に凄いなと思いました。昔、魔裟斗さんと一緒に(試合に)出ていたけれど、魔裟斗さんが試合に勝って『ワーッ!』となった時に、悔しいとか思わなかったんですよ。『凄いな、この人』って思っていて、一個先のところにいて。羨ましいとか一切なかったんですが、武尊もまったく一緒ですね。凄いこの人、もっと見たいなって思う。いい選手ですね、本当に」と、メインで激勝した武尊を称えた
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